仏発明家、空飛ぶ「フライボード」で英仏海峡を横断
英仏海峡を飛んで横断
(CNN) フランスの発明家、フランキー・ザパタ氏(40)は4日、ジェットエンジンで空中を移動できる「フライボード」を使った英仏海峡の横断に初めて成功した。
ザパタ氏は4日午前、フランス北部のサンガットから離陸し、英イングランド・ドーバー近くのセントマーガレット湾に着陸した。ロイター通信によれば、移動にかかった時間は20分あまりだった。
ザパタ氏はCNN系列局BFMTVの取材に対し、「素晴らしい場所に着陸する機会が得られた。美しかった」と振り返った。最初に家族のことが頭に浮かんだとし、とんでもないプロジェクトに取り組む自分を常にサポートしてくれた妻に感謝すると付け加えた。
ザパタ氏は7月にも英仏海峡横断に挑戦していたが失敗していた。このときは、給油のために中間地点に用意していた船上のプラットホームに着陸できず海中に落ちていた。ザパタ氏によれば、フライボードの修理のために1日あたり15時間から16時間を費やしたという。
*ザパタ氏は仏北部を出発し、英ドーバー近くに着陸した/GLYN KIRK/AFP/AFP/Getty Images
英仏海峡横断後の取材で次の挑戦について聞かれたザパタ氏は、空飛ぶ車に取り組んでいると明らかにした。ただ、今は「疲れた」ので、「休暇がほしい」とも語った。
英仏海峡はこれまでも、さまざまな革新的な方法によって横断されていた。
1909年7月25日には、フランスの飛行士ルイ・ブレリオが単葉機で初の飛行機による横断を成功させた。
1875年には英国の船長マシュー・ウェッブが初めて泳いで海峡を渡った。かかった時間は21時間45分だったという。2019.08.05 Mon posted at 12:15 JST
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