2010年7月1日木曜日

たかがサッカー、されど ---

かつては、負けて帰国すると、むち打ち刑や強制労働に駆り出される国があるやに聞いたものだがーーー

仏国民議会、あの監督らを聴聞…非公開で
 チームの内紛などでグループリーグ敗退を喫したフランス代表のドメネク監督と、フランスサッカー連盟のエスカレット会長が6月30日、国民議会文 教委員会の聴聞会に出席した。
 監督に暴言を吐いたアネルカが追放されたり、チームが練習をボイコットした混乱の真相を究明するのが目的。
 ロイター通信が出席者の話として伝えたところによると、ドメネク監督は内紛をあおったメディアを批判し、エスカレット会長は「50年のサッカー人 生で経験したことのない壁に直面した」などと証言したという。また、サルコジ大統領は10月に、フランスのサッカーを考えるシンポジウムの開催を発表し た。
 一方、国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長は、政府がサッカー連盟に干渉することは、対外試合禁止などの処分の対象となりえると警告。 これに対し、フランスの議員からは「これはサッカーだけの問題ではなく、フランスの問題だ」などと反論している。
(2010年7月1日10時19分 読売新聞)


極めつきは
W杯不振で代表の国際大会参加を禁止、ナイジェリア
 (CNN) アフリカ中部のナイジェリアのグッドラック・ジョナサン大統領は7月1日までに、南アフリカで開催中のサッカーのワールドカップ(W杯)での ナイジェリア代表チームの不振を受け、同チームの国際大会への参加を今後2年間中断させる方針を明らかにした。
 同時に同国のサッカー連盟の解散も命じた。連盟に代わる暫定組織を発足させ、新たな役員選挙を近く実施する予定。ナイジェリアは1次リーグB組 で1分け2敗の最下位に終わっていた。

 予想されるFIFAの反発についてスポーツ省の報道担当者は、ナイジェリアは主権国家であり、国を改善させる措置を実行する権利があるとし、今回の方針の 撤回はあり得ないと強調した。一方、FIFA当局者は、ナイジェリアからの公式な情報はないとしながらも、サッカーへの政治介入に対するFIFAの基本的 立場は十分知られていると述べた。


「不運」だけでは済まない完敗=イングランド、無残に散る〔W杯〕
 イングランドのW杯史上最悪となる1-4の完敗。試合前は20年ぶりに実現した宿命の対決に注目が集まったが、あまりに無残な結果だった。
 カペロ監督は「負ければ監督が批判を受ける」と語った上で、1-2の前半38分の場面を恨んだ。ランパードのけったミドル シュートはクロスバー下部をたたいて下に落ち、完全にゴールラインを割った。だが、得点が認められなかった。「一番重要な時だった。ゴールになっていれ ば、(展開が)違っていた。審判の大きなミスだった」

 1966年大会の決勝で同じような場面があった。西ドイツとの決勝の延長戦でハーストが 放ったシュートがバーに当たって落下。ゴールライン際に落ちた。この時は得点が認められイングランドに決勝点が入った。それから44年後、今度はドイツに 判定が味方した。
 確かに大きな「誤審」になった。だが、それだけで44年ぶりの優勝の夢が消えたとは言えない。自慢だったはずの守備が完全に崩され、エースのルーニーも不発だった。大会を通じて明らかに物足りない内容だった。 (ブルームフォンテーン時事) (2010/06/28-06:26)

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