3万年前の花咲いた! シベリア永久凍土で種発見
永久凍土で発見された約3万年前の種から、花を咲かせたスガワラビランジ(米科学アカデミー紀要提供)
シベリアの永久凍土で見つかった約3万年前の植物の実から種を取り出し、花を咲かせることにロシアの研究チームが成功し20日、米科学アカデミー紀要に発表した。絶滅した植物の再生や新たな生物資源としての利用が期待できるという。
開花したのはナデシコ科の「スガワラビランジ」。チームは北東シベリアの川岸にある永久凍土を調査し、リスが食料貯蔵用に開けたとみられる穴からスガワラ ビランジの実を発見。付近の年間平均気温は氷点下7度で、凍った状態で保存されていたとみられる。実に含まれる放射性炭素による年代測定法で約3万年前の ものと判明した。(共同) 2012年2月21日 05時10分 東京新聞
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