ブロンド
真面目な警官ボブは、猛スピードで走り抜けようとしたスポーツカーを停止させた。中からでてきたのは、車同様真っ赤なドレスに身を包んだブロンド娘。
「免許証をお見せください」
「まあ!ロサンゼルス市警ってなんていいかげんなの!大体、やってることに一貫性がなさすぎるわよ。昨日は免許証を取り上げたくせに、今日は免許証見せろだなんて!」
なるほど
「あのブロンド娘、AMラジオを買ったんだってな」
「ああ、午後も使えるって気付くまで一ヶ月かかったらしい」
送り主
事務所でファックスを受け取ったジェイムズは、先方に電話を入れて訊いた。
「今こちらにファックスを送ったのはあなたですか?」
「はい、私が送りました」
「もしかしたら、あなたはブロンドではないですか?」
「ええそうです。どうしてわかったのでしょうか?」
「原稿に切手が貼ってありましたから」
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