2008年6月29日日曜日

6年前に書いたものです 3回目

6年前に同窓会誌用に書いたものです。少し長文ですので4回に分けて紹介します。3回目です。ご笑覧頂ければ有り難く存じます。コメント頂ければなお感謝です。

時の過ぎ行くままに! (3/4) 

教育に課せられた問題も見逃せない、大きそうだ。国立大学の独法化でどうなるのか?関心事でもある、大学だからこそ皆が一度に同じ方向を向いてしまう愚はあり得まい。諸々の規制が撤廃・緩和されることで自由度が増し、これまで以上に独自性を発揮できる筈だと喧伝されていることに額面どおりの期待を寄せざるを得ない。

ところで、日本と世界の将来を担うべきこれからの皆さん、もしキミがそうなら、そろそろドメスティックにしか通用しないステレオタイプな考え方や価値観は、なるべく速やかに捨てても良いんじゃない?先人・先駆者の教えは最大に尊重し利活用した方がいいに決まってるけど、大樹の陰で昼寝しててもしょうがない、もしかしてグリーンハウスのなかの大樹だったらどうなるの?
 まだまだ知らない世界が広がっている。キミがその気になりさえすれば、Webサイトから、望み得る世界最高クラスの講義だって受けられる時代だ。今のキミなら何でもできる。地球規模の視点で考えて行動するほうがきっと面白いよ。Be Ambitious!さ、Lofty Ambitionもいい。

ますます本物のオーガナイザー、リーダーシップが必要とされている。バイタリティー豊かなキミよ、才能が有り過ぎて現状に退屈しているかも知れぬキミよ、ヒトとお猿さんのDNAの違いはおよそ1.6 %らしいが、安心してくれたまえ、キミの頭脳は持てる力(脳細胞数?)の数%程度しか使っていないと言う説もある。まだまだキミには無限の可能性がある、1% 余分に使っただけで、どんなに凄いことが起こるのか見当もつかない(きっと、レオナルド・ツバイシュタインが生まれる)。

そんな訳で、自分が本当に興味を持てることに、ノビノビ楽しく、面白がって全力投球してみたらいい。チャレンジしてくれ!と無責任ながらケシカケタイ、強調したい。まあー、実際にそうやって、元気で活躍している若者(女性が目立つ?)を目にするから意を強くする。
 そして野依良治教授の言ではないが、ナンバーワンよりオンリーワン(分野に無関係、テノール歌手新垣勉も同様の発言をしていた)を目指して欲しいものだ。大統領の代わりは何人もいるが、アインシュタインの代わりは誰もいない――と言うではないか。将来は国籍不問、地球人パスポートなんてのもできるかも知れないけれど、やはり、ニッポン人の魂と誇りはキープしていて欲しいな。

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