火星にドライアイスの雪 地球と環境に違い NASAが観測
米航空宇宙局(NASA)は11日、火星の南極に二酸化炭素(CO2)が凍ってできたドライアイスの雪が降っていることを、無人探査機「マーズ・リコネサンス・オービター」による上空からの観測で確かめたと発表した。
火星の南極がドライアイスで覆われているのは知られていたが、上空から降ってくるのか、大気中のCO2が地上で凍るのかは不明だった。砂漠のような地形を持ち地球と似たところもある火星だが、NASAは「環境には大きな違いがありそうだ」としている。
探査機は2006~07年、火星を周回しながら、冬を迎えた南極を観測。チームはセンサーが捉えたさまざまな波長データを分析し、CO2でできた巨大な雲の中に、凍って地上に落ちるまでに大きく成長した粒があるのを確認した。(共同)2012.9.12
10:09 産経
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