2012年8月17日金曜日

新星次々に生む銀河団


NASA:新星次々に生む銀河団 57億光年かなたで発見
宇宙望遠鏡チャンドラなどで観測したフェニックス銀河団(左)。想像図(右)では、冷えたガス(放射状の帯)から多くの星が形成されている=NASA提供(共同)

 過去に観測されたことがないほどの勢いで新たな星を生み出している銀河団を、地球から57億光年離れた宇宙で発見した。米マサチューセッツ工科大やNASAのチームが15日発表した。フェニックス座の方向にあるため「フェニックス銀河団」と名付けた。
 銀河団は数十から数千個の銀河が集まった天体。フェニックス銀河団はこれまで見つかった中でも最大級で、中心近くから噴き出す熱いガス状の物質が冷える過程で、おびただしい数の星が次々に形成されていた。
 中心にあるブラックホールは巨大だが活動が弱く、ガスが冷えて星ができる条件がそろっているとチームは考えている。(ワシントン共同)毎日新聞 2012年08月16日 10時02分(最終更新 08月16日 10時11分)

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