月が変形、摩擦熱…中心熱く「今も生きている」
月は約10億年前に火山活動が終わり、冷えて固まったものと考えられていたが、研究チームは「月は今も生きている」としている。論文が英科学誌ネイチャー・ジオサイエンス(電子版)に掲載された。
月は、最大で十数センチほど伸び縮みしていることが、月周回衛星「かぐや」などの観測データから明らかになっている。
この変形はこれまで、地球の引力の影響だけでは説明できなかったが、研究チームは、月の地表から深さ1200~1400キロ・メートルが軟らかい状態になっていれば起きることを突き止めた。月の半径は約1737キロ・メートルで、中心付近にあたる。
研究チームは「月が変形して内部に摩擦熱が生じ、熱くなっている」とみている。
2014年07月29日 08時13分 Yomiuri Shimbun
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