魚はエラからセシウム排出…特殊な細胞の穴
海水魚が取り込んだ放射性セシウムはエラから排出されることを、東京大の研究チームが突き止め、21日明らかにした。
東京電力福島第一原子力発電所事故により、海水魚の体内に入ったセシウムの動きを解明する手がかりになりそうだ。
原発事故前の研究では、海水魚の体内のセシウムは、50~100日程度で半減することが分かっているが、どのように排出されるのかは不明だった。
東大の金子豊二教授(魚類生理学)らは、セシウムを注入した熱帯魚のティラピアを使い、エラの表面を詳しく観察。「塩類細胞」という特殊な細胞の穴からセシウムが排出されているのを見つけた。(2012年3月23日12時09分 読売新聞)
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