2015年6月25日木曜日

単為生殖

単為生殖 
本ブログでもいくつか取り上げてます。かなり唐突ですが、そんな中で、ふと最近ちょっと気になって、「マリアの処女懐胎」はもしかすると100%の否定はできないのかもしれないと思った次第。

広辞苑をみると・・・
雄性と無関係に子孫を生じる生殖法。
広義には、卵細胞が受精なしに発生を始める現象。
動物ではミジンコ、アブラムシなど、植物ではドクダミ、シロバナタンポポなどに見られる。
卵への人為的な物理化学的刺激でも起こり、人口単為生殖という。
発生学上は、同じ現象を単為発生という。
単性生殖。処女生殖。⇔両性生殖
・・・とあります。


そこで先ずは、単為生殖の例が見られた事実がある動物を以下に列挙してみた。
*カエル、カイコ、アリマキ、ミジンコ、ワムシ、
*アリ類を含む膜翅(ハチ)目の昆虫、
*ワモンゴキブリとクロゴキブリ、
*ナナフシの仲間やヒナカマキリ、
*コモチカワツボ、ギンブナと言えるフナ類、

*サメの単為生殖は珍しくない?ゼベダイ、シュモクザメ、ツマグロ、テンジクザメの仲間など、さまざまな脊椎動物や多くの無脊椎動物で単為生殖が認められている。

*ブラーミニメクラヘビ、野生のマムシのメス、飼育下のヘビ、コモドオオトカゲ、鳥、サメのメス、オガサワラヤモリ、キノボリヤモリ、ブラーミニメクラヘビ、グールドモニターが単為生殖をしたという事実があった。

*鳥類ですら単為生殖を完全には放棄しておらず、シチメンチョウにおいては単為生殖により個体が生じることが家禽繁殖学の教科書にも記されている。



このように、
ほ乳類以外の爬虫類、鳥類、両生類、魚類以下、昆虫に至るまで単為生殖≒処女懐胎が出来る種は数多くの例が見られる。

一方、地球誕生は46億年前→生物が38億年前に現れ→脊椎動物は5億年前→魚類が4.6億年前→両生類は3.5億年前→爬虫類が3億年前→鳥類、哺乳類は2億年前→そして、進化を辿ってヒトは15万年前に出現した・・と云うのが、一応学問的コンセンサスの得られていることです。

さすれば、5億年前のヒトの先祖は魚だった。20億年前、ヒトの先祖はみな微生物だったのであります。同じことが、すべての生物について言えることになります。

さらに、歴史的な事項としては、人類が単為生殖をしたと主張する例は多数あるようですが、ヒトを含む哺乳類にはゲノム・インプリンティング(機構)があるために雄ゲノムと雌ゲノムの両方が必要であり、どちらか片方のゲノムしかない単為生殖には否定的な実験結果が出ていたそうです。

ところが、単為発生マウスの誕生に成功した・・との以下報告がなされました。
2004年に独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構生物系特定産業技術研究支援センターと東京農業大学(応用生物科学部・河野友宏教授)の共同研究により、特定の遺伝子が欠損したマウスの未成熟な卵母細胞の細胞核を卵子に移植することによって、世界で初めて雌ゲノムのみからなる単為発生マウス「かぐや」の誕生に成功した。」

(なお、河野教授らが2007年に発表した論文では1つの卵子から生まれる単為発生との区別を明確にするため「二母性マウス (bi-maternal mice)」という言葉が用いられている)

突拍子もないこと、とんでもない飛躍として、哺乳類やヒトでも可能性の全面否定はできないのではないかと、思うに至ったのです。すなわち、「マリアの処女受胎?」。   
聖骸布や骨、毛髪などなどから、イエス・キリストとマリアの遺伝子解析が一致すれば・・あきらかになる!?。誰でも思うことで、問題はサンプルですね。

世界には同じようなことを考える人はいるもので、たとえば、

・・に考察がされているのです。

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