2009年7月6日月曜日

韓国大統領、苦学生に自宅以外の全財産寄付


韓国大統領、苦学生に自宅以外の全財産寄付

 【ソウル=細川紀子】韓国の李明博(イミョンバク)大統領が、自宅を除く全財産331億4200万ウォン(約25億円)を、青少年の奨学事業のために寄付する。

 6日、寄付金を運用する民間組織が発表した。

 李大統領は貧しい家庭に生まれ、マッチやのり巻きを売り歩き、苦学して名門大学に進学。財閥企業の会長まで上り詰めた。

 2007年の大統領選で、「妻と暮らす家があれば十分。全財産を寄付する」と公約していた。寄付金は、学生の奨学金などに活用される。

 大統領は同日発表したコメントの中で、かつて大学登録料を立て替えてくれた人や学費稼ぎのための仕事を与えてくれた人たちに感謝しながら、「貧しくても一生懸命生きている人々のため、財産を使いたい」と述べた。
(2009年7月6日20時46分 読売新聞)

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