2013年11月29日金曜日

SFか現実か…月面上で太陽光発電


SFか現実か…月面上で太陽光発電、地球に伝送 構想したのは日本の建設会社
 清水建設では、月に太陽光発電所を建設して地球に送電するという「月太陽発電」システムの構想を掲げている。
 日本の建設土木会社である清水建設は、シミズ・ドリームと呼ばれるいくつかの壮大な構想を掲げている。
 そのなかのひとつに、月太陽光発電のコンセプト「Lunar Ring」がある。同社の主張によれば、13,000TWの電力を常に地球に送れるもので、クリーン・エネルギーを無限に使用できるようになると期待されるものだ。

 月を拠点とするこの発電所では、まず11,000kmに及ぶ月の赤道に沿って、多数の太陽電池をベルトのように並べて設置する。最終的に、その全 長は数kmから400kmに伸びるという。これらの月太陽電池で生成された電力は、送電ケーブルで伝送施設まで送られる。この施設には、直径20kmのマ イクロ波送電アンテナが設置されており、生成された高密度のレーザー光で、地球上の受電レクテナに電力が送られる。正確に送電するためには、地球からのガイド・ビーコンを使う仕組みだ。

 このソーラー・ベルトを建設するためには、可能な限り多くの月資源を利用するという。同社のパンフレット(PDF)によれば、月の砂を利用することで、セラミックス、ガラス、酸素、コンクリート、太陽電池、および水を作ることができるという。「月の砂は酸化物なので、地球から水素を持ち込めば酸素や水をつくることが可能」だという。
 核となる土木工事と資源採取、宇宙ユニットの組み立て、それに月面での作業は、地球から遠隔操作するロボットによって行う予定だ。

 同社はこのほかにも、ピラミッド型空中立体都市宇宙ホテル砂漠の運河ネットワークなどの「シミズ・ドリーム」を提案している。これらはあまりに壮大な計画で、当面は仮説の域を出ないものと思われるが、われわれはこうした構想は大好きだ。少なくとも、将来のエンジニアたちが、壮大なスケールで革新へと向かう助けになることを期待したい。2013.11.29 17:30 産経ニュース

「最古の公衆トイレ」発見


2億4千万年前「最古の公衆トイレ」発見 南米、ふんの化石大量に

 
 アルゼンチンで見つかった、ディノドントサウルスのものとみられるふんの化石(サイエンティフィック・リポーツ提供=共同)


 南米アルゼンチンで約2億4千万年前の草食動物のものとみられるふんの化石が大量に見つかり、同国の研究チームが28日付の英科学誌サイエンティ フィック・リポーツ電子版に発表した。ふんの化石がまとまって発見された例としては最も古く、「世界最古の公衆トイレ」としている。


 ふんは中生代三畳紀(約2億5千万年前~約2億年前)に南米にすんでいたディノドントサウルスのものとみられ、アルゼンチン北西部ラリオハ州の地層で見つかった。1平方メートル当たり平均66・6個あった。

 英BBC放送によると、研究チームはディノドントサウルスが群れですみ、寄生虫を避けるため、別の場所にまとまってふんをしていたことが確認できたと主張している。最も大きなふんの化石は長さ約40センチで、重さは数キロあった。

 三畳紀後期に恐竜が登場しており、研究チームは「恐竜出現に至る解明につながるかも」としている。ディノドントサウルスは体長2~3メートル。やや後方に突き出た2本の牙が特徴。(共同)2013.11.29 14:29 産経ニュース

Comet ISON Fizzles



 Several solar observatories watched the comet throughout its closest approach to the sun, known as perihelion, on Nov. 28. While the fate of the comet is not yet established, it is likely that it did not survive the trip.

 "We didn't see Comet ISON in SDO," said Dean Pesnell, project scientist for NASA's Solar Dynamics Observatory. "So we think it must have broken up and evaporated before it reached perihelion." NASA HP



初の無効判決


参院選 初の無効判決 今年7月 一票格差、違憲 高裁岡山支部
 「一票の格差」が最大4・77倍だった7月の参院選は違憲だとして、弁護士グループが全国各地で選挙無効を求めた訴訟の判決が28日、広島高裁岡 山支部であった。片野悟好(のりよし)裁判長は定数配分規定を違憲と判断し、岡山選挙区の選挙を無効とした。参院選の無効判決は初めて。判決は「国会が選 挙制度の改革に真剣に取り組んでいたかは疑問だ。投票価値の不平等を是正しなかったことは国会の裁量の限界を超えていた」と国会の怠慢を指摘した。
 14高裁・高裁支部に起こされた訴訟で最初の判決。無効訴訟は選挙区ごとに起こす仕組みで、岡山選挙区のみを即時無効とした。被告の岡山県選挙管理委員会が上告するのは確実で、最高裁で確定しなければ同区選出の石井正弘参院議員(自民)は失職しない。
 
 前回平成22年参院選について、24年10月の最高裁判決は「違憲状態」と判断。都道府県単位の選挙区の見直しを求めたが、国会は「4増4減」の微修正で 対応。抜本的見直しは次回28年選挙に見送った。修正の結果、議員1人当たりの有権者数は鳥取が最少、北海道が最大で、両選挙区の格差は4・77倍。岡山 は3・27倍。片野裁判長は「投票価値の不平等は甚だ顕著だ。国会は遅くとも制度見直しが必要と指摘した21年9月の最高裁判決以降、抜本的改革の立法措 置を講じる責務があった」とした。
 
格差訴訟では違憲とした場合も政治的混乱などを考慮して請求を棄却する「事情判決」を採用。無効は回避されてきたが、片野裁判長は「長期に投票価値の平等という憲法の要請に反する状態を容認することに比べ、無効による弊害が大きいとはいえない」とした。
 無効判決は24年衆院選を対象とした訴訟で今年、初めて2件出された。うち1件は今回と同じ片野裁判長だった。2013.11.29 07:57 産経ニュース

2013年11月28日木曜日

1万年前の住居の遺跡


1万年前の住居の遺跡、建設現場から出土 イスラエル
 (CNN) イスラエルの建設現場で行われた発掘調査で、1万年前の住居や6000年前の寺院などの遺跡が見つかった。27日から一般に公開される。
 イスラエル文化財当局の発表によると、紀元前8000年の住居の遺跡はエルサレム西部の高速道路拡張予定地で見つかった。何度も改修や修理を繰り返した形跡があり、人類が食べ物を求めて移動する生活から、1カ所に定住する生活に入った時期のものとみられる。
 付近からは火打ち石や石灰岩でできたおのも発見され、このころから動物の家畜化や植物の耕作が始まり、計画的な都市が形成されるようになったことをうかがわせている。
また、6000年前の寺院の遺跡からは高さ1.2メートル、重さ数百キロの石柱が見つかった。
 専門家は今回の発見について、約5000年前の青銅器時代初期に都市社会が形成されたことを裏付けるものだと評価している。2013.11.27 Wed posted at 11:39 JST CNN

2013年11月27日水曜日

紀元前6世紀の寺院跡発見


紀元前6世紀の寺院跡発見、釈迦の生誕時期示す? ネパール

(CNN) 仏教の開祖、釈迦(しゃか)の生誕地と伝えられるネパール南部ルンビニの発掘調査で、紀元前6世紀のものとみられる木造仏教寺院の痕跡が見つかった。考古学会誌アンティクイティに紹介され、英ダラム大学などの研究チームが25日に発表した。
釈迦の生涯については主に口頭の伝承で伝えられ、物的証拠はこれまでほとんど見つかっていなかった。今回の発見は、釈迦の誕生時期を初めて考古学的に示すものと期待されている。
発掘調査では、当時のアショカ王が紀元前3世紀に建造した寺院の下に、木製の柱が立てられていた痕跡を発見。大きさや形状は、紀元前3世紀の寺院と ほぼ同じだった。柱の跡から見つかった木炭や砂を調べた結果、いずれも6世紀のものであることが判明した。一方、柱の穴ができたのは紀元前800~545 年と推定される。
「柱の穴が木造寺院の存在を示すものだとすれば、釈迦が または直後から儀式が始められていた可能性がある」と研究チームは指摘する。
この遺構の中心部では石化した巨大な木の根の断片も発見され、この地に1本の木があったとみられることが分かった。これは釈迦の母が木の枝につかまって出産したという伝説と一致する。建物のこの部分だけは屋根に覆われていなかった。

ダラム大学の研究者はこの発見について、「信仰と伝説、考古学、科学が一致する希少な事例」と評価している。
研究チームの説が正しければ、釈迦が紀元前563年に生まれ、483年に死去したという説とこの遺構の存在時期が重なることになる。ただ、釈迦が生きた年代を巡っては、448~368年とする説など諸説がある。ユネスコのウェブサイトには、623年に誕生と記されている。
ルンビニはインドとの国境に近い亜熱帯の森林や草原の中にあり、中国の記録によれば、15世紀までは巡礼者が訪れていた。なぜ巡礼者が途絶えたのか は分かっていない。その後1896年に発見されて、アショカ王が釈迦の生誕地を訪れたと記した紀元前3世紀の石柱があったことから、釈迦の生誕地と認定さ れた。
釈迦はルンビニの庭園で裕福な両親のもとに生まれ、生誕時はゴータマ・シッダールタと呼ばれた。29歳で出家し、菩提樹(ぼうだいじゅ)の下で悟りを開いたと伝えられている。2013.11.26 Tue posted at 16:59 JST CNN

2013年11月24日日曜日

ニュートリノ検出 南極実験


高エネルギー粒子 ニュートリノ検出 南極実験

南極の氷床に設置された、実験「アイスキューブ」の地上施設(研究チーム提供)


 太陽系の外から飛んできたとてつもなく高いエネルギーを持つ素粒子ニュートリノを検出したと、千葉大が参加する国際研究チームが22日付の米科学誌サイエンスに発表した。南極の巨大な氷床を観測装置として利用する実験「アイスキューブ」の成果。


 これほど高いエネルギーのニュートリノを発生させる天体は謎だが、ブラックホールや超新星爆発などが考えられるという。吉田滋・千葉大准教授は「検出は世界初。はっきり分かっていない(宇宙を飛び交う粒子の)宇宙線の起源を解明できるかもしれない」としている。

 ニュートリノはあらゆる物を透過し、検出が難しい。チームは、南極点の深さ約1500~2500メートルの氷床に5千個以上の検出器を埋め、1立方キロメートル分の氷がまれにニュートリノと反応して発する光を探した。

 平成22年から2年間の観測で、非常に高いエネルギーを持つニュートリノを28個検出、うち2個は1千兆電子ボルトを超えていた。2013.11.22 11:53 産経ニュース

2013年11月22日金曜日

アイソン彗星から炭素や酸素などのガス


アイソン彗星から炭素や酸素などのガス すばる望遠鏡で確認
急に明るくなったアイソン彗星を分光観測した画像。縦の短い線がガスの分布を示している(国立天文台提供)
 国立天文台と京都産業大のチームは22日、太陽に接近しているアイソン彗星から炭素や酸素、ナトリウムなどのガスが出ていることを、米ハワイ島のすばる望遠鏡で突き止めたと発表した。
 アイソン彗星の主な成分である氷以外の成分を調べることで、急に明るくなる仕組みや起源の解明につながるという。
 チームは、アイソン彗星が急激に明るくなった直後の16日、光を波長ごとに細かく分けて測るすばる望遠鏡の装置で観測し、高精度のデータを取得した。分析の結果、彗星から特にナトリウム原子が盛んに出ていることが判明した。2013.11.22 14:02 産経ニュース

2013年11月18日月曜日

太陽元気なし


太陽元気なし 寒冷化予兆 11年周期の磁場転換起きず、黒点も最少
米航空宇宙局(NASA)の太陽観測衛星「ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー」が10月25日に撮影した太陽の表面。巨大なフレア(太陽面爆発)が現れている(ロイター)

 太陽に異変が起きている。今年は太陽の活動が強くなったり弱くなったりする11年周期の中で、活動がピークになる年(極大期)に当たり、通常な ら、太陽の北極と南極の磁場が入れ替わる「極域磁場転換」が起きるはずなのだが、いまだに起きていない。さらに、活動ピーク年には増えるはずの“太陽の元 気のバロメーター”とされる「黒点」も今年は異常に少ない。今後、太陽は活動の低調期に入り、併せて地球も寒冷化すると指摘する専門家もいる。

 「全く元気がなくパッとしない。明らかに異変が起きている」。米航空宇宙局(NASA)の研究者、ジョナサン・サーテイン氏は先週、今年の太陽の活動を評して米メディアにこう語った。

  観測史上、太陽は11年ごとに北極と南極の磁場が入れ替わることが分かっている。その詳しいメカニズムは不明だが、当該年は太陽の活動が最も活発になる年 で、主に高緯度地帯に多数の黒点ができる。黒点は磁石のように強い磁場が起きている場所で、磁力によって太陽内部の熱が表面から放出されるのが抑えられて いるため、周囲より低温で黒く見える。黒点の地点は低温でも、その総面積は太陽のほんのごく一部であり、黒点が多発する時期は太陽全体のエネルギー放出量 は増大する。
かつてない弱さ

 太陽の活動ピーク年には、 常時150~200の黒点が観測されるのが普通で、大量の電磁波や粒子が放出され、こうした太陽嵐によって地球上の電信施設が損傷を受けることがしばしば 起きてきた。しかし、今年はこれまで、観測される黒点は概ね50~100ぐらいにとどまっており、ここ200年で最も少ないと言われている。

 また、NASAは今年8月5日、「黒点は少ないが、3~4カ月以内に極域磁場転換が起きるだろう」と予測したが、3カ月半が過ぎた今でも、明瞭な 兆しは現れていない。2006年9月に打ち上げられた日本の太陽観測衛星「ひので」が集めたデータによると、太陽の北極はすでに昨年から磁場がS極(マイ ナス磁場)からN極(プラス磁場)に替わっているが、南極は依然としてN極のままの状態が続いている。その一方で低緯度地帯(赤道近辺)にS極が現れ、観 測史上例がない「太陽の磁極の4極化」という異常現象さえ起きている。
 米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、ハーバード・スミソニアン天体物理学センターで太陽磁場周期について研究するアンドレス・ハラミージョ氏は「生存している科学者で、これほど弱い太陽周期(活動)を目にしたことがある人はいない」と指摘する。

17世紀に類似現象
  かつて、今年と似た現象は17世紀にも起きている。その時は約70年間にわたって黒点がほとんど出現せず、地球は寒冷化した。記録によれば、当時、ロンド ンのテムズ川では冬にスケートが楽しめたといい、日本でも京都のサクラの開花が極端に遅れていたことが文献によって分かっている。
 では、 今後、地球は寒冷化に向かうのだろうか。太陽活動の低調化による波及効果は温室効果ガス排出量増加による温暖化現象を打ち消すには至らないとう見方がある 一方で、「地球は間違いなく寒冷化に転じる」(大気海洋地球物理学者の中村元隆氏)と断言する専門家も決して少なくない。2013.11.18 07:29 産経ニュース

2013年11月17日日曜日

古代人は巨石をいかにして運んだか


古代人は巨石をいかにして運んだか
クメール文明の象徴、カンボジアのアンコールワット。 Photograph by Robert Clark, National Geographic

 アンコールワットの寺院やエジプトのピラミッド、ストーンヘンジ、イースター島のモアイ像には、いずれも巨大な石材が使用されている。フォークリフトや油圧式クレーン、トラックなど存在しない時代、どのように何トンもの石材を運んだのだろうか?
 アメリカ、オレゴン大学でイースター島のポリネシア文化を研究する考古学者、テリー・ハント(Terry Hunt)氏は、「つい忘れがちだが、古代の人々も私たちに劣らない知性を備えていた」と指摘する。
 巨大な石材を石切り場から運ぶために考案された、古代人の独創的な方法をいくつか紹介しよう。

◆イースター島のモアイ像
 火山岩から切り出されたモアイ像の重量は、4.5トンから73トンに及ぶ。石切り場から10~12キロメートル先の海に面した高台(アフー)に設置されており、運搬方法を巡って議論が続いている。
 例えば、ひたすら引きずったという説から、丸太を並べたコロの上を“そり”に載せて転がしたという説まで枚挙に暇もない。

  1986年には、ノルウェーの探検家トール・ヘイエルダール(Thor Heyerdahl)氏とチェコの技術者パベル・パベル(Pavel Pavel)氏が、立った状態での運搬説を提唱。2011年に前出のハント氏とカリフォルニア州立大学ロングビーチ校の考古学者、カール・リポ(Carl Lipo)氏が“歩かせる”方法を考案する。
 ハント氏とリポ氏は完成途上のモアイを観察、太った腹部のおかげで前に傾けやすく、アルファベットのDのような形をした底部を中心に左右に揺らせて動かす方法を考え出した。
 2011年、ナショナル ジオグラフィック協会の探査協議会が出資した実験で両氏は、高さ3メートル、重さ5トンのモアイのレプリカにロープをかけ、18人で左右に揺らしながら歩くように前進させる試みに成功した。
 移動距離は40分間で100メートル。この方法ならば、数週間で島を横断できただろうとリポ氏は推測している。

◆アンコールワットの寺院
 カンボジアのアンコール遺跡は、9~15世紀に栄えたクメール王朝の首都だった。中でもアンコールワットの寺院には圧倒される。
  アンコールは、河川による堆積作用で形成された沖積平野に広がっている。古代都市の専門家クリストフ・ポティエ(Christophe Pottier)氏によれば9世紀頃、周辺地域の粘土から作ったレンガを寺院造営に利用したという。同氏は、フランス極東学院のバンコク・センターの代表 を務めている。
 10世紀になると、石材が使用されるようになる。しかし、砂岩台地の石切り場は、50~70キロメートルも離れていた。
 ポティエ氏によると、寺院に使われた石材の90~95%は、200~300キログラムの重量だという。初期の研究者らは、道路を利用してアンコールまで運搬したと考えていた。
 しかし30~40年前、アンコールと石切り場を結ぶ運河が発見され、新たな説が浮上したと同氏は語る。雨季の間、いかだに載せてアンコールまで運んだ可能性が高いという。
 目的地に到着すれば残りはわずかな距離なので、木製のコロで移動させたと同氏は推測している。

◆ストーンヘンジ
  イギリスの巨石遺跡ストーンヘンジには、主に2種類の石が利用されている。遺跡の中心部で円を描く火山岩「ブルーストーン」と、外側に並ぶ大きな「サルセ ン石」である。「サルセン石は、40~50キロメートル先の比較的近い石切り場から運ばれて来た」とイングランド、ボーンマス大学の考古学者ティモシー・ ダービル(Timothy Darvill)氏は説明する。
 石を“そり”に載せ、コロやレールの上を滑らせた可能性が高い。「いくつもの実験から可能だと証明されている」とダービル氏。
 大型のサルセン石の重量は約36トンもあり、150人がかりで引く必要があったと推測されるという。
 一方、ブルーストーンの産地は、250キロメートルも離れたウェールズにある。目的地のソールズベリー平原まではるかに遠く、別のルートを使う必要があったとダービル氏は指摘する。

「ルートは複数存在するが、いずれも大きな川を渡るか、海岸付近の海上を通る必要がある」。最大のブルーストーン(3.6トン)でも、いかだで運べることが実験で証明されているという。

◆エジプトのピラミッド
 ピラミッドに積み上げられた石灰岩や砂岩は最大で数百トンもあり、石切り場からの輸送には困難が予想される。
 スイスで活動する地理考古学者で、古代エジプトの石切り場に詳しいパー・ストレミル(Per Storemyr)氏は、「可能な限りナイル川を利用していた」と語る。
「古代エジプトの石切り場は大半がナイル川沿いにあり、輸送距離は比較的短かい」。ただし、造営現場から数十~数百キロメートル先で、しかもナイル川から遠い石切り場からは、“そり”やコロを活用して川まで運んだ可能性が高いという。
「古代の運搬方法の解明は非常に困難だ」と同氏は語る。特に陸上で有効な木製のコロは、長距離にはまったく役立たない。
「ある種の“線路”を作ったのではないか。石材を載せた“そり”を引けるように、木材のレールを敷いた可能性も十分にある」。Jane J. Lee, National Geographic News 2013年11月15日 毎日新聞

2013年11月16日土曜日

続お国柄


続お国柄
富くじ
あるスコットランド人が宝くじを2枚買った。うち一枚が一等当選した。
さっそく友人がお祝いに駆けつけると、スコットランド人は哀しそうな顔をしている。
理由を聞くと…「なんで2枚も宝くじを買ってしまったんだろう」

しっぺ返し
あるスコットランド人が結婚した。
式の後で「牧師さん、お礼はいかほど差し上げましょう?」
牧師は軽く頭を下げ、「花嫁の美しさにふさわしいだけ…」
しめたと思った男は、たった一ドルの献金。
呆れた牧師は花嫁のベールをめくり、50セントを差し出し「おつりです」

勝負あり!
イスラエルのキブツから来た農夫が、テキサス人と話をしていた。
テキサス人「ヘイ、あんたの農場は大きいのかい?」
イスラエル人「そうさなぁ。300フィートかける200フィートといった所かな。あんたの牧場はどうなんだね?」
テキサス人「日の出とともに車で出かけて、日が沈んでもまだ俺の土地の中さ」
イスラエル人「わしも以前、そんな車を持っておったよ」

洗練?
英国人のジョークは毒をオブラートと糖衣にくるむ。

さすがは・・
スコットランドの紳士がロンドン駅に降りた。
早速ポーターがそれを見つけて、紳士に声をかける。
「旦那、荷物運びはいかがですか?最初の一個が4ポンド、二個目からは2ポンドです」
「わかった。じゃあお願いしよう。君は二個目と三個目を運んでくれたまえ。一個目は私が運ぶ」

2013年11月15日金曜日

110億年前の天の川のイラスト

ハッブル宇宙望遠鏡の観測データで作った、110億年前の天の川のイラスト。現在より暗く、生まれたての星の固まりがピンク色に輝いている(NASA提供) 読売新聞

お国柄:東洋編


お国柄:東洋編
かばんの中身
Q.韓国人はブリーフケースに何を入れているか
A.ブリーフ

美人
Q.ソウルにいる美人を総称してなんと呼びますか?
A.旅行者

悩みは同じ
あるバーでイギリス人とアメリカ人が話していた
「貧富の差ってもんはどうにかならないかな?」
「そればっかりはどうしようもない。資本主義最大の問題だからな」
それを聞いていた中国人が
「どこも同じ問題を抱えてますね。私の国も貧富の差がひどいんですよ」

ウリジナル
「ライト兄弟よりも300年も前に空を飛んだ人がいるんだってよ!」
「また韓国だってよ!はっはっはっは!」

世界で一番短い本の題名は
──「おごってくれるユダヤ人」
もっと短いのはないの?
──「韓国人のドクソー性」

そんなあ~
「日本人はどうしてあんなに味に敏感なんだろう」
「簡単さ、舌が2枚あるからだよ」

2013年11月14日木曜日

山中教授、ローマ法王庁科学アカデミー会員に


山中教授、ローマ法王庁科学アカデミー会員に
 京都大iPS細胞研究所は、ノーベル生理学・医学賞を受賞した所長の山中伸弥教授が、ローマ法王庁科学アカデミーの会員に選ばれたことを明らかにした。
 同研究所によると、アカデミーは1603年創立。宗教や民族にかかわらず、顕著で独創的な業績をあげた科学者らが任命 される。現在会員は約80人。野依良治・理化学研究所理事長と五條堀孝・国立遺伝学研究所特任教授が名を連ね、過去に湯川秀樹博士、福井謙一博士らも選ば れている。
 山中教授は「任命され光栄に思う。今後も科学の発展に貢献すべく、身を引き締めて研究活動を行いたい」とのコメントを出した。(2013年11月14日11時48分  読売新聞)

お国柄


お国柄

昼食時

フランス人「・・カフェオレとフランスパンを」
ドイツ人 「ソーセージ・・できればビールを」
イギリス人「フィッシュ アンド チップスを」
ユダヤ人 「ところで、あんたのおごり?」



得意技が

日本に本社のある会社の韓国支所で1名の求人があった。
韓国人と日本人がそれぞれ希望したが、2人とも年齢も資格も同じだったので試験を受けるよう言われた。
終了段階で、二人とも答えられない問題が一問あった。試験担当部長が韓国人のところに行って言った。
「ご応募ありがとう。でも、今回は日本人の方を採用することになりました」
韓国人「どうしてですか? ぼくたちはどちらも九問正解しています。ここは韓国でぼくは韓国人なんだから、ぼくを採用するべきじゃないですか!」
部長「正解ではなく、君たちが答えられなかった問題を見て決めたのです」
韓国人「じゃあ、どうして一方の間違いがもう一方よりいいんです?」
部長「簡単だよ。日本人は五問目に『分かりません』と書いた。君のは、『ぼくも分かりません』と書いてあったからだ」



優れた将軍

ある日どの国の将軍が一番優れているかという談義があった。

フランス人「ナポレオンこそ最高の将軍である」
日本人は神妙な顔をして頷いた。

ドイツ人「いや、ヒトラー元帥こそ、最大の指導者であった」
日本人は神妙な顔をして頷いた。

ロシア人「いや、我が国の将軍こそが最強である」
日本人は神妙な顔をして頷いた。

フランス人日本人に訊ねた。「ロシアの最強の将軍とは誰か?」
日本人「え?マローズ(冬将軍)じゃないの?」



何年経っても身につかないもの
「日本人の英語教育」
「アメリカ人の反戦教育」
「イタリア人の性教育」
「中国人のマナー教育」

「ロシア人の禁酒教育」
「韓国人の独創性教育」



面目躍如

日本人、韓国人、中国人が「誰が一番我慢強いか」で議論になり、誰もが自分だと主張して譲らなかった。そこで、豚小屋に入り、その臭いをどれだけ我慢出来るかを競うことにした。
まず日本人が入ったが、5分で出てきた。「もうダメだ」
次に中国人が入った。頑張ったが、10分で出てきてしまった。「もうダメアル」
最後に韓国人が入った。
我慢できずに豚が逃げてきた。



出来るかと問われれば

アメリカ人「出来るに決まってる!」
フランス人「ドイツ人よりは先に出来る」
ドイツ人「フランス人よりは先に出来る」
イタリア人「出来なくてもいいや」
中国人「出来ました!(出来てない)」
韓国人「出来ます!(出来ない)」
日本人「出来ません(出来る)」



小子化対策
日本では、子供のいる家庭には減税を行った。
アメリカでは、移民を受け入れた。
中国は、年金を廃止した。

2013年11月11日月曜日

イギリス人の笑い


イギリス人の笑い
皮肉なユーモア好きのイギリス人ならではの本当にあったお話とのことです。

*文盲の詐欺師
 水曜日に、読み書きのできない男が、サンドバッチ軽罪判事により、小切手偽造のとがで有罪となった。

*不用品交換会
 互助会の婦人たちは、不用品交換会の夕べを催して、楽しいひと時を過ごした。参加者全員が不要になった物を持ってきた。そして、多くの婦人たちは、夫を連れてきた。

*猫の扶養手当
 私はいま猫を4匹飼っていますが、みんな全面的に私と家内を頼りにして生きていますので、今年の年末調整では、猫の扶養手当を要求するつもりです。

*床屋のリップ・サービス
 行きつけの床屋さんの機転に、万歳を送りたいと思います。私の髪の毛は、普通の人たちほど多くはないのですが、彼はいつも「今回は、かなり切らなきゃいけませんね、だんな」などと言ってくれるんです。


*割れないティーセット
 譲りたし、割れないティーセット。皿6枚、カップの受け皿6枚、カップ5個。全部で16ポンド。

*不吉な求人広告
 求む。曲芸師。前任者、落下事故のため。

*へんな求人広告
 #ギターの教師至急求む。ギターを弾ける人が望ましい。
 #求む。セルフサービス・ガソリンスタンドの給油ポンプ係り。

*馬を知らない先生
 6歳になる孫息子に、「絵はうまくなったかね」と尋ねたところ、「ぼくの先生ったら、馬を見たことがないみたいだよ。だってぼくが馬を描いたら、『それ、なあに?』なんて聞くんだもの」といいました。
 
*健康食品の効き目
 健康食品店の営業活動停止のお知らせ。残念ながら、店長が病気のため閉店となります。

2013年11月9日土曜日

6本の尾を持つ小惑星


6本の尾を持つ小惑星 NASA、ハッブル望遠鏡で観測 
 6本の尾を持つ小惑星。左は9月10日、右は9月23日撮影(NASA提供)
 米航空宇宙局(NASA)は8日までに、彗星のような尾を6本持ち、回転しているように見える小惑星の姿をハッブル宇宙望遠鏡で初めて捉えたと発表した。火星と木星の間にある小惑星帯の中で見つけた。
  本体は幅約430メートルの塊で、回転によって本体の重力ではつなぎ留められなくなった破片が宇宙空間に投げ出され、尾になっているとみられる。少なくと も5カ月にわたって断続的に破片を放出しているようだ。小型の小惑星が寿命を終える際によく起きる現象かもしれないという。(共同)2013年11月9日 07時27分 東京新聞

2013年11月8日金曜日

おじさんジョガー


おじさんジョガー

通称ペデストリアンとよばれ、つくばの街を南北に縦断する歩行者・自転車専用道路がある。人々の暮らしに、いかに緑あふれる環境を取り込むかを一つのテーマとして生まれ、その動脈としての役割を担っている。 
いくつもの手入れの行き届いた公園や各種スポーツ施設を結び、左右には複数の幼稚園、小学校、中学校、高校や研究所群が点在し、ダウンタウンを貫きながら、さらに公立図書館、科学博物館、総合病院を経て大学に至る文教福祉地区でもある。大学キャンパス手前まででおよそ6kmという。加えて、日本でもユニークな試験ロボットやセグウェイも公認の特区である。

この道は常時多くの老若男女、散歩者、ウォーキング者、ジョガー等も行き交う。
晩秋の趣きただよう先日、紅葉を目に、爽やかな秋空の空気を楽しみながら散策していた。ひとりのおじさんジョガーが足どりも軽やかに、颯爽と走り去ろうとしていた。直後、聞きなれぬ「ぶぶぶ」の響きが静寂をゆるがした。肝の据わったロケット噴射付きジョガーだった。ちなみにJAXAのすぐ横だった。ご立派!

プルースト現象


プルースト現象、懐かしい香りが脳や体を活性化

 香りが過去の記憶をよみがえらせる「プルースト現象」と呼ばれる体験によって、快感や自分の体験の記憶に関わる脳の働きが活性化し、健康状態も改善するとの検証結果を、花王感性科学研究所(東京)や愛知医科大などの研究グループがまとめた。


 男女計10人(20~35歳)に自分の肯定的な体験を思い出し、プルースト現象につながる市販の香水と、具体的な記憶と結びつかない未発売の香水をそれぞれ2分間嗅いでもらい、PET(陽電子放射断層撮影)で、脳の状態を比較した。

 
 「プルースト現象」を起こす香りでは、快感などを判断する「前頭眼窩野」と呼ばれる大脳の前部や、自己記憶に関わる「後部帯状回」と呼ばれる大脳の内側が同時に活性化した。炎症を起こす体内物質が血中で減少、体の状態を良くすることも確認した。
 プルースト現象を起こす香りを嗅ぐと、「出勤前のお父さん」「果物を食べた夏休み」「友達との買い物」などを思い出し、「快さ」や「懐かしさ」の感情が強くなっていた。未発売の香水では、こうした効果は見られなかった。(2013年11月8日15時39分  読売新聞)

2013年11月7日木曜日

宮城・伊豆沼にマガン飛来


宮城・伊豆沼にマガン飛来…曇天の空埋め尽くす
立冬の朝、餌場に向かい飛び立つマガン(7日午前6時14分、宮城県栗原市の伊豆沼で)=飯島啓太撮影
 国内有数の渡り鳥の越冬地と知られ、ラムサール条約登録湿地になっている「伊豆沼」(宮城県栗原、登米両市)にマガンが続々と飛来している。
 立冬の7日も夜明けとともに餌を探して一斉に飛び立ち、「クワン、クワン」と鳴き声を上げながら、曇天の空を埋め尽くした。
 宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団によると、例年通り9月下旬から姿を見せ始め、現在は隣の内沼や周辺の湿地と合わせて7万羽以上が飛来。春まで過ごしシベリアへ帰るという。(2013年11月7日11時23分  読売新聞)

2013年11月5日火曜日

歯を持つ巨大カモノハシ


歯を持つ巨大カモノハシ 現存種の2倍、豪で化石を発見
オーストラリアで歯の化石(右上)が見つかった1500万~500万年前のカモノハシの仲間の想像図(研究チーム提供・共同)
 体長が現存種の2倍の約1メートルに達し、大きな歯を持つカモノハシの仲間の化石を発見したと、オーストラリアのニューサウスウェールズ大のチームが4日発表した。
 これまでカモノハシには現存種と大きく異なる仲間が見つかっていなかった。鳥のようなくちばしを持ち、哺乳類なのに卵を産むというユニークな生態のカモノハシの進化過程を知る手掛かりになりそうだ。
  チームは、同国クイーンズランド州で歯の化石を発見。1500万~500万年前に水辺に生息していたと推定している。歯が退化した口で昆虫などをすりつぶ して食べる現存種と異なり、見つかった巨大カモノハシはカメやカエルなども捕食していた可能性があるとみている。(共同)2013.11.5 10:06 産経ニュース

恒星5個に1個、地球型惑星持つ


恒星5個に1個、地球型惑星持つ 米大が研究、大気や水の存在も
ケプラー宇宙望遠鏡を使い発見された地球型惑星の想像図。米研究チームが、太陽に似た恒星のうち5個に1個は地球と同様なサイズと公転距離を持つ惑星を従えているとする研究結果を発表した(NASA提供・共同)

 【ワシントン共同】太陽に似た恒星のうち5個に1個が、地球と同じようなサイズと公転距離を持つ惑星を従えているとする研究結果を、米カリフォルニア大バークリー校のチームが米科学アカデミー紀要電子版に4日発表した。
 大気を持ち温暖で、地球上の生命に必要な液体の水が存在しうる惑星が意外に多いかもしれないことを示す結果。チームの研究者は「最も近い地球型惑星は、肉眼でも観測できる12光年先の恒星を回っている可能性がある」としている。2013年11月5日 05時00分 東京新聞

2013年11月4日月曜日

ゴビ砂漠で大規模な恐竜の巣の化石


ゴビ砂漠で大規模な恐竜の巣の化石…集団産卵か
 北海道大学などの国際研究チームが、大規模な営巣地の化石をモンゴルで発見した。
 恐竜の営巣行動を知る手がかりとなる貴重な発見で、卵を外敵から守るために恐竜が集団で産卵し、卵を監視していたとする説を補強する材料となりそうだ。米国で1日(現地時間)に開かれる国際学会で発表される。
 営巣地の化石は2012年夏、北大の小林快次准教授(古生物学)らがモンゴル東部・ゴビ砂漠の白亜紀後期(約7200万~9000万年前)の地層で発見した。約1000平方メートルの範囲で少なくとも18の巣が見つかり、うち四つの巣は約16平方メートルの範囲に密集していた。
 小林准教授らは今回の化石について「テリジノサウルス」の仲間と特定。一つの巣に最大8個の卵があり、孵化率は7割を超えていたという。小林准教授は「孵化率が高く、巣が荒らされた形跡もないことから親が周辺で警戒していた可能性が高い」としている。(2013年11月3日15時40分  読売新聞)