世界初!無色透明な血液の魚がふ化 東京・葛西臨海水族館
オセレイテッド アイスフィッシュ(ジャノメコオリウオ)のふ化直後の仔魚(東京動物園協会提供)
東京都は21日、葛西臨海水族園(江戸川区)で今年1月、世界で初めて産卵が確認された「オセレイテッド アイスフィッシュ(ジャノメコオリウオ)」の卵が孵化(ふか)したと発表した。孵化が確認されたのも世界初で、仔魚(しぎょ)3匹が23日から展示される。
アイスフィッシュは、脊椎動物で唯一、血液が無色透明で、世界で飼育しているのは同園だけ。産卵確認後、非公開の水槽で飼育してきたが、7日に孵化を確認、20日時点で約20匹がふ化した。
仔魚の体長は約2センチで、孵化直後から成魚の特徴である大きな口が開き、歯も確認できる。孵化直後の生態については、研究例がなく、給餌なども手探りで、同園担当者は「初期の成長段階を記録できるのは楽しみだが、どこまで育てられるかは挑戦」と話す。2013.5.21
20:57 産経
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