星の大量発生、従来説より早い「120億年前」
米カリフォルニア工科大などの国際チームは、宇宙誕生(137億年前)から約11億年後に「星のベビーブーム」が始まり、その6億年後にピークを迎えていたことが分かったと発表した。
星の誕生のピークは、従来の説より10億年早い。宇宙の進化を考える重要な手がかりになると期待され、英科学誌「ネイチャー」電子版に14日掲載される。
同チームは、南米チリに建設している電波望遠鏡「アルマ」のアンテナ66台(現在は57台稼働)のうち、設置が早かった16台を使って2011年から観測。銀河系の500倍のペースで星が誕生している、特殊な銀河26個を詳しく調べた。
その結果、こうした銀河は100億~126億年前のものだと判明した。星が最も盛んに誕生したのは約120億年前で、宇宙誕生から17億年後だという。 (2013年3月14日03時04分 読売新聞)
0 件のコメント:
コメントを投稿