2015年10月29日木曜日

脳神経細胞再生、たんぱく質発見

脳神経細胞再生、たんぱく質発見…新薬に期待も
 富山大大学院医学薬学研究部の山本誠士助教らは、脳の神経細胞再生に関わる複数のたんぱく質を発見したと発表した。 山本助教は「脳梗塞患者などに有効な神経再生治療で応用でき、新薬開発につながる可能性がある」と話している。論文は、近く米科学誌ステム・セルズ電子版に掲載される。

 脳の神経再生は、脳梗塞やアルツハイマー病などの治療法として有望視されているが、十分な効果を得られる治療法はまだ確立されていない。
 今回の山本助教らの研究では、脳梗塞となったマウスを使って、神経細胞にあるたんぱく質「PDGFR―β」が、脳神経の再生に及ぼす影響を解析。脳梗塞部に向かって、神経細胞に変化していく細胞が移動する過程を調べ、神経再生にたんぱく質の「インテグリンα3」と「CXCL12」が重要な役割を果たしていることを発見した。

 また、梗塞部の血管周辺の細胞で、PDGFR―βが活性化することで、脳神経の再生が促進される可能性があることがわかった。
 こうした脳の神経細胞再生にかかわる仕組みを今後、さらに詳しく解明することで、脳梗塞などの治療に役立つ新薬の開発につながる可能性があるとしている。

 この研究は、山本助教のほか、同大の笹原正清教授、元同大大学院生の佐藤光氏が行った。20151029 1826分 読売

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