2015年9月30日水曜日

Liquid Water Flows on Today’s Mars

NASA Confirms Evidence That Liquid Water Flows on Today’s Mars

These dark, narrow, 100 meter-long streaks called recurring slope lineae flowing downhill on Mars are inferred to have been formed by contemporary flowing water. Recently, planetary scientists detected hydrated salts on these slopes at Hale crater, corroborating their original hypothesis that the streaks are indeed formed by liquid water. The blue color seen upslope of the dark streaks are thought not to be related to their formation, but instead are from the presence of the mineral pyroxene. The image is produced by draping an orthorectified (Infrared-Red-Blue/Green(IRB)) false color image (ESP_030570_1440) on a Digital Terrain Model (DTM) of the same site produced by High Resolution Imaging Science Experiment (University of Arizona). Vertical exaggeration is 1.5.  Sept. 28, 2015

2015年9月25日金曜日

電気で生きる生物

電気で生きる生物、初めて確認…理研と東大
 理化学研究所と東京大の研究チームは25日、電気をエネルギー源として直接利用し栄養分を合成する微生物を確認したとスイスの科学誌で発表した。
A.ferrooxidansの顕微鏡像
 太陽光を使う植物の「光合成」、メタンなど化学物質を利用する細菌の「化学合成」に加え、生物の第3のエネルギー利用法が見つかったことになり、理研の中村龍平チームリーダー(物理化学)は「光が届かず、利用できる化学物質もない場所で、新たな生物圏が存在する可能性を示すものだ」と話している。


 深海の熱水噴出孔には独特の生態系があり、これまで化学合成細菌が見つかっている。さらに、周辺の岩石には、熱水と触れることで電流が生じているため、研究チームは、噴出孔周辺にすむ「鉄酸化細菌」の一種に着目。ガラス電極の上に置いて0・3ボルトの電圧をかけ、二酸化炭素や水、アンモニアなどを加えて観察したところ、8日間で菌の数が2割増え、栄養となる糖分が作られた。この細菌は化学合成も可能ながら、体内で電圧を1ボルト以上に高め、微弱な電気エネルギーを活用する仕組みを持ち、研究チームは「電気合成」をしていると結論した。20150925 1903分 読売

2015年9月24日木曜日

21世紀中に解明されそうな古代ミステリー7つ

21世紀中に解明されそうな古代ミステリー7
ナショジオ考古学者が選ぶ、新技術によって解けそうな謎
*ホンジュラスの熱帯雨林の奥地で昨年、LiDARスキャナーを持った考古学者が、失われた都市の遺跡を発見した。LiDARは、レーザー光を使ってジャングルの林冠の下を探査する技術だ。このような新技術の登場により、「探検の新時代」が訪れている。
 ナショナル ジオグラフィック協会が初めて考古学者に支援金を出したのは、1912年のこと。支援を受けたハイラム・ビンガム氏は、当時の最新技術であるコダックのカメラを持って、マチュピチュへと旅立った。あれから100年の間に、驚くほどのツールが登場した。人間の目に見える波長を超えて「見る」ことができるリモートセンシング装置や、人間がやれば1000年はかかる計算を一瞬でこなすコンピューターなどだ。

 協会フェローの考古学者、フレデリック・ヒーバート氏は言う。「ナショナル ジオグラフィックが、21世紀を“探検の新時代”と呼ぶのには、理由があります。今世紀に何かを発見し、解明できるチャンスは、無限にあるかのように考えられるからです」 そこでヒーバート氏に、今世紀中に解明できそうな古代ミステリーを予測してもらった。

1. 中南米における未知の都市、文明の発見
「考古学者は、LiDARLight Detection and Ranging:光検出と測距)を使って、ホンジュラスやベリーズなどの地でうっそうと茂るジャングルの林冠の下を、文字通り“見る”ことで、今まで存在が知られていなかった共同社会を見つけようとしています」

2. チンギス・ハーンやアレクサンドロス大王の墓の発見
 地中レーダー(GPR)などの新技術により、発掘せずとも地中を見ることができるようになった。ナショナル ジオグラフィックの「ハーンの谷」プロジェクトでは、ヒーバート氏のチームが衛星画像を使ってチンギス・ハーンの墓地と考えられる地点をいくつか特定し、GPRを使ってその信頼性を判断した。「このときはチンギス・ハーンの墓を見つけられませんでしたが、比較的小規模な地物を探して広範囲を調査するにはうってつけの方法です。けっきょく、数当てゲームのようなものなんです。どれだけの範囲を調査できるかで、何かを発見できる確率が決まる。チンギス・ハーン以外にも、アレクサンドロス大王(の墓)だって見つけられるかもしれません」

3. 秦始皇帝陵への立ち入り
 考古学者は、中国・西安にある兵馬俑に囲まれた秦始皇帝陵の場所を知りながらも、2000年以上前の遺物を損傷する恐れから、扉を開けることを躊躇している。「GPRや磁気探知器を使えば内部構造を知ることができます。最終的には小型ロボットを使って墓に入り、内部をほとんど乱すことなくデータを収集できるようになるでしょう」

4. 古代ミノア人が遺した謎の言語の解読
 地中海で栄華を誇ったミノア文明が発見されて1世紀以上になる。しかし、線文字Aとして知られるその言語は、いまだに解読されていない。「これまでに、1400例以上の線文字Aが発見されており、研究が行われています。今の私たちには、ビッグデータというツールがあります。IBMのワトソンに解読をやらせてみない手はありません」

5. ナスカの地上絵の目的を知る
 ナスカの地上絵の目的はまだ理論化されていない。精緻に描かれたペルーの地上絵は、星座を描いたものなのか? 水源に関係するものなのか? 人類学者ヨハン・ラインハルト氏は、ナスカの地上絵に関しては、理論を証明できるような評価が何一つできていないと述べており、ヒーバート氏もこれに同意している。「この分野でこそ、日々パワフルになるコンピューター分析により、大量の地理的・考古学的データを処理することが非常に重要になるでしょう」

6. 無傷のネアンデルタール人の発掘
4万年の時を経て、2007年にシベリアで見つかったマンモス。氷床の融解により、長く凍結された遺物は今後も発見されるだろう。
 地球温暖化で氷床および氷河の融解が進んでおり、保存状態のよいネアンデルタール人が出現する「可能性が非常に高い」とヒーバート氏。シベリアでは、4万年前の赤ちゃんマンモスが発見されている。

7. 北米に存在したバイキングの確認

 温暖化で氷河の秘密が解き明かされるのと同じように、カナダ沿岸部の融解により、バイキング社会のネットワークが明らかにされるだろう。これにより、南北アメリカ“発見”の歴史は書き換えられると、ヒーバート氏は予測する。「南北アメリカではすでに、2カ所のバイキング・コミュニティーが発見されています。その解明が進むにつれて、大西洋沿岸全域で発見が進むことは想像に難くありません」2015.09.15 ナショジオ

カフカス最古の文字発見

カフカス最古の文字発見、ジョージア古代神殿で
石版に刻まれた謎の文字が、カフカスの歴史認識を変える
*ジョージア(グルジア)、グラクリャーニの古代神殿跡から出土した、石の側面に彫られた謎の文字。カフカス地方で発見された文字のうち、最古のものと見られる。
 ジョージア(グルジア)のトビリシ国立大学で考古学を学ぶソフィア・パータシュビリ氏は先月、鉄器時代のグラクリャーニ遺跡の古代神殿の発掘作業中に、変わったものに気づいた。崩れた祭壇下の石板に彫られた一連の模様だ。
 ほかの神殿で見つかった碑文とは違い、ここに記されているのは動物や人間でも、不規則な装飾でもなかった。
 トビリシ大学考古学研究所の所長で、これまで8年にわたりグラクリャーニ調査団を率いてきたバフタング・リチェリ氏によれば、これはカフカス地方で生じた最古の文字と考えられ、これまでに発見されていたこの地域独自の文字よりもゆうに1000年は古いという。

「この発見は、ジョージアの歴史にとって重要なだけではありません。文字の歴史においても重要なのです」と、リチェリ氏は言う。
 発掘された碑板(約80センチ×8センチ)の一部には、岩を深くえぐって刻まれた文字が、少なくとも5種類見てとれる。リチェリ氏は古代ギリシャ語やアラム語の文字との類似点を指摘する一方で、全体的に見て、ほかのどの文字体系とも関連性がないという。
 これは装飾ではなく、文字体系の一部であるのは疑いようがないと、リチェリ氏は考える。「装飾なら、2つか、4つか、6つおきに、繰り返しがあります。ここに繰り返しはありません」。なめらかに仕上げた彫刻者の腕についても「とても手慣れていますから、これが初めてということはないでしょう」と指摘する。

 リチェリ氏によると、碑文は神殿が建てられた紀元前7世紀のものと考えてさしつかえなさそうだ。指標となるのは同遺跡で見つかった土器の破片。色や素材、デザインにおいて、ジョージア各地の同じような遺跡からの出土品と共通点があるので、年代についてはほぼ疑いの余地はないという。


*紀元前600年前後のイベリア(カルトリ)地方。 実線は現在の国境線。グレー部分は国境線紛争中の地域。

文明の停滞期はなかった
 このわずか数文字が、古代ギリシャや古代ローマの人々がイベリアと呼んだ(イベリア半島とは別)、黒海沿岸まで広がる地域の住民について、従来の歴史認識を覆した。
 考古学者たちは長年、紀元前4000年には、この地に文字文化があったことは知っていた。ジョージア各地の発掘調査で、古代アッシリアや古代ギリシャ、古代ペルシャの硬貨やビーズ、土器などが見つかっていた。

 だが紀元前2000年末から紀元前5世紀まで続いた鉄器時代に関しては、イベリアに文字があった痕跡はこれまで見つかっていなかった(ジョージアやアルメニアで最古とされてきた文字は、この地域の住人がキリスト教に改宗した直後の、紀元5世紀以降のものだった)。(以下略)2015.09.24 ナショジオ

「破骨細胞」の働き、宇宙で強まる

「破骨細胞」の働き、宇宙で強まる…骨密度減少
 重力がほとんどない国際宇宙ステーション(ISS)で飼育したメダカは、骨を分解する「破骨細胞」の働きが強まり、骨密度が減少していたとする研究成果を、東京工業大の工藤明教授(骨生物学)らの研究チームがまとめた。英科学誌サイエンティフィック・リポーツに論文が掲載された。

 宇宙滞在中の飛行士も骨密度が減少するが、メカニズムはわかっていなかった。人間も同じ仕組みで骨が分解されると考えられ、研究チームは「宇宙に長期滞在する飛行士の健康管理のほか、高齢者の骨粗しょう症の予防への活用が期待できる」と指摘している。

 実験に使われたのは、2012年にロシア宇宙船ソユーズでISSに打ち上げられ、約2か月間飼育された後、地上に戻ったメダカ16匹。研究チームが宇宙で飼育されたメダカの喉の奥にある骨を詳しく調べたところ、地上のメダカよりも破骨細胞の働きが活発になり、骨密度が約2割減っていることがわかった。遺伝子の働きにも一部、異常が見られた。20150924 1722分 読売

最北の新種恐竜


「オーロラ見て雪の中で生息」…最北の新種恐竜
*オーロラとともに描かれた新種恐竜の想像図(アラスカ大提供)
 【ワシントン=三井誠】北極圏に位置する米アラスカ州北部で発掘した恐竜化石が新種だったとする研究成果を、米アラスカ大の大学院生だった森浩嗣さん(33)(現・長崎県西海市学芸員)らの研究チームがまとめた。

 論文が古生物学の専門誌に掲載された。草食恐竜ハドロサウルスの仲間で、これまでに見つかった最北の恐竜の一つとみられる。
* 化石は全長が約10メートル。年代は約6900万年前(白亜紀末期)と推定された。研究チームは「冬は樹皮や木の枝を食べてしのいでいたのではないか。オーロラを見て、雪の中で過ごしただろう」と指摘している。

 当時は地球全体が温暖だったが、同じ地層の植物化石などから推定すると、化石が見つかった地域の平均年間気温は6度程度。現在の札幌市(約9度)よりも寒かったとみられる。20150924 1718分 読売

「STAPはES細胞」

「STAPはES細胞」確定…再現実験全て失敗
 STAPスタップ細胞の論文不正問題で、理化学研究所などは、STAP細胞由来とされる試料はすべて、以前から理研に存在していたES細胞(胚性幹細胞)由来だったとする調査結果を24日付の英科学誌ネイチャーに発表する。
 小保方晴子・元理研研究員の研究室に残っていた試料の遺伝子を解析した。理研の外部調査委員会が昨年12月、同様の結論を出しているが、国際的な科学誌に発表されるのは初めて。


 また、米ハーバード大など米、中、イスラエルの7研究室がSTAP細胞の再現に計133回取り組み、いずれも失敗に終わったとの報告も掲載される。小保方氏らが昨年7月にSTAP論文を撤回した際は、複数の画像の不正が理由だったが、これで、STAP細胞の存在根拠は国際的、科学的に完全に失われた。20150924 0555分 読売

2015年9月23日水曜日

「不老不死」クラゲ

老いても若返る「不老不死」クラゲが人気 下関
水槽に漂うベニクラゲ=山口県下関市
 老いても若返る「不老不死のクラゲ」と呼ばれるベニクラゲが、山口県下関市の水族館・海響館で展示され、人気を集めている。


 傘の直径は1センチ程度の小型のクラゲで、傘の中に透けて見える消化器が赤いのが特徴だ。展示されているのは北海道でとれた約50匹。一般的なクラゲは成熟後に衰弱して死ぬが、ベニクラゲは再びクラゲの前の成長段階である「ポリプ」に戻り、若返りを繰り返すという。(上山崎雅泰)20159231725分 朝日

秋の味覚は美容に効果的

美味しく食べて綺麗に! 秋の味覚は美容に効果的
秋の味覚の「柿」は驚くほど栄養満点
「柿が赤くなれば、医者が青くなる」という言葉があるほど、実は柿は栄養がたっぷりなんです。
まずビタミンCを豊富に含んでいて、柿一つで一日分のビタミンCを補えてしまうほど。さらに、抗酸化作用がありアンチエイジングに有効なポリフェノールは、なんとぶどうの5倍も多く含んでいるんだそう!

また、柿に含まれるカリウムには水分の代謝や利尿作用があり、むくみやセルライトに悩む人にもオススメです。
そのほかにも、柿は実は二日酔いにも効果的。これは柿に含まれる「タンニン」によるもので、アルコールを肝臓で分解するときにできる「アセトアルデヒト」という有害物質を、無害にする働きがあるんです。
秋は「栗」で美肌を目指そう
栗は美肌に効果的な成分をたっぷり含んでいます。その代表がビタミンC。本来ビタミンCは加熱処理で効果が失われてしまうのですが、栗に含まれるビタミンCの場合、でんぷんに守られているので、加熱してもビタミンが壊れにくいのが特徴。

夏に受けたダメージを回復させシミやそばかすを防ぐためにも、この時期積極的に摂りたい栄養素の一つです。また、ビタミンB1B2が豊富で、疲労の回復や、肌、粘膜を健康な状態に保ちます。
食物繊維も豊富で、ゴボウやサツマイモよりも含有量が多いというから驚き!
ただし、カロリーが高めなので食べ過ぎは避け、一日五個程度にしましょう。
秋刀魚でアンチエイジング

脂がのりこの時期とっても美味しい秋刀魚
秋刀魚には必須アミノ酸を含む良質のタンパク質や鉄分、ビタミン、さらにはEPADHAが含まれています。コラーゲンの合成を促す鉄分や、血液の流れを良くする必須脂肪酸なども豊富で、まさにアンチエイジングにぴったりの食材。

さんまの皮部分にはビタミンBが、わた部分にはレチノールというコラーゲンの生成を促す成分が豊富なので、せっかく食べるなら皮もわたも丸ごと食べることをおすすめします。

また、大根おろしと一緒に食べると、大根の酵素が秋刀魚のビタミンや鉄分などの吸収を促進してくれますし、皮やわたの苦みも軽減してくれ食べやすくなります。0921 09:58BEAUTE

さつまいもを皮ごと食べると「オナラが出ない」

食欲の秋! さつまいもを皮ごと食べると「オナラが出ない」って本当!?
*秋の味覚の一つ、さつまいも。

■さつまいもとオナラの関係
さつまいもを食べるとオナラが出てしまうのは、人間の消化管のしくみとの関係によって仕方ないことです。さつまいもに含まれるデンプンは、胃から小腸で消化されていくのに時間がかかります。食べ物がお腹の中に長時間留まることになると、発酵してガスが発生してしまいます。そうして大腸でたまったガスがオナラとなって排出されます。普段よりも多くのガスが発生するので、臭いは強くないオナラでしょう。オナラを我慢するのも良くありません。

■皮ごと食べればオナラ知らず
そんなさつまいもですが、なんと、皮ごと食べればオナラが出にくくなるのです。さつまいもという一つの食材だけで自己完結できるなんて、素晴らしいですよね。皮のすぐ内側に含まれるヤラピンという成分が、さつまいもの消化を促す酵素なのです。生のさつまいもを切ると、皮付近から白い液体が出てきますよね。それがヤラピンです。さつまいもの皮は薄いので、むこうとすると内側まで一気に厚くむけてしまいます。なので、いっそのこと皮をむかずに食べるようにしてみましょう。

■美肌の味方

ところでさつまいもは、美容にも良いのです。さつまいもには食物繊維が含まれているため便秘解消に効果的で、しかも血糖値のコントロールなどもしてくれるのだそう。カリウムも多く含まれているので、むくみや低血圧対策にもなります。皮にはカルシウム、ビタミンCや抗酸化物質が含まれています。オナラ対策だけじゃなく、いつも皮ごと食べるようにすれば、美肌を作る強い味方となってくれるでしょう。太りそうというイメージがあるかもしれませんが、むしろ健康になれる可能性を秘めた素晴らしい食材なのです。意識的にとりたいですね。0921 11:01マイナビスチューデント

2015年9月22日火曜日

ラグビー大金星

ラグビー大金星、衝撃冷めぬ英国 「ベスト15」に4人
 
*ラグビーワールドカップ(W杯)で、過去7大会でわずか1勝だった日本代表が、2度の優勝経験を持つ強豪南アフリカを破るという歴史的快挙は、週明けの21日になっても、英国に余韻を残している。現地の新聞では「日本はどうやって衝撃を起こしたのか」(アイリッシュタイムズ紙)などと、日本の逆転劇を分析する記事が掲載された。

ラグビーW杯2015
 ラグビーは15人が1チームになって戦う。英タイムズ紙の担当記者が選ぶ「週末のベスト15」には、主将のリーチマイケルや田中史朗(ふみあき)、トンプソンルーク、立川理道(はるみち)の日本の4選手が入った。世界ランク1位で優勝候補筆頭のニュージーランド(NZ)からは1人で、日本の4人は最多。いかに、日本が強烈な印象を残したかが分かる。

 英ブックメーカー(公認賭け屋)の「ウィリアムヒル」によると、W杯優勝オッズで日本は1000倍から251倍になった。もっとも人気があるNZは2・1倍。日本は1次リーグで同じ組のサモアと同等の期待値に上がった。会場や街中に設置された大会公認ショップでは、日本関連商品が売り切れる事態も。日本国内での反響も大きく、代表ジャージーを提供している「カンタベリー・オブ・ニュージーランド・ジャパン」の東京・青山店では、この2日間で在庫にあった代表ジャージー約150着が売り切れたという。担当者は「ジャージーを買うのは初めてという方もいました。こんなことは初めて」と話した。


 試合から一夜明けた日本代表の練習には、海外の記者やカメラマンが多く集まった。また、21日午前にロンドン市内で開かれた外交セミナーで、林景一駐英大使が「南アフリカに勝ってうれしい。当然予想していたけれど……」とジョークを言うと、会場は笑いに包まれた。「(初戦に勝った)イングランド、ウェールズ、アイルランドはおめでとうございます。でもスコットランドは別です」と、23日(日本時間同日午後10時30分開始)の日本の第2戦となる相手にも触れていた。ロンドン=野村周平20159220540分 朝日

2015年9月16日水曜日

土星の衛星、海が覆う

土星の衛星、海が覆う 探査機カッシーニが解明 
 
*土星の衛星「エンケラドス」の想像図。外側は厚い氷に包まれ、その下に海の層がある。南極域からは水が噴き出している(NASA提供)

米航空宇宙局(NASA)は15日、土星の衛星「エンケラドス」の表面にある厚い氷の下には、星全体に広がる広大な海があると発表した。無人探査機カッシーニの観測で明らかになったという。 
 これまでの観測でも氷の下に液体の海があることが分かっていたが、一部の場所に限られると考えられていた。大量の水が液体の状態で存在することが分かり、生命が存在した可能性にも期待が高まる。


 エンケラドスは直径約500キロの球形。NASAは、中心に岩石質の核となる部分があり、その周辺を海と氷が殻のように包みこむ構造だとしている。(ワシントン共同)2015.9.16 産経

永久凍土から未知のウイルス

永久凍土から未知のウイルス発見 仏の研究チーム
*3万年前のシベリアの永久凍土から見つかったウイルス=AFP時事
 約3万年前のシベリアの永久凍土から採取した土壌から新種のウイルスを見つけた、とフランス国立科学研究センター(CNRS)などの研究チームが発表した。微生物に感染し、増殖する能力が残っていたという。

 米科学アカデミー紀要(電子版)に論文が掲載された。このウイルスは、風邪の主な原因とされるアデノウイルスや、インフルエンザウイルスより7倍ほど大きく、大腸菌の約半分にあたる長さ0・6マイクロメートル(マイクロは100万分の1)。光学顕微鏡でも観察できる。

 人や動物には感染しないが、特定の微生物には感染し、その細胞内で増えることが確認された。研究チームは昨年、同じ土壌のサンプルから別の新種ウイルスを見つけており、永久凍土には未知のウイルスが多数眠っている可能性があるという。


 すべてのウイルスが冬眠状態で生き続けられるとは限らないが、温暖化の影響で永久凍土が溶けたり、北極周辺などで原油採掘が進んだりすると、未知のウイルスが出現する危険性が高まるとしている。(ワシントン=小林哲)20159161109分 朝日

2015年9月15日火曜日

サンフランシスコの塩池

サンフランシスコの塩池(米国)

セントラルパークとマンハッタンの街並み(米国・ニューヨーク)

海辺の音(ポルトガル)

柔らかな光

世界の天辺(ニュージーランド)

命がけの綱渡り(ブラジル・リオデジャネイロ))


  ナショジオから

アルツハイマー患者に朗報か

アルツハイマー患者に朗報か、実験薬が効果示す 米研究
*アルツハイマー病患者を対象にした新たな臨床試験が行われた
(CNN) 米ジョージタウン大学などの研究チームがこのほど、アルツハイマー病患者を対象とした臨床試験で、抗酸化物質のレスベラトロールを凝縮した実験薬について、病状の進行を遅らせる可能性を示す結果が出たとの論文を学会誌に発表した。レスベラトロールはブドウやチョコレート、赤ワインなどに含まれることで知られる。同物質を凝縮した実験薬がアルツハイマー患者に用いられるのは初めて。
今回の臨床試験は、高濃度のレスベラトロールを凝縮した実験薬の安全性と効果を検証する目的で全米21の医療機関の研究者が実施。アルツハイマー病の患者119人に、赤ワインのボトル1000本分に匹敵する量のレスベラトロールを含む実験薬と、偽薬を服用してもらった。
その結果、1年間にわたって実験薬を1日4錠服用した患者は、偽薬を服用した患者に比べて、髄液に含まれるアミロイドベータタンパク質の値が高くなることが分かった。
アルツハイマー病の患者は脳内にアミロイドベータタンパク質が蓄積する一方で、脳以外の部位では同タンパク質の値が低下する。今回の結果は、このバランスを変えさせて、脳に蓄積した同タンパク質を体内に循環させる作用がレスベラトロールにある可能性をうかがわせている。

一方、やや懸念すべき結果として、実験薬を服用した患者は体重が1年間で約0.9キロ減ったのに対し、偽薬を服用した患者は約0.45キロ増えた。
また、レスベラトロールを服用した患者の脳内のアミロイドベータタンパク質の値が低下したかどうか、認知機能の低下を抑える効果があったかどうかについては判断できなかった。ただ、歯磨きなどの日常行動を忘れずに行う能力がやや改善するなど、認知力の向上をうかがわせる兆候も見られたという。
研究チームは今回の実験で有望な結果が出たと判断し、規模を拡大して次の段階となる第3相の臨床試験を早ければ1年以内に開始する意向。
今後の試験でレスベラトロール薬の効果が確認されれば、現在使われている医薬品や食事療法、運動療法、社会療法などと組み合わせ、アルツハイマー病の急激な進行を遅らせる一助になるかもしれないと研究チームは期待を寄せている。研究結果は11日刊行の神経学会誌に発表された。2015.09.14 Mon posted at 14:52 JST

2015年9月12日土曜日

幼児期の読み聞かせで左脳が活発に

幼児期の読み聞かせで左脳が活発に 米小児科研究
*幼児期の本の読み聞かせは、脳の働きを活発にするとの調査結果が出た
(CNN) 両親が子どもに読み聞かせをする時、行動や学業成績だけでなく脳の活動にまで変化が現われる――そんな調査結果を米シンシナティ小児病院らの研究チームがこのほど、米小児科専門誌ペディアトリクスに発表した。
研究者らは3~5歳の子どもを対象に調査を実施。事前に録音した物語を聞いている際の脳のスキャンをfMRI(機能的磁気共鳴断層撮影)装置で調べた。両親は読み聞かせや子どもとのやり取りの量に関する質問に答えた。
研究者らは、幼い子どもが物語を読み聞かせられている時、左脳の多くの部位が活動的になっていることを発見。これらは言葉の意味や概念の理解のほか、記憶に関連する部位だ。年齢が上の子どもの場合も、脳の同様の部位が活動的になることが判明している。
論文の共同執筆者の1人でシンシナティ小児病院「読書・識字発見センター」の責任者、チピ・ホロウィッツクラウス氏は研究結果について、こうした脳の部位の発達がごく幼い時期から始まることを示すものだと分析する。
同氏はまた、両親が本に触れる機会の多い環境を作っている家庭の子どもでは、脳の活動がさらに活発になっていると指摘。「子どもに読み聞かせする量が増えれば、それだけニューロン(神経細胞)の成長と接続を促進することにつながり、子どもの将来の読解能力にプラスとなる」と述べる。
研究チームは、読み聞かせの頻度や本の多さなど、家庭の識字環境を測る多くの指標に着目。子どもの脳の活動を刺激する上でどれが最も効果的なのかを現在、調べているという。
本に接する機会を増やすことは社会性や学習能力のスムーズな獲得につながるとみられる

本に接する機会を増やすことは社会性や学習能力のスムーズな獲得につながるとみられる
ボストン医科大学教授のバリー・ザッカーマン氏によれば、幼い時期から本に接していた子どもがその後、さまざまな指標で好成績を残すようになることを示す研究は以前から多くあった。こうした子どもは語彙(ごい)力や集中力が高く、幼稚園に入る準備も良くできているという。
読み聞かせの効用に関するこれらの研究の幾つかは、ザッカーマン氏が創設した「リーチアウト・アンド・リード」プログラムに参加する子どもたちを対象に行われたもの。同プログラムでは、生後6カ月~5歳の貧しい子どもたちに本を配布するほか、識字能力についてのアドバイスを親に提供している。
ザッカーマン氏は今回の研究に関連して、行動面の指標よりも脳活動の変化を示す方向に政策担当者の注目が移る可能性を危惧。同氏のプログラムに対しては5~6年ほど前に、連邦政府からの助成金が打ち切られたという。

同氏は一方で、今回の研究結果が再現されれば、診断テストの策定につながるかもしれないとも指摘。識字能力に問題を抱える子どもに対しfMRI検査を行うことで、医師は問題の原因を把握できるようになると期待を寄せる。こうした脳スキャンから、左脳の問題を解決するため本に多く接することが必要なのか、失読症など脳の他の部位に関連する識字困難の問題なのかを区別できるようになるとみられるからだ。
脳の活動が少ない子どもが将来どうなるのかは、依然として未解明。ただホロウィッツクラウス氏は、幼い時期の影響が「長く続くのではないか」と推測。脳の発達は0~6歳の間に急速に進むため、本に接する機会が増えればそれだけ、社会性や学習能力などに直結する脳のネットワークの成長を一段と促すことにつながるという。

同氏はまた、読み聞かせの効用は親の側にも及ぶと指摘。読み聞かせは育児のなかでも至福の行為であり、「子どもが親と最もゆったりと過ごせる時間ではないか」と述べた。2015.09.11 Fri posted at 20:00 JST

2015年9月11日金曜日

人類の仲間で最古級?

人類の仲間で最古級? 南アで化石発見 (続)
*10日、南アフリカ・ヨハネスブルク近郊で公開されたホモ属の新種とみられる化石(ロイター=共同)
 南アフリカの最大都市ヨハネスブルク近郊の洞窟で、現生人類を含むホモ属の新種とみられる15体分の化石が見つかったと、南ア・ウィットウォーターズランド大などの研究グループが10日、科学誌「イーライフ」で発表した。

 いつの年代に生存していたかは不明だが、同大のリー・バーガー教授は英BBC放送に、ホモ属として最古の一つとみられ、人類と二足歩行の霊長類との懸け橋になり得る存在だと述べており、進化の過程の解明に役立つ可能性がある。


 グループは2013年10月に化石を発見した後、1550片の骨や歯を採集し研究。脳の大きさは原始的な猿人であるアウストラロピテクスと同じぐらいだが、手足の骨格などは人類に似ているという。ホモ属の新種に「星」を意味する現地の言葉を付けた「ホモ・ナレディ」と命名した。(共同)2015.9.11 11:35 産経

鮮明な冥王星画像

山々そびえ、クレーター並ぶ…鮮明な冥王星画像
 【ワシントン=三井誠】米航空宇宙局(NASA)は10日、無人探査機「ニューホライズンズ」が7月に撮影した冥王星の鮮明な画像を公開した。

This synthetic perspective view of Pluto, based on the latest high-resolution images to be downlinked from NASA’s New Horizons spacecraft, shows what you would see if you were approximately 1,100 miles (1,800 kilometers) above Pluto’s equatorial area, looking northeast over the dark, cratered, informally named Cthulhu Regio toward the bright, smooth, expanse of icy plains informally called Sputnik Planum. The entire expanse of terrain seen in this image is 1,100 miles (1,800 kilometers) across. The images were taken as New Horizons flew past Pluto on July 14, 2015, from a distance of 50,000 miles (80,000 kilometers).

 複数の写真を組み合わせ、冥王星の上空から表面を見下ろした光景を再現した。窒素などの氷の平原が白く広がる下方に、山々がそびえ、直径50キロ・メートルほどのクレーターが並んでおり、NASAは「信じられないほどの多様な地形」と説明している。

 ニューホライズンズは現在、地球から50億キロ・メートル以上離れた宇宙空間を飛行中。今月上旬から新たに画像データの送信を始め、送信完了には約1年かかる見通し。20150911 1404分 読売

ヒト属新種ホモ・ナレディを発見

小顔のヒト属新種ホモ・ナレディを発見、南ア
1500以上の化石、ヒトとアウストラロピテクスの特徴をあわせもつ
*初期人類ホモ・ナレディの復元模型。700時間かけて制作した。

 南アフリカ・ヨハネスブルク郊外の洞窟でヒト属(ホモ属)の新種が発見され、ホモ・ナレディ(Homo naledi)と名付けられた。頭が小さく、部分ごとに原始的な特徴と現代的な特徴をあわせもつという。米ナショナル ジオグラフィック協会付き研究者で南アフリカ・ウィットウォーターズランド大学の古人類学者リー・バーガー氏らが、910日付け学術誌「eLife」に発表した。
 発見現場はヨハネスブルク北西およそ50キロにあるライジング・スター洞窟。この一帯は、20世紀前半に初期人類の骨が多数出土し、「人類のゆりかご」と呼ばれるようになった。研究チームは2013年以降ここで1550以上の骨を発見。これはアフリカ大陸では過去最大規模で、少なくとも15体分に相当するという。

新旧入り交じる特徴
 頭骨、顎、肋骨、多数の歯、それにほぼ完全な状態の足の骨。年老いた成人や未成年者の骨、さらには幼児のものとみられる小さな脊椎も見つかった。復元モデルを分析すると、部分的には驚くほど現代的な特徴を備えていたが、アウストラロピテクス属よりもさらに類人猿に近い、原始的な特徴も見られた。

 たとえば、手の骨のつながり方はとても現代的なのに、なぜか指だけは樹上で生活する動物のように曲がっていた。肩の骨も猿人に近い。脚の骨では、大腿骨のつけ根はアウストラロピテクス属と似ているが、下に行くにつれて現代的になる。足の形態にいたっては、私たちの足とほとんど区別がつかない。
「腰に線を引いて上は原始的、下は現代的と分けられそうでした」と、米デューク大学の古生物学者スティーブ・チャーチル氏は言う。「足の骨だけ見つけたら、現代のアフリカの奥地にいる狩猟民族の骨だと思うでしょう」

 だが、頭の骨は極めて原始的だった。全体的な形態はヒト属に分類できるほど進化したものだったが、脳容量はわずか500立方センチほどとホモ・サピエンスの半分にも満たない。大きな脳は、知能を頼りに生存するように進化した種の特徴であり、ヒト属の証しと言ってもいい。であれば、これはヒト属の骨ではないことになる。
「脳はとても小さいのに、それを支えている体は決して小さくはないのです」。成人男性は身長約150センチ、体重約45キロで、女性はそれより少し小柄だと推測された。「こうした証拠から、アウストラロピテクス属からヒト属に進化する移行期に位置する種と考えられます」と、バーガー氏は語る。

*ホモ・ナレディの体形はアウストラロピテクス属よりもヒト属に近いが、独自の特徴をもっている。

なぜ洞窟の奥に人骨が?
 ライジング・スター洞窟の骨は、部分的にはホモ・エレクトス以上に現代人に近い。バーガー氏らは、明らかにヒト属に分類できると考えたが、ヒト属のどの種とも異なる特徴をもつため、新種だという結論に達した。地元の言語であるソト語で、星はナレディと言う。彼らはこの新種を洞窟の名にちなんで「ホモ・ナレディ」(星の人)と名づけた。

 ところで、このような洞窟の奥の入りにくい場所に、なぜ人類の遺体があったのだろう。
 そこが住居だったとは考えられない。石器や食べ物の化石などが一切ないからだ。骨はおそらく数百年かけて積み上げられているため、集団で洞窟に迷い込んだとする仮説も成り立たない。肉食動物が運び込んだのだとしたら、歯の痕がついた骨があるはずだが、それもない。バーガー氏らは、非常に突飛な仮説を立てている。2015.09.10 ナショジオ

2015年9月10日木曜日

中心部に「謎の光」 ケレス

中心部に「謎の光」 ケレス、火星と木星の間の準惑星
 
*無人探査機ドーンが撮影した準惑星「ケレス」表面のクレーター。中心部に明るく光る場所がある(NASA提供・共同) 無人探査機ドーンが撮影した準惑星「ケレス」表面のクレーター。中心部に明るく光る場所がある(NASA提供・共同)

米航空宇宙局(NASA)は9日、無人探査機ドーンによる準惑星「ケレス」の最新画像を公開した。ケレス表面のクレーターの一つを大きく写しており、その中心部分がケレスの他のどの場所よりも明るく光っている。研究者は「謎の光だ」と注目している。
 クレーターの底に氷や塩分があって、太陽光を反射しているとも考えられるが、詳細な分析はこれからだ
 ケレスは火星と木星の間の小惑星帯にあり、直径約950キロ。惑星になり損ねた「原始惑星」とみられている。

 ドーンは3月のケレス到着時に上空6万キロ以上から撮影したが、今回は上空約1500キロ。最終的には10月ごろ、上空約400キロから精密な画像を撮影する。(共同)2015.9.10のニュース 産経

脳を操作し、マウスの記憶消去

脳を操作し、マウスの記憶消去 東大、認知症研究に寄与か
 脳の神経回路のつながりを操作して、マウスの記憶を消去することに成功したと、東京大などのチームが9日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。記憶を蓄えておくことができない認知症の研究などに役立つ可能性があるという。
 チームは、脳の神経細胞同士の接合部「シナプス」にある突起に着目。この突起は学習をすると大きくなり、神経回路のつながりを強めると考えられている。

 チームの河西春郎東大教授は、マウスの実験で「シナプスにある突起が、脳の記憶素子としての役割を担っていることがはっきりした」と話している。(共同)2015910 0200分 東京新聞

2015年9月8日火曜日

小魚型ロボットが人の体内を泳ぐ日

小魚型ロボットが人の体内を泳ぐ日 薬投与に期待 米研究者ら開発
 米カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究者チームが、医療用にさまざまな用途が期待できる極小の魚型ロボットを開発した。将来的には、人の体内で患部に正確に標的薬を届けたり毒素を探知し除去したりできるようになる可能性がある。
*小魚型ロボットが人の体内を泳ぐ日は来るか
 これは革新的な3D印刷技術を使って製造された電源不要のロボットで、人の髪の毛とほぼ同じ厚さ。従来の3D印刷はノズルを使って物質を連続して重ねていくが、今回の開発では200万個の小さな鏡を使って感光性のジェルに紫外線を当て、魚型のロボットを形成した。
 研究者チームは、ロボットの尾にプラチナ粒子、胴体に毒素を中和するナノ粒子、頭部に酸化鉄粒子を注入して、過酸化水素溶液の容器に放った。尾のプラチナは溶液に反応して泡を出し、ロボットを前進させた。ロボットは頭部の酸化鉄粒子を引き寄せる磁石で自在に動かすことができた。さらに胴体からのナノ粒子が容器の毒素を吸収し、赤の蛍光を発した。

 魚型ロボットは静止しているときも泳いでいるときの方が、はる
かに効率的に毒素を吸収した。また通常の魚型のほうがマンタ型よりも泳ぐのがずっとスムーズだったという。研究者チームの一員であるシャオチェン・チェン氏によると、どのような形のロボットが最適かはまだ見極められておらず、現在は小さなサメに似たものを使っている。

 別の研究者チームは以前、自走式マイクロモーターで金のナノ粒子をネズミの胃組織に送り込むのに成功している。マイクロモーターが胃酸に押されて胃の内壁の粘液に浸透し、その後溶解したという。2015 9 7 13:30 JST

東京が世界一のグルメ都市に

東京が世界一のグルメ都市に、米誌ランキング
*米誌が選ぶ世界のグルメ都市ランキングで、東京がフード部門のトップに
(CNN) 米誌サブールが選ぶ世界グルメ都市のランキングで、東京が「世界ベストフードシティー」に選ばれた。
同誌は授賞理由について、東京では幅広い値段であらゆる種類のおいしい料理を楽しむことができると指摘。日本食にとどまらず、フランス料理やイタリア料理の質も高いと評価している。
部門別ではドイツのベルリンがベジタリアン部門で、米ロサンゼルスがカクテル部門でそれぞれ世界一に選ばれた。
グルメ旅行部門は子羊やムール貝の産地として有名なアイルランド沿岸部が受賞。中東は「誰もが愛するグルメトレンド」賞、チリのサンティアゴは「次のグレートフードシティー」賞を受賞した。

同誌はまた、注目すべき新しい食のトレンドとして、ゴマやハーブをブレンドした中東のスパイス「ザータル」や、レストランが敷地内や周辺地域で生産された食品のみを利用する「0キロメートルムーブメント」を挙げている。2015.09.07 Mon posted at 12:01 JST

ストーンヘンジ近くに別の巨石群

ストーンヘンジ近くに別の巨石群、4500年前に建造か 英
*新しい巨石群が見つかる 英
(CNN) 英南西部にある古代の巨石遺跡「ストーンヘンジ」の近くに、さらに大規模な巨石群が埋まっていることが8日までに分かった。考古学者らの調査で確認された。
ストーンヘンジ周辺の地下をレーダーで探査している英バーミンガム大学とオーストリアのルードビッヒ・ボルツマン研究所の共同チームが発見した。
新たな巨石群は、ストーンヘンジから3キロ弱の距離に位置する土塁遺跡、ダーリントン・ウォールの下に埋まっていた。最大90個の巨石で構成され、ストーンヘンジよりも1000年ほど早い約4500年前に建造されていたとみられる。
東側の部分には高さ4.5メートル、幅1.5メートル、奥行き1メートルほどの巨石が約30個並んでいる。ほかの部分の石は原形をとどめていないが、基礎とみられる大きな穴が残っているという。

チームを率いるバーミンガム大学のポール・ガーウッド博士は、「今回の発見に代表されるようなプロジェクトの成果は、ストーンヘンジをめぐる我々の認識に根本的な変化をもたらしている」と述べた。2015.09.08 Tue posted at 10:43 JST

2015年9月3日木曜日

夏バテひと休み

夏バテひと休み
出だしが肝腎
[出た出た月が]と始めるか「月が出た出た」と始めるかで、まるで別の曲になってしまう

1年の計は元旦のみにあり(日記など「せめて三日坊主になろう」と心掛けたが)

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」とは日本のことわざ。ユダヤでは「葡萄は重いほど下に垂れる」

小さな穴は、大きな船を沈めてしまう


一つの嘘は嘘である。二つの嘘も嘘である。三つの嘘は政治である

2015年9月2日水曜日

ツインジェット星雲

ツインジェット星雲
「ツインジェット星雲」という異名をもつ惑星状星雲M2-9。その星雲の殻と膨張するガスを、ハッブル宇宙望遠鏡が驚くべき解像度でとらえた。


 中央には2つの星があり、大きい方は死にかけていて、小さい方はすでにその先の段階である白色矮星になっている。この白色矮星が、死にゆく大きな星が放出するガスを引っ張るため、独特な2つのローブを形成していると考えられている。ローブのなかのガスの速度は時速100万キロ以上だ。ツインジェット星雲の複雑な構造がわかる貴重な画像だ。2015.09.02 ナシオジオ

太古の海の巨大サソリ

太古の海の巨大サソリ、米アイオワ州で発見
*世界最古のウミサソリ(想像図)=Patrick Lynch/Yale University
(CNN) 米アイオワ州で見つかった化石の調査を進めていた米エール大などの研究チームは1日、この化石が4億6700万年前の海に生息していた巨大なウミサソリのものだったことがわかったと進化生物学誌の電子版に発表した。
化石は世界最古のウミサソリのものと見られる。体長は約1.8メートル近くあり、細長い胴体を持ち、大きな手足で獲物をつかんで餌にしていたと見られる。ギリシャの軍艦にちなんで「ペンテコプテルス」と命名された。
現代のクモやエビやダニの祖先に当たる広翼目に分類されるといい、エール大学の研究者は「ペンテコプテルスは大型の捕食生物で、古生代初期の生態系の中で広翼目は重要な存在だった」と解説する。

ペンテコプテルスの化石はアイオワ地質調査所とアイオワ大学の研究チームが、アッパーアイオワ川近くにある隕石のクレーターで2010年に発見。エール大学が協力して詳しい調査を行っていた。2015.09.02 Wed posted at 13:10 JST