巨大な星の最期は「でこぼこ」…超新星爆発
巨大な星の最期の姿である超新星爆発は、でこぼこした形であることが、国立天文台などの研究チームの観測で分かった。
米ハワイ島にあるすばる望遠鏡で観測した。超新星爆発が起こる詳細な仕組みを解明する糸口になると期待される。
超新星爆発は、巨大な星の中心に固い核ができ、星を構成する物質がこれにぶつかって外側へ飛び出す爆発現象だ。しかし、計算では飛び出す力より星の中心に向かう力の方が強いため、飛び出す力を補強する特別な仕組みが働いていると考えられている。
研究チームは約1億光年かなたにある2個の超新星爆発を観測。その光を分析したところ、同心円状の爆発ではなく、でこぼこした爆発から出る光の特 徴に合致し、光の波の向きがばらばらだった。また、それまでに観測した6個の超新星爆発をあらためて分析したところ、5個はでこぼこした形であることが分 かった。(2012年8月15日08時46分 読売新聞)
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