弥生時代の銅剣にサメの線刻画…海への畏れ?
*銅剣に線刻されていたサメ(奈良文化財研究所で)=長沖真未撮影
鳥取県立博物館(鳥取市)が所蔵する弥生時代中期の銅剣(長さ42センチ)にサメの線刻画が確認され、調査した奈良文化財研究所と同県が10日、発表した。
鋳造後の青銅器に線刻画が見つかるのは全国初。海への畏れや恩恵の象徴と考えられるという。
鳥取市の個人が1990年度に寄贈したもので、出土地は不明。根元近くに、鋭いひれのついた流線形の体(長さ2・3センチ)が描かれている。紀元前2世紀頃の鋳造で、同1世紀頃にサメが描かれたと判明した。
同研究所の難波洋三・埋蔵文化財センター長は「サメはこの地域独自のマークだったのかもしれない」と話している2016年02月11日
11時40分 読売
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