卵の膜で太陽電池30倍長持ち…高専生が成果
3月に京都府で開かれた、高校生を対象にした全国最大規模の化学研究の発表会で、米子高専(鳥取県米子市)の学生が手がけた、卵の膜で太陽電池を長持ちさせる研究が最優秀賞に選ばれた。
受賞したのは同校の「B&C研究同好会」のメンバー4人。日本農芸化学会が主催する「ジュニア農芸化学会」で、卵の膜を粉末状にして太陽電池の電極に載せることで、電池の持続力を高める成果を発表した。
質の高い発表内容とするためメンバーは休日も使い、粉の量を変えたり、電池の厚みを変えたりして努力を続けた。電極に塗った薬品と同じ量の粉末を混ぜ合わせると、電力量が最も高くなることもつきとめた。
発表会後、関心を持った食品会社「キユーピー」が、技術や機械、資金などを提供して電池の開発に協力したいと申し出たといい、今月末から具体的な 協議を始める。(大橋裕和)(2012年4月10日09時00分 読売新聞)
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