2015年7月26日日曜日

冥王星の氷「氷河のように流れる」

冥王星の氷「氷河のように流れる」…新画像公表
*冥王星表面に見えるハート形の縁の部分を拡大した画像。ハートは窒素などの氷の平原で、画像左上の縁の部分で氷がくぼ地に流れ込んでいるという=NASAなど提供

 米航空宇宙局(NASA)は、無人探査機「ニューホライズンズ」が撮影した冥王星の新たな画像を、米東部時間の24日に公表した。
 NASAなどの観測チームは、冥王星の表面で「窒素などの氷が地球の氷河のように流れている」と説明している。

 観測チームは、冥王星の表面に見えるハート形の縁にあたる部分の画像を分析した。ハート形は窒素やメタンなどの氷でできた平原で、平原の氷がハートの外側に広がるように流れ、クレーターやくぼ地を埋めているという。観測チームは「地球のように、氷河が動く活動が、冥王星でも起きているようだ」と指摘する。

 NASAは同日、ニューホライズンズが撮影した冥王星上空にある大気のもやの画像も公表した。探査機が冥王星を通過した後に撮影された画像で、太陽を背にした冥王星のもやが、太陽光を受けて指輪のように輝いている。20150725 2234分 読売

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