2012年11月30日金曜日

New Evidence for Water Ice at Mercury's Poles


 
 New observations by the MESSENGER spacecraft provide compelling support for the long-held hypothesis that Mercury harbors abundant water ice and other frozen volatile materials in its permanently shadowed polar craters.

 Data indicate the ice is buried beneath an unusually dark material across most of the deposits, areas where temperatures are a bit too warm for ice to be stable at the surface itself.
 NASA HP

鳩のジェンダー


鳩のジェンダー
.ノアの箱船の話で、オリーブの葉をくわえてきた鳩はオスかメスか?
.メスがそんなに長い間、口を閉じていられるわけがない。
 
最初は人の名前を忘れ、そして顔を忘れ、次にチャックを上げるのを忘れ、最後にはチャックを下ろすのを忘れる(ジョージ・バーンズ
 
手を抜けるところは最大限手を抜け。手を抜けないところはバレないように手を抜け。
 

空がどこまでいっても青いということを知るために世界中を回ってみる必要はない。

2012年11月29日木曜日

南極の氷下湖から多様な微生物を発見


南極の氷下湖から多様な微生物を発見
 南極の氷の下約20mにある塩湖で、複数の微生物からなる生態系が発見された。3,000年近く外部から隔絶し、太陽光や酸素から隔離された極限環境だ。
走査型電子顕微鏡で見た、ヴィーダ湖の塩水中の細胞。Image: Murray et al./PNAS

 南極の氷の下約20mにある塩湖、ヴィーダ湖に封じ込められていた微生物が発見された。3,000年近く外部のエネルギー源から隔離された環境で過ごしていたものだ。
 『Proceedings of the National Academy of Sciences』に発表された この発見により、ヴィーダ湖の微生物は無光(光が存在しないか、ほとんどない状態)で無酸素、やや酸性の塩水で、温度は摂氏マイナス13度という、とても生物がいるとは思えない環境に生息していることが明らかになった。放射性炭素年代測定の結果から、この塩湖は2,800年以上前から周囲と隔絶された状態になっていたとみられる。

「低温や高い塩分はそのどちらかだけでも極限的であるのに、そのふたつが重なっていて、そのうえ太陽エネルギーもそれ以外の新たに環境から供給されるエネルギー源もないというのは、生きていくのに非常に過酷な環境だ」とイリノイ大学のピーター・T・ドランはプレスリリースで述べている。この発見は、地球以外の惑星における生命の可能性とも関係してくるものだ。
 ヴィーダ湖の塩水調査は2002年にも行われている。 このときは(汚染を避けるために湖の約3m上の地点まで掘り下げ)取り出した氷の中に、古代の微生物が見つかった。そして凍った試料を溶かし、蘇生させる ことに成功した(これまでに、2億5,000万年前の岩塩に閉じ込められた微生物や、20万年前の氷床コアからの微生物が蘇生されている)。
 今回の研究では、ヴィーダ湖の塩水に代謝が活性している多様な細菌の生態系が存在することが明らかになった
 ヴィーダ湖の生物を調査するため、研究チームは氷床コアから塩水のサンプルを採取した。このサンプルを分析したところ、高濃度の水素分子と、酸化・還元された化合物(および高濃度の有機炭素)が見つかった。

 「地球科学的分析の結果は、塩水とその下の堆積物との化学反応によって、亜酸化窒素と水素分子が生成されていることを示唆している」と、イリノイ大学のファビアン・ケニッヒはリリースで述べている。「この水素が、微生物の生存に必要なエネルギーの一部を供給している可能性がある」

 ※南極の氷河の下には湖が約400あるとされており、上部からの圧力と地底からの地熱により、液体の水が保たれている。今年12月中旬から、エルスワース湖の生物を探査する英国チームの調査も行われる 2012.11.29 12:57  産経ニュース

2012年11月28日水曜日

卵を温める恐竜?


カボチャ:卵を温める恐竜? 取手で収穫
赤羽さんが収穫した「恐竜カボチャ」=取手市役所で
 
 茨城県取手市小堀の主婦、赤羽たかさん方の家庭菜園で、恐竜そっくりの「恐竜カボチャ」が採れ、近所で話題になっている。「ダイナソー・ゴード」(恐竜ひょうたん)と呼ばれるウリ科の植物。タマゴナスと一緒に置くと、恐竜が卵を温めているように見える。   
 カボチャは、長さ約40センチで緑色。観賞用で食べられない。赤羽さんは珍しい野菜を育てるのが趣味で、3月に知り合いの女性からこの種を分けてもらい、植えたところ、数日前に収穫した。赤羽さんは「これからも変わった野菜を栽培したい」と話した。【中野秀喜】2012年11月28日 毎日

Casablanca

Casablanca
 1942年製作のアメリカ映画。親ドイツのヴィシー政権支配下にあったフランス領モロッコのカサブランカを舞台にしたラブロマンス映画。アメリカも参戦した第二次世界大戦における国際的問題を中心において製作された作品である。反枢軸国プロパガンダ的要素がふんだんに含まれている。 
 出演者:ハンフリー・ボガード、イングリッド・バーグマン。監督はマイケル・カーチス。配給はワーナー・ブラザース。






映画「カサブランカ」のピアノ


映画「カサブランカ」のピアノ、NYで競売に
競売にかけられる映画「カサブランカ」に登場したピアノ=ロイター

 【ニューヨーク支局】名作映画「カサブランカ」(1942年)に登場したピアノが12月14日、ニューヨークで競売にかけられる。ロイター通信などが伝えた。
 このピアノは、俳優で歌手のドーリー・ウィルソン氏が劇中、「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」を演奏したもの。88年の競売では、日本の収集家が 15万4000ドル(約1260万円)で落札した。今回、再び競売にかけられることになったもので、最大120万ドル(約9840万円)での落札が見込ま れている。(201211281231  読売新聞)

2012年11月27日火曜日

赤色巨星の周りに渦巻き状ガス確認


赤色巨星の周りに渦巻き状ガス確認
「ちょうこくしつ座」にある赤色巨星が放出したガスを観測(合同アルマ観測所提供)

 年老いた恒星「赤色巨星」の周りを取り巻くガスが不思議な渦巻き模様を描いているのを、欧州南天天文台の研究チームが発見した。日米欧が南米チリに建設中の電波望遠鏡「アルマ」で観測した。
 赤色巨星はヘリウム原子核の層が周期的に激しい核融合反応を起こし、さまざまな元素を含むガスを放出する。元素は新たな星や生物の材料になる。チームは「私たちの体を作っている元素がどのように宇宙にばらまかれたのか理解できるようになる」と話している。

 チームは南天の「ちょうこくしつ座」にある赤色巨星が放出したガスを観測。ガスに含まれる一酸化炭素分子が出す電波を調べ、渦巻き状の3次元構造をとらえた。一番外側の輪は星を包む殻のようになっていた。
 観測結果から、この星では爆発的な核融合反応が1800年前に起き、200年間続いたことが分かった。星の周りを回る小さな星が、ガスを渦巻き状にしたとみられる。
 これまで赤色巨星を取り囲む殻状のガスは知られていたが、渦巻き構造が同時に観測されたのは初めて。数十億年後に赤色巨星になる太陽の将来を予測する手掛かりにもなるという。(黒田悠希)2012.11.26 08:49 産経ニュース

 (思えば10月17日読売記事と同じ内容でした)

2012年11月26日月曜日

自然


自然
自然を見よ。そして自然が教える道をたどっていけ。自然は絶えず子供をきたえる(ルソー)

自然が叫ばれる頻度とはうらはらに、今日ほど自然の認識の貧困の時代はない(今西錦司)
自然現象の不思議には、自分自身の眼で驚異しなければならぬ(寺田寅彦)

私の欲しいのは金ではなく、また金の力でもない。金の力でえられるもの、またその力なくしては、どうしてもえられないものが必要なのだ。それは孤独な落ちついた権力の意識だ!(ドストエフスキー)
 
すべて自然でないものは不完全である(ナポレオン)

旧態依然の選挙運動


旧態依然の選挙運動
 29年ぶりの師走投票となる総選挙が間もなく公示される。しかし、意中の人物を国会に送ろうという気分にはなれない。はっきりいって、また選挙か、何回やっても同じじゃないか、国会議員は税金泥棒、もう彼らにはうんざり、というのが正直な気持ちだ。
  3年余の、あまりにでたらめな民主党の政治、しかし、それは私からみれば自民党の究極の姿だった。国家意識の喪失、土下座外交、悪平等主義、ばらまきな ど、民主党の政策は、自民党の行き着く先を先取りしたにすぎなかった。だから、民主党政権から自民党政権に戻るとしても、それほどの期待を抱けない。
 小選挙区だから、公示されると、連日、近所を選挙カーが走り回る。言うことはだれも同じだ。

  「〇〇です。よろしくお願いします」だけである。政策も抱負もビジョンもない。学校があろうが、病院があろうが、赤ちゃんや老人が寝ていようが、葬式をし ていようがお構いなしだ。朝8時から夜8時まで12日間、ひたすら候補者の名前を呼び続ける。この空虚で無意味で異様な光景、日本だけではあるまいか。
 そしてポスター看板。にっこり笑った大首絵のようなポスターが、べたべたと張り出されている。気持ち悪いだけで、具体的な政策などはほとんど書か れていない。それを全国約33万カ所に設置するのだ。その費用はもちろん、選挙カーの費用も公費負担である。こんな選挙運動に公費投入、どれだけの意味が あるのだろう。

 これらは公職選挙法に規定されているのだが、終戦直後とほぼ同じ形態である。なぜ、同法は時代に即して改正されないのか。それは改正しない方が、議員たちが楽だからである。政策を論じるよりも、自分の名前を叫んでいる方が頭を使わなくてすむからである。
 選挙は、候補者のビジョン、政策、実行力、人柄を理解して投票するのが本来の姿だろう。選挙カーも掲示板も廃止し、新聞、テレビ、インターネットのみとし、候補者には駅前や公共の施設での街頭演説、立会演説のみを許すようにしたらどうか。
 そうすることによって、候補者は、少しは政策について考えるようになるだろうし、人を説得するすべも学ぶことになるだろう。なんとかチルドレンのように、数さえいればいいというのでは、国民を愚弄している。
 このままでは、この国をつぶすのは国会議員である。(編集委員 大野敏明)2012.11.26 07:39 産経ニュース

 まったく同感。どうすればいい?少なくとも当事者に決定権を与えない。

思考の違い


思考の違い
犬:
この家の人たちは、餌をくれるし、愛してくれるし、
気持ちのいい暖かいすみかを提供してくれるし、
可愛がってくれるし、よく世話をしてくれる・・・。
この家の人たちは神に違いない!
猫:
この家の人たちは、餌をくれるし、愛してくれるし、
気持ちのいい暖かいすみかを提供してくれるし、
可愛がってくれるし、よく世話をしてくれる・・・。
自分は神に違いない!

泥棒に練習試合は無い。

私は他人に嘘をついた事がない。何故ならまず自分に嘘をつくからだ。

2012年11月24日土曜日

チケット2枚


*チケット2
ショーが始まる直前に、かなり太めの女性が劇場に到着し、案内係に2枚のチケットを手渡した。
案内係「お連れ様はどちらですか?」
女性「あのお・・・」
女性は、赤面しながら言う。「ご覧の通り、わたくしの体格では1つの席だけでは窮屈でございまして、チケットを2枚購入したざます。2席とも、わたくしが座るざます」
案内係「なるほど、かしこまりました」
案内係は頭をかきかき返答したが、チケットを見るなりこう答えた。「しかし、少々困難な状況になると思われます。チケットの席番号は、それぞれ51番と63番ですので」

*吝嗇家
Q
 ケチで有名なユダヤ人。寒い日、彼らはどうするか?
A
 ローソクの周りに集まる
Q
 もっと寒い日はどうするか?
A
 ローソクに火をともす

*ベテラン教授
教授「ハンス、私はこのかた三十年、教授をしている。どういう言葉を生徒たちから一番多く聞かされたと思う?」
ハンス「わかりません」
教授「それだ!」

2012年11月22日木曜日

フォト札幌便り 1


フォト札幌便り 1
 先ずは以下をご覧ください(クリックで拡大)。

撮影:山崎トモ子氏
一葉木漏れ陽
 
怪樹
   
墨流し


撮影:小田代征治氏
「沢のぼり 源頭彩る エゾルリソウ」12.7.21富良野岳三峰山沢

変なきゅうり


このお二人は本ブロガーの旧友であり、かねがね、彼らのフォトと行動力に感服し敬服しながら楽しませて貰っています。

山崎氏は“フォト散策”と銘打ち、身近にある庭の花、野の花、四季折々の札幌と近郊風景などを主に発信しています。独自の感性、切り口、色彩感でのカメラワークは、陳腐な表現になりますが「光の魔術師」を見事に体現していると感じています。

 いっぽう、小田代氏は主に北海道の山々を巡り、夏は沢登り、冬は深雪の山岳スキーをエンジョイしながら人生を謳歌する兵(つわもの)です。趣味の域を超えた、造詣深い高山植物フォトと山の写真は魅力です。

この度、ご両人の許可が得られたことから、シリーズ「フォト札幌便り」と称して、随時彼らの作品を転載させて貰いたいと思います。

なお、これらは山崎氏による、札幌発趣味百科(フォトギャラリー:北海道の山々、野の花、山の花、フォト散策、などなど)と題して http://members3.jcom.home.ne.jp/yamtk/ に収められています。

追記(2012.12.5:小田代氏のコメント:エゾルリソウはムラサキ科の花でそれ自体はあまり大きくなくて、どちらかと言うと高山植物の中でもそれ程目立つ花ではありません。それでも私としてはこの「エゾルリソウ」にこだわって花を探し求めておりました。私の見たエゾルリソウはこの富良野岳の他には芦別岳の旧道の頂上直下とニペソツ山の頂上の反対側(ここは立ち入り禁止になっています)それと大雪は化雲岳の天人峡側の崖の下で確認しておりますが、植物写真家の梅澤俊の本によるとその他にもニセイカシュッペや利尻山にもあると書いてあったようにも思いますが、ほんの一時期にしか咲いておりませんので私自身は見ておりません。いずれにしろもちろん北海道にしかありませんがその中でもほんの限られた場所にしか咲いていない花なので貴重だなあと思っておりました。

人の世


人の世
仏もむかしは人なりき(仏の発見)

奢り高ぶるもので内容がつまらないものに対して闘え、闘うときには自分に味方がないことを確かめて、ひとりで闘え(ニーチェ)

優れた芸術家はまねる。偉大な芸術家は盗む(ピカソ)

洗練を突きつめると簡潔になる(ジョブズ)

民主主義は先進国において後退し、新興国において前進するだろう(エコノミスト誌)

4年絶食中の深海生物


4年絶食中の深海生物飼育日記にアクセス集中
絶食中のダイオウグソクムシ(三重県鳥羽市の鳥羽水族館で)
 三重県鳥羽市の鳥羽水族館で、飼育しているダンゴムシの仲間「ダイオウグソクムシ」が311か月間、餌を食べず、担当者をやきもきさせている。
 ダイオウグソクムシは深海の砂泥地に生息する海生甲殻類。魚などの死骸を食べる。同水族館ではこれまで計5個体を飼育したが、生存しているのは、20079月に入った「No.1」(体長29センチ)と、今年7月に入った「No.5」(同25センチ)の2個体。餌は月に1度、水槽に入れているが、No.1091月に約50グラムのアジを食べて以来、絶食状態になり、今月10日にもサンマを与えたが、食べなかった。No.5はこの時、サンマをかじったという。
 No.1は、照明を絞った水槽でほとんど動かず、体重は現在1028グラムで、飼育開始時より12グラム減っていた。

 *ダイオウグソクムシ=節足動物門等脚目スナホリムシ科の海生甲殻類。メキシコ湾やインド洋の水深200~1000メートルの海底にすむ。和名のグソク(具足)はヨロイ、カブトを指す言葉で、背中は十数枚の頑丈な甲羅で覆われている。ダンゴムシやフナムシなどの等脚目としては世界最大で、最大45センチほどになる。生態は知られていない部分が多い。(2012年11月20日14時31分  読売新聞)

2012年11月21日水曜日

ジョージの「親類」生存か


ジョージの「親類」生存か ガラパゴスのゾウガメ
 ガラパゴスゾウガメの「孤独なジョージ」=2001年2月撮影(ロイター)

 南米エクアドル・ガラパゴス諸島ピンタ島で唯一生き残ったガラパゴスゾウガメで、6月に推定約100歳で死んだ「孤独なジョージ」と一部が同じ遺 伝子を持つ「親類」のゾウガメが、他の島で生き残っていたことが分かった。米エール大チームが20日までに米生物学誌で発表した。

 孤独な ジョージは絶滅危機動物の象徴として知られ、ガラパゴスゾウガメの亜種ピンタゾウガメはジョージの死で絶滅したとみられていた。研究チームがピンタ島から 数十キロ離れたイサベラ島北部に住むゾウガメ1600匹以上を調査したところ、17匹にピンタゾウガメの遺伝子が含まれていることが判明した。
 研究チームは今後、範囲を広げて純血のピンタゾウガメを探し人工繁殖して“復活”を目指す。(共同)2012.11.20 15:53 産経ニュース

2012年11月20日火曜日

髪は茶色? デニソワ人


髪は茶色? デニソワ人
 3万~5万年前にシベリア南部などで暮らし、現代人と比較的近い「デニソワ人」の遺伝情報が、独マックスプランク進化人類学研究所などのチームによって解析された。

 現代のパプアニューギニア人と共通する遺伝子を多く持ち、肌は黒く、目と髪は茶色だったようだ。現代人との共通の祖先から80万年前に分岐したらしい。言語と関わりがあるFOXP2など、脳や神経に関係する遺伝子の配列は異なることも分かった。
 デニソワ人はネアンデルタール人の近縁で、少なくとも約5万年前とみられる少女の指の骨などがシベリアの洞窟から見つかっており、一部が今回の研究に使われた。 2012930300 asahi

最古の動物は5億8500万年前?


最古の動物は5億8500万年前? はった跡の化石発見
 最古の動物が、はったり潜ったりしてできた跡。5億8500万年前ごろのもので、南米ウルグアイで見つかった=エルネスト・ペコイツさんら撮影

 地球最古の動物は、5億8500万年前ごろまでさかのぼれることがわかった。カナダ・アルバータ大などのチームが南米ウルグアイで、はうなどしてできた跡の化石を見つけて年代を測定。29日付米科学誌サイエンスに発表した。
 この動物は、長さ1センチほどのナメクジのようなもので、人間などと同じく左右対称の体を持つ仲間だとみられている。堆積(たいせき)物に幅2~3ミリの跡を残していた。
 細菌のような単純な生物は30億年以上前から生きていたらしいことがわかっているが、動物はこれまで5億5500万年前ごろのものが最古とされていた。 2012年7月2日11時30分 asahi

火星の水、地球と同じ起源


火星の水、地球と同じ起源 火星と木星の間の「小惑星帯」から 東工大など解明
 火星が約45億年前に誕生した際に内部に取り込んだ水分は、地球と同様、火星と木星の間の「小惑星帯」からやってきたとする研究成果を東京工業大と米航空宇宙局(NASA)などのチームが20日までに発表した。

 火星から地球に落下した隕石に含まれる水の水素同位体比率の分析で判明。これまでは小惑星のほか彗星から来たとの説もあった。火星表面ではかつて液体の水が存在したことが示されつつある。東工大の臼井寛裕助教は「水が地球と同じような起源であることが判明したのは、火星での生命の痕跡を探る上でも重要」としている。
 チームは水を構成する水素と重水素(水素の同位体)の比率を比較。小惑星帯から検出される比率と近いことを突き止めた。2012.11.20 08:27 産経ニュース

2012年11月19日月曜日

個人情報法


個人情報法
 ある知り合いAが青信号を確認して交差点の横断歩道を渡っていたという。そこにBの車が突っ込んできてはねられ、4ヶ月の入院を余儀なくされる大怪我をした。
 そのときの様子を目撃していたCさんが、救急車を呼び、警察に連絡し、証言者になってくれたそうだ。
 動転していたAは何が何だか分からないまま病院に運ばれたという。

 少し落ち着いてから事情を知ったACさんにお礼を言いたくて、警察に問い合わせたところ、なんと「個人情報」を盾に一切の情報開示を拒否、名前も電話番号も、住所も教えてもらえなかった。
 おまけに、あろうことか事故を起こしたBは調べの過程で、誠実で十分に反省していると警察がのたまわったとのこと。Aは怒り心頭に発したまま病院のベッドに横たわっていたという。
 
 それを聞かされた小生ならずとも、近頃のストーカーによる殺人事件もあったように、「個人情報保護法」は厳しく守られるべきところで甘く、開示すべきところや瑣末なところで厳しく、おかしなことが起こっていると感じ、改めて、その運用に疑問を抱かざるを得ないでいる。

2012年11月18日日曜日

先見性

新渡戸稲造の先見性: 

*中国の影響は(日本人)個々の人格、その魂には決して及ばなかった 
*中国の影響は、何世紀にもわたって及んだにもかかわらず、浸透しはしなかった
*中国人の精神構造には、自分の責任を免れるために、他人や世間をなじるという習性があり、自分に関係のない原因や他者に責任をおしつけてしまう

趙紫陽の先見性:
*国家の近代化と現代市場経済の実現を望むなら、政治体制として議会制民主主義を実行しなければならないということだ
*この目標を目指さなければ、不健全な市場、権力の市場化、社会に蔓延する腐敗、貧富の差の拡大といった中国市場経済の異常な状態を解消できないだろうし、法治も実現しないだろう

 1989年の天安門事件で、学生の民主化運動を武力弾圧することを拒んで解任された趙紫陽・中国共産党総書記はその後16年にわたって自宅軟禁され、2005年に亡くなった。これは、閉じ込められ外部との接触を制限された趙紫陽がひそかに三十数時間のテープに吹き込んでいた回想録である。きっかけは、かつての部下から「後世に記録を残す歴史的責任がある」と勧められたことだったという。趙は家族にも気づかれないよう口述を録音し、ひそかに自宅から持ち出されたテープは、現在もなお軟禁されている趙のかつての秘書の手で原稿の形に整えられた。回想録(原題:Prisoner of The State)は、その秘書の息子が香港に設立した出版社から、まず英語版として出版された。(趙紫陽極秘回想録)光文社(480p)2010.01.25 http://saya.txt-nifty.com/syohyou/2010/04/post-748d.html より

2012年11月16日金曜日

デンバー上空にUFO?


デンバー上空にUFO? 謎の高速飛行物体、専門家も正体分からず
(CNN) 米コロラド州デンバーの上空を高速で飛び回る謎の物体が目撃され、デンバーのニュース局がこの物体の映像を撮影することに成功した。
しかし正体をめぐっては航空専門家も首をひねっている。

 
 謎の物体は地元の男性が発見し、郊外の丘の上に据えたカメラでデンバー上空を飛び回る様子を撮影した。物体は正午~午後1時ごろにかけ、1週間のうちに少なくとも数回出没したという。
 この男性と同じ場所にカメラを設置し、謎の物体を撮影することに成功。高速で飛び回っているため肉眼では見えにくいが、速度を緩めて再生すると、飛び回る物体が確認できる。

 元パイロットで米連邦航空局(FAA)顧問も務める航空専門家のスティーブ・カウェル氏は、この映像を見て「とても奇妙だ。航空機でもなく、ヘリコプターでも鳥でもない。私には特定できない」と語った。
これほど高速に飛行できる航空機は存在しないと同氏は言い、可能性としては風に飛ばされた何らかの破片ということもあり得ると指摘。
しかし専門的見解としては「未確認飛行物体」としか言いようがないとした。
コロラド州をはじめ全米の空を監視しているFAAも、そのような物体について管制塔からの報告はなく、FAA職員が目撃したことも、レーダーに映ったこともないとしている。
 北米航空宇宙防衛司令部も、この時間にデンバー地域の上空で何らかの動きがあったことは確認されていないとした。
 発見者の男性は、デンバー市内にUFOの離発着場所があるとの考えだ。しかし地図上で見ると、その場所には住宅が1軒あるのみ。謎の物体がUFOなのか、軍の極秘実験機なのか、それとも風に飛ばされた破片なのか、正体は今も分かっていない。
 
 最近ではまた、ケンタッキー州の上空に謎の巨大物体が出現したのも報告されている。撮影者は飛行機やヘリコプターなどではなかったと述べている。2012.11.16 Fri posted at 14:19 JST CNN

50万年前の最古のやり石器 南アで発見


50万年前の最古のやり石器 南アで発見
 南アフリカの遺跡で発掘された約50万年前の石器。やりの先端に付けられたとみられる(研究チーム提供)

 カナダのトロント大などのチームが、やりの先に付けて利用したものとしては最古となる約50万年前の石器を南アフリカで見つけたと、16日付の米科学誌サイエンスに発表した。
 これまで見つかっているものを約20万年さかのぼるという。チームは「ネアンデルタール人と現生人類の共通の祖先が、やり作りの技術を発展させたのではないか」としている。
 石器は南アフリカ北西部の遺跡で210個が発掘された。先端部が鋭くとがっており、長さは2・8~12・3センチ。そのうち約30個で先端部や側面に砕けたような跡があった。(共同)2012年11月16日 05時10分 東京新聞

2012年11月13日火曜日

宇宙は「燃料切れ」


宇宙は「燃料切れ」 新しい星の誕生が激減、ピークだった110億年前の30分の1
 宇宙に存在するほとんどの星は、すでにほぼ誕生し終わったという研究が発表された。現在の宇宙の活動量は、ピークだった110億年前の30分の1だという。

 宇宙に存在するほとんどの星は、すでにほぼ誕生し終わったという研究が発表された。
 ハワイにある英国の赤外線望遠鏡(UKIRT)と日本のすばる望遠鏡、そしてチリにある超大型望遠鏡VLTを使った国際チームが、宇宙初期からの星の形成傾向を調査したものだ。
  分析結果から、これまでに存在したすべての星のうち、半分は90110億年前に形成され、もう半分はそれ以降に形成されたとされている。これは、新しい 星の誕生率が著しく低下していることを示しており、この傾向が今後も続くとすれば、宇宙に生まれてくる星の95%はすでに誕生していることになるという。
  今回の研究では、望遠鏡を使って、水素原子が出す線(星形成活動においてよくみられる、明るい赤い光)を空の広い範囲にわたって観測した。この方法に より、20億、40億、60億、90億年前の各時点における宇宙の姿を概略的にとらえた。サンプルの量は、同様の既存研究の10倍にのぼる。
 
 観測の結果、これまで宇宙に存在したすべての星の半分が、90億年より以前に形成されたものであり、もう半分はそれ以後に誕生したものであることが明らかになった。
 すばる望遠鏡サイトに掲載されたプレスリリース(英文)で、論文の主筆者である蘭ライデン大学のデイヴィッド・ソブラルはこう書いている。
 「宇宙における星形成活動は、過去110億年にわたって全体的に減少し続けている。現在の活動量は、おそらくピークだった110億年前の30分の1だ。この傾向が続けば、今後はもうあと5%しか宇宙に新しい星は増えない。われわれは古い星で一杯の宇宙に住んでいるのだ」

 第一世代の恒星は極めて大きく、太陽の何百倍もあったとみられる。これらの星はあっというまに燃料を使いはたして超新星爆発という死を迎え、そのとき周囲にまき散らした塵が、のちの恒星や惑星系の材料となったと推定されている。
 今回の研究結果もこの説に合致しており、それまで高かった星形成率が、90億年前の第一世代の終了後には急速に低下している(プレスリリースにグラフがある)。そこからまた同じ数の星が誕生し、これまで観測されているすべての星形成の半分を占めるようになるまでには、ほぼ5倍の時間がかかっている。
 残念なことに、われわれの宇宙の「燃料」は終わりかけているようだ。あと数十億年以内に、「宇宙最後の星の誕生」が起こるのかもしれない。もちろん、人類がそれまで生きているかは別のことだが。
論文は「Monthly Notices of the Royal Astronomical Society」に掲載されている。2012.11.13 09:19 産経ニュース

2012年11月12日月曜日

モアイはイースター島へ「歩いて移動した」


モアイはイースター島へ「歩いて移動した」仮説を証明か
 3つのチームが3方向からロープを引っ張ることで、4.35トンあるモアイのレプリカに道を「歩かせる」ことが可能なことを実証した動画が公開されている。
 イースター島のモアイはどうやって移動させられていたのだろうか。現在主流の考え方は、丸太の上を転がして移動させたというものだ。しかし、ある考古学者が一風変わった仮説を提出した。モアイは「歩いて移動した」というのだ。

 カリフォルニア州立大学のカール・リポらは、3つのチームが3方向からロープを引っ張ることで、4.35トンあるモアイのレプリカに道を「歩かせる」ことが可能なことを実証した。イースター島に点在するモアイたちもこうして歩いて移動したと同氏は考えている。
 「Journal of Archaeological Science」誌に論文が公開され、「Nature」によって動画が公開されたこの研究では、無事に石の台座に置かれたモアイだけではなく、移動中に道端に放棄されたことが明らかなモアイにも着目している。放棄されたモアイには、直立の状態から倒れたと見られる形跡があるほか、少なくとも1体に、もう一度立てて歩かせようとした形跡が見られるのだ。

 すでに1986年に、さまざまな高さのモアイをこの方法で歩かせようとした研究チームがあったが、歩行時にかかる圧力によって土台の石が大きくはがれ落ち始めたことで実験が中止された。
 リポ氏のチームは、モアイが作られた石切り場では、モアイが立てられた状態で移動していたことを示す証拠があることに着目した。「モアイは通常、上から下へ作られる。そして、岩盤につないでおくための『竜骨』(船底を船首から船尾に通す構造材のこと)のような部分が残る」
「像は窪みで作成され、この窪みから歩かされる形で掘られた通路を通って、モアイの道まで搬出された」。イースター島には複数の「モアイの道」が横断縦断する形で残っており、その道はモアイがはまるちょうどいい形をしているのだという。細くて窪んでおり横に倒れやすいということがない。
 研究チームはそれぞれのモアイのサイズを測定し、コンピューターモデルで分析して、ロープでうまく牽引すれば「歩かせられる」と結論した。そして実証したところ、実際に歩いたわけだ。

 さらに道路脇で壊れ放棄されたモアイは、重心のバランスが悪かったという。
  モアイはこれまで丸太上を転がす形で運搬してきたと考えられてきた。これは、かつて豊かにヤシの木が茂っていたイースター島の樹木が、ヨーロッパ人が訪れ た1700年代にはほとんどなくなっていたことと結びつけられて、環境保護の重要さを教える話としてもしばしば引用されている。
 モアイはラパ・ヌイ(イースター島の現地語名)の人々が崇拝する祖先神を表現している。しかし、木々が減少して島の生態系が悪化した結果、島では内戦が勃発し、伝えられるところではカニバリズムも広まった。オランダの探検家ヤーコプ・ロッヘフェーンがこの島を訪れた1722年には、島の人口は最盛期だった数世紀前の約15,000人から、1,0002,000人にまで減少していた。
樹木がなくなったことが、モアイの建設のせいだったかどうか、そのつながりはまだわかっていない。

 ※ラパ・ヌイは、 ポリネシアで唯一文字を持つ文明だった。モアイ作りは、10世紀~17世紀まで、少なくとも800年は続いたとされている。花粉分析から、 900~1500年ごろにかけてヤシなどの樹木類が減少してゆき、17世紀末ごろまでに森林がほぼ消滅したと推測されている。森林が消滅した結果として、 家屋やカヌーなどのインフラ整備が不可能になり、ヨーロッパ人が訪れたときは島民の生活は石器時代と殆ど変わらないものになっていた。なお、モアイは高さ3.5m、重量20トン程度のものが多いが、最大級のものは20m、重量90トンに達する。2012.11.12 15:48 産経ニュース

支倉さんとハポンさん対面


遣欧使節から4百年、支倉さんとハポンさん対面
フアン・フランシスコ・ハポンさん(左から2人目)らと対面する支倉常隆さん(左端)=藤原善晴撮影
 
 【コリア・デル・リオ(スペイン南部)=藤原善晴】仙台藩主伊達政宗が慶長遣欧使節を派遣してから来年で400年となるのを前に、使節を率いた支倉常長直系の子孫としては初めて、13代目の常隆さん(65)が11日昼(日本時間同日夜)、常長ゆかりのスペイン南部コリア・デル・リオを訪問。
 使節のサムライの子孫とされる「ハポン(スペイン語で日本の意味)」姓の約30人と対面した。
 仙台市在住の常隆さんは、武士の装束を身につけ、同町の公園にある常長の銅像に献花。「ここで東日本大震災の追悼式や募金が行われたと聞き、感謝 で胸がいっぱいです」とあいさつした。ハポンさんたちの親睦組織のフアン・フランシスコ・ハポン会長(43)は「まるで私たちの先祖に会えたようだ」と感 無量の面持ちだった。常隆さんは、12日からスペイン南部セビリアで開かれる日・スペインの関係強化を話し合うシンポジウムに出席する。(2012年11月12日17時40分  読売新聞)
 
 参考:「ヨーロッパに消えたサムライたち」太田尚樹 角川書店  
    「そこに日本人がいた」熊田忠雄 新潮社

弁護士


*弁護士
ある日、営業中の肉屋さんに突然犬が飛び込んで来た。犬は驚いている店主を尻目に、カウンターの一番上等な霜降り牛肉をひとかたまり咥えると走っていってしまった。
しかし店主は、近所の弁護士がいつもその犬を散歩させているのを覚えていたので、店主はすぐに弁護士のもとへ苦情を言いに向かった。
店主「弁護士さん、ちょっとご相談したいんですけどね。お宅の犬が取っていった肉の代金、払ってもらえますか?」
弁護士「いいですよ。おいくらですか」
店主「5千円です」
それを聞くと弁護士はその場で5千円を支払った。
数日後、肉屋の元に弁護士から郵便が届いた。『請求書 相談料2万8千円』

*小さな町の法廷で
検事「……容疑者がダイヤを盗むのを見たという証人が5人います」
判事「被告人の弁護人、何か言うことはあるかね?」
弁護人「はい。見ていた人は5人かも知れませんが、見ていなかった人間は町に1万人以上います」

もし自分の上司がバカだと思っているなら、その上司が賢かったら仕事がなかったと思え

もし私が10分のスピーチをするなら1週間の準備が必要だ。15分なら3日、30分なら2日、しかし1時間のスピーチならもう準備が出来ている(ウッドロウ・ウィルソン)

2012年11月10日土曜日

「生き仏」に合掌する信者


「生き仏」に合掌する信者感激で涙ぐむ女性も
天台宗総本山・比叡山延暦寺(大津市)の難行「十万枚大護摩供(おおごまく)を9日、延暦寺一山(いっさん)大乗院住職の光永圓道(みつながえんどう)師(37)が結願した。
 
 今月2日から挑んできた光永師は、他の僧侶が支えないと動けないほど衰弱していた。行の過酷さを目の当たりにした信者たちは「命がけで難行を成し遂げられた」と、生き仏の退堂を敬虔な表情で見守った。
 実施100日前(7月25日)から五穀と食塩を断ってきた光永師。大護摩供中はさらに断食・断水・不眠で、3時間おきに1日8回、信者の願いが成就するよう護摩木を燃やし続けた。
 光永師は達成後、無動寺谷・護摩堂から、僧侶に支えられて本堂の明王堂へ移動し、本尊に満行を奉告。その後、真言を唱えたり、印を結んだりして信者に功徳を授与する「お加持」をすると、信者らは頭を下げて合掌し、感激のあまり涙ぐむ女性の姿も見られた。
 大護摩供は、7年かけて地球1周分の約4万キロを巡拝した千日回峰行者が、他者救済のため営む大法要。生涯で一度だけのため、山深い無動寺谷には連日、多くの参拝者が詰めかけた。
 光永師は2003年3月、比叡山から12年間、外へ出ない「十二年籠山(ろうざん)行」と、「千日回峰行」に入行。千日回峰行は09年9月に達成し、生身の不動明王とされる「大阿闍梨(だいあじゃり)」となった。籠山行は15年2月まで続く。(201211100702  読売新聞)