火星でもプレート運動、峡谷に断層活動の跡
【ワシントン=中島達雄】火星では地球と同じように表面を覆う巨大な岩板(プレート)が動き、特徴ある地形を作っていることを、カリフォルニア大ロサンゼルス校(UCLA)の研究者が発見した。
研究者は米航空宇宙局(NASA)が2001年に打ち上げた「マーズ・オデッセイ」と05年に打ち上げた「マーズ・リコネサンス・オービター」の 二つの火星探査機が撮影した写真を詳細に分析。峡谷の底に断層活動によって生じたとみられる跡があることや、複数の火山が直線状に並んでいることなどを発 見した。これらはいずれも、火星の表面のプレートが少しずつ動いている証拠だという。(2012年8月11日11時19分 読売新聞)
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