2012年6月4日月曜日
8世紀、宇宙環境が大変動
8世紀、宇宙環境が大変動 超新星か太陽爆発か…原因は謎
名古屋大・太陽地球環境研究所の増田公明准教授と、解析に使用された屋久杉=5月、名古屋市千種区
奈良時代、宇宙環境に大変動があった―。775年に地球外から飛来した宇宙線が前年比で過去3千年間では最大級の増加率で急増し、原因が特定でき ないことを名古屋大・太陽地球環境研究所の増田公明准教授(宇宙線物理学)らが明らかにし、3日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。
樹齢約1900年の屋久杉に取り込まれた炭素濃度から分かった。原因として(1)星が寿命を終える前に起こす「超新星爆発」でのガンマ線の大量放出(2)太陽表面の超巨大爆発「スーパーフレア」による高エネルギー陽子の放出―などが考えられるが、断定できないという。
(共同)2012年6月4日 02時07分 東京新聞
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