新種の地球外微粒子、宇宙ステーションで採取
宇宙航空研究開発機構と茨城大学は、国際宇宙ステーション(ISS)で新種の地球外微粒子を採取したと発表した。微粒子の年代や生成環境を調べることで、太陽系の進化の理解に役立つと期待される。
微粒子の大きさは約0・03ミリ。地上に持ち帰ったISSの船外機器の分析で検出された。マントルの主成分で宝石のペリドットとしても知られる「カンラン石」や隕石に含まれる鉱物で構成されているが、地球の鉱物とも隕石のような既知の地球外物質とも成分構成などが異なるという。
これまでに宇宙で捕らえた物質には、「はやぶさ」が持ち帰った微粒子や月の石、彗星のちりなどがあるが、それらとは別の小天体から飛来したとみられる。微粒子は、機器が取り付けられた露居住棟「ズべズダ(星)」にちなみ、「Hoshi」と命名された。(2012年9月1日23時51分 読売新聞)
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