南極観測隊:群青の天、白い大地 成層圏のカメラで撮影
成層圏から撮影された昭和基地のあるオングル諸島(中央)。奥には濃い青空の下、雪氷で覆われた南極大陸が広がる=観測隊の稲飯洋一氏提供(共同)
昭和基地から高度約20〜30キロの成層圏に放った気球に取り付けたカメラには、昭和基地周辺の陸地や雪氷に覆われた南極大陸の美しい景色が写っていた−−。第54次南極観測隊がこのほど実施した大気観測の“副産物”だ。
写真には、昭和基地のあるオングル諸島が氷の海に浮かび、その奥に真っ白い南極大陸が広がる光景がくっきり。地上からの高度が上がるほど空気が薄くなって太陽の光を散乱しにくくなるため、空は高くなるほど暗くなり、濃い青に染まっている。
観測は森本真司国立極地研究所准教授(大気物理学)らのグループが実施。(共同)毎日新聞 2013年02月20日 12時23分(最終更新 02月20日 12時41分)
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