2012年12月15日土曜日

宇宙の夜明け


宇宙の夜明け見えた 初期の銀河、ハッブル宇宙望遠鏡使い撮影

ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した七つの初期銀河がある宇宙の領域(NASA・ESA提供・共同)

 137億年前のビッグバンから数億年後の宇宙の夜明けに誕生した七つの銀河の姿を、ハッブル宇宙望遠鏡を使って撮影するのに成功したと、米カリフォルニア工科大や東京大、米航空宇宙局(NASA)などの国際チームが12日発表した。
 最も古いものはビッグバンから3億8千万年後にできた。七つの銀河の形成時期には2億年以上の幅があり、研究者は「宇宙の温度が冷えて最初の星々が生まれた夜明けの時期を経て、一度にではなく徐々に銀河がつくられたことが確認できた」としている。
  チームには欧州宇宙機関(ESA)も参加。今年8~9月にハッブル望遠鏡の能力を最大限に使って、宇宙の限られた領域を集中的に観測した。撮影できた遠く の七つの銀河について光の波長成分を分析した結果、ビッグバンが起きた3億8千万~6億年後に形成されたと推定した。(共同)2012.12.13 09:03 産経ニュース

ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した七つの初期銀河。数字は波長成分のずれを示す値で、大きいほど古い(NASA・ESA提供・共同)

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