遣欧使節から4百年、支倉さんとハポンさん対面
フアン・フランシスコ・ハポンさん(左から2人目)らと対面する支倉常隆さん(左端)=藤原善晴撮影
【コリア・デル・リオ(スペイン南部)=藤原善晴】仙台藩主伊達政宗が慶長遣欧使節を派遣してから来年で400年となるのを前に、使節を率いた支倉常長直系の子孫としては初めて、13代目の常隆さん(65)が11日昼(日本時間同日夜)、常長ゆかりのスペイン南部コリア・デル・リオを訪問。
使節のサムライの子孫とされる「ハポン(スペイン語で日本の意味)」姓の約30人と対面した。
仙台市在住の常隆さんは、武士の装束を身につけ、同町の公園にある常長の銅像に献花。「ここで東日本大震災の追悼式や募金が行われたと聞き、感謝 で胸がいっぱいです」とあいさつした。ハポンさんたちの親睦組織のフアン・フランシスコ・ハポン会長(43)は「まるで私たちの先祖に会えたようだ」と感 無量の面持ちだった。常隆さんは、12日からスペイン南部セビリアで開かれる日・スペインの関係強化を話し合うシンポジウムに出席する。(2012年11月12日17時40分 読売新聞)
参考:「ヨーロッパに消えたサムライたち」太田尚樹 角川書店
「そこに日本人がいた」熊田忠雄 新潮社
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