火星に太古の川床発見 大量の水あった証拠 生命育む温暖な環境の可能性
米航空宇宙局(NASA)は27日、火星で活動中の無人探査車「キュリオシティー」が丸い砂利を含む堆積岩を発見、太古の川床の跡とみられると発表した。砂利は水に流されて丸くなったと考えられ、川が存在したことを示すと判断した。
軌道上の探査機「マーズ・リコネサンス・オービター」などが、川が流れてできたとみられる扇状の地形を確認していたが、大量に水があった直接の証拠が見つかったのは初めて。一時は人の足首から腰程度の深さの水があり、流れは秒速約1メートルだったとみられる。
かつては微生物などの生命を育む温暖な環境だった可能性があり、NASAは有機物など生命活動の痕跡が残されていないか引き続き調べる。(共同)2012.9.28 08:50 産経ニュース
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