火星にもグランドキャニオン? NASAの探査機撮影
シャープ山のふもとにあるグランドキャニオンにも似た地形。光の条件などを考慮して色を補正してある=米航空宇宙局(NASA)提供
米航空宇宙局(NASA)は27日、火星探査機キュリオシティが撮影した最新の画像を公開した。着陸地のクレーターの真ん中にあるシャープ山の方向を撮影した映像で、世界遺産にも登録されている米西部の大峡谷「グランドキャニオン」に似た層状の地形が見られる。
米航空宇宙局(NASA)は27日、火星探査機キュリオシティが撮影した最新の画像を公開した。着陸地のクレーターの真ん中にあるシャープ山の方向を撮影した映像で、世界遺産にも登録されている米西部の大峡谷「グランドキャニオン」に似た層状の地形が見られる。
グランドキャニオンは中央を流れるコロラド川の浸食作用で誕生した。火星のこの地形も、同じように水の流れによる浸食でできた可能性があるという。
キュリオシティは六つの車輪を備え、今月22日に試験走行を開始した。会見したNASAの担当者は「それぞれ異なる性質の地層からなっているようだ。これらはキュリオシティの最終目的地になる」と話した。(ワシントン=行方史郎)
2012年8月28日18時58分 朝日
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