ゴリラと人、98・25%同じ…ゲノム解読
ゲノムが解読された西ゴリラのメス(左)(研究チームのジェーン・ロジャーズ氏提供)
ゴリラの全遺伝情報(ゲノム)を、英国などの国際チームが解読した。
人間とゴリラのゲノムの違いは1・75%で、共通の祖先から1000万年前に枝分かれしたらしい。
8日付の英科学誌ネイチャーに発表する。
研究チームによると、類人猿で最も人間に近いチンパンジーと人間とのゲノムの違いは1・37%。ゴリラは現在判明している限りでは、チンパンジー の次に人間に近い。ゲノムを詳細に調べると、チンパンジーと人間の違いよりも、ゴリラと人間の違いの方が小さい領域が約15%あった。
こうしたゲノムの違いや化石から、ゴリラとチンパンジー、人間の共通祖先が枝分かれしたのは、1000万年前、チンパンジーと人間が枝分かれしたのは600万年前と推定された。
(2012年3月8日10時13分 読売新聞)
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