数字を拾ってみました
*塵やほこりや空気の少ないチリはアンデス山脈海抜5000mに国際共同プロジェクト、ALMAの建設が進行中。これは66個のパラボナアンテナを設置し、大きな望遠鏡とするもので、来年3月に完成予定である。
空間分解能はハッブル望遠鏡の10倍で、東京から大阪の1円玉が見える計算になるそうだ。
また、パラボラ鏡面の設置は髪の毛の幅の1/3の精度が必要とされ、137億年前のビッグバン直後の宇宙を捉えることが期待されている。
*かの「はやぶさ」、地球帰還時のカプセル先端部は3000℃以上の高熱にさらされた。日本が独自に開発した炭素繊維強化樹脂が重要な役割を果たした。NASAも大注目しデータ収集に余念がなかったという。
さらにまた、累積4万時間という史上初の長時間運転を実現したイオンエンジンは、化学推進エンジン搭載の探査機と比べて搭載燃料が約1/10で済む特徴があり今後の期待も大きい。
*宇宙ステーション補給機「こうのとり(HTV)」は、直径4.4m、全長9.6mで、観光バスがすっぽり納まる巨大さ。
最大で6tの荷物(補給品)を積み込み、打ち上げ時総重量は16.5tになる。すなわち一回のフライトで6tの荷物をISS(国際宇宙ステーション)に運べる。
*「こうのとり」打ち上げに用いられたH-II-Bロケットは、液体水素+液体酸素燃料用LE-7A を2機、また、補助推進力となる固体ロケットブースター(SRB-A)4本を使って必要な推進力を得る。その全長56.6m、総重量550tのロケットが液体、固体燃料400tを爆発燃焼させながら上昇する。
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