2011年4月23日土曜日

プロ意識

プロ意識
*ソ連邦崩壊5年後ぐらいに、あるミッションを帯びて、ロシアに行ったことがある。そこにはアメリカも参加した。彼らのprofessional性にはタマゲタ。各分野一流の専門家が10人近くいたが、それぞれが母国語並みにロシア語を操り、装備も凄かった。聞けばみんなスパイ訓練を受けていたらしい。

*東日本大震災に当たってもアメリカの底力を見た。その統率力、目的意識、優先順位、無駄のない動き、迅速さ、地元民への配慮等々。プロ性と言うことで言えば、政治の世界も今回の「トモダチ作戦」も、日本は比較の対象ですらない。自衛隊、消防庁、警察等の働きはもちろん称賛の対象であるが、全体を括る指導者不在は決定的な弱点。今後我が国はあらゆる分野で、高度なプロ集団と、世界的視野のある力量を備えた志の高いリーダーを養成しないと対処、太刀打ちできない。

*環境省は2011年4月、国内で自然エネルギーを導入した場合にどの程度の発電量が見込めるか試算した結果を発表。風力発電を普及できる余地が最も大きく、低い稼働率を考慮しても、最大で原発40基分の発電量が見込める結果となった。風の強い 東北地方では、原発3~11基分が風力でまかなえる計算

*風力発電で最大原発40基分の発電が可能と環境省が試算した、アイスランドは、地熱発電と風力発電でほぼ必要電力をまかなっているという、その地熱発電の技術は日本が開発したものだそうだ、日本も火山国でもあり原発依存から自然エネルギーに切り替えていくべきだ。

*池上彰氏がTVで、原発の発電コストは火力の三分の一、風力の七分の一と解説していたが、彼もまんまとトリックに引っ掛かっていた。年間8000億円以上の国家予算や使用済み核燃料の処理コストが加算されていないまやかしのコスト計算。

*知恵を出せ!技術力はある。日本は原発に代わる「発電システム」の開発のチャンス!原子力発電が、完成した発電技術ではない事は明白。発電コストも「廃炉」や「放射性廃棄物処理」をコストに入れると非常に高価な発電システム。後世に放射能の「負の遺産」を残す事は許されない!脱原発に方針転換を!

*被災地には、仮設住宅を供給できるという申し出がたくさんきている。しかし、国の基準に合わない仮設には国は一銭も支払わないと言う。供給できる企業とほしい人がたくさんいるのにマッチングできない。行政が妨害者になっている典型だ。石巻で不満を聴いた。

*命の尊厳。福島原発の現場で働く方々に対して、線量の制限が度々上げられる。人の命を軽んじる官僚、それを疑いもせず政府が認めていく。日本は法治国家である。よくお隣の大国を人治国家と批判してきたマスコミすら、今の日本を非難しない。

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