近衛文麿自決の邸宅、杉並区が購入・公園整備へ
東京都杉並区は、同区荻窪にある元首相近衛文麿の私邸「荻外荘」(てきがいそう)を購入し、公園として整備する方針を固めた。
荻外荘は、延べ床面積260平方メートルの平屋一部2階建て和風建築。大正初期に建てられ、昭和初期に近衛が買い取った。荻外荘では、東条英機や松岡洋右などの要人を招いての会談が開かれたこともあった。近衛は1945年、この邸宅で自決した。
近衛の死後、家族が住んでいたが、近衛の次男が昨年他界し、地元町会の要望を受け、区が購入を打診していた。
6200平方メートルの敷地には屋敷林が広がる。公園は2017年度末にオープンする予定だ。区都市計画課の担当者は「歴史的に由緒あり、自然も残る場所。どういう公園にするか、有識者も交えて検討していきたい」と話している。(2013年2月1日15時56分 読売新聞)
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