2012年10月10日水曜日

彗星「ISON」が接近中


金星や満月超える史上最高の明るさ? 彗星「ISON」が接近中
 1年後に地球と太陽の近くを通過し、史上最も明るい彗星になる可能性があるという「ISON(アイソン、C/2012 S1)」が発見された。

 ロシアの天文学者たちが9月下旬に、新たな彗星「ISON(アイソン、C/2012 S1)」を発見した。現在はかなり高性能の望遠鏡がないと見えないが、軌道を試算したところでは、約1年後には地球と太陽の近くを通過すると見られ、一生 に一度の天体ショーを楽しめる可能性がある。
 軌道から考えて、ISONは太陽の極めて近くを通過し、201311月には太陽面から 140km以内に接近すると予想される。この時に高熱で表面が溶け、彗星からガスが放出されると考えられる。そして、2014年の1月までには、地球か らの距離が約6,000kmになると見られる。
 一部の推定では、こうした条件が重なって、ISONは満月よりも明るく見え、史上最も明るい彗星になる可能性があるという。(近日点通過前後の20131128日には、視等級がマイナスになり、金星や満月の明るさを超える大彗星になる可能性が指摘されている
 もっとも、実際の明るさは、彗星の組成や、温度が上がった時に排出される物質の量などの詳細に大きく左右される見込みだ。彗星の明るさの予測は難しく、予測通りに明るくならない可能性もある。2012.10.10 12:33 産経ニュース

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