2009年11月28日土曜日

ノーベル平和賞2

先の10月10日「ノーベル平和賞」続報です。

 あるアメリカ人曰く「オバマ大統領のノーベル平和賞受賞は、アメリカ国民としては非常に喜ばしい。ただ、授賞した理由が分かればもっと喜ばしいのに」
 ご存知のように授賞式はアルフレッド・ノーベルの命日、12月10日に行われる。場所は平和賞がノルウェーのオスロ、それ以外の5つの賞はスウェーデンのストックホルムだ。平和賞の選考だけはノルウェーのノーベル賞選考委員会が担う。
 
 もともとノルウェーとスウェーデンは、デンマークを盟主とする3国同盟(1397年)を結んでいたが、スウェーデンが離脱し、デンマークからノルウェー(1905年独立)を奪った。ノルウェーとスウェーデン両国の和解と平和を願うノーベルの希望が反映されて、平和賞選考がノルウェーに委ねられた。同国の人口は500万人未満、元は漁業国家で、国際的なバランス感覚にも疎い。今年の決定は存在感アピールの「田舎紳士のサプライズ」とも評される。

0 件のコメント: