2014年1月11日土曜日

ジャンプ高梨が通算14勝目



ジャンプ高梨が通算14勝目 ヘンドリクソン抜き最多
 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ女子札幌大会第1日は11日、札幌市宮の森(HS100メートル、K点90メートル)で個人 第6戦が行われ、ソチ冬季五輪代表で17歳の高梨沙羅(クラレ)が合計254・5点で今季5勝目を挙げ、サラ・ヘンドリクソン(米国)を抜いて女子単独最 多となる通算14勝目をマークした。
 高梨は1回目に最長不倒の99メートル、2回目も94・5メートルにまとめた。カリーナ・フォクト(ドイツ)が2回とも94・5メートルの240・7点で2位、第5戦を制したイリーナ・アバクモワ(ロシア)が3位だった。(共同)2014年1月11日 16時18分 東京新聞

マントル「のぞき窓」海底で発見


マントル「のぞき窓」海底で発見、名はゴジラ

 日本の最南端・沖ノ鳥島(東京都小笠原村)の南東約700キロ・メートルの海底に、地下のマントルが露出した世界最大のドーム状の岩塊が存在することが海上保安庁や海洋研究開発機構などの調査でわかった。

 通常は直接観察できないマントルを見るための「のぞき窓」として、地球内部の仕組みの解明に役立つと期待されるほか、マントルは有用金属や宝石になる鉱物を含むため、新たな海底資源として注目されている。

 岩塊は縦125キロ・メートル、幅55キロ・メートル、高さ(最深部との高低差)約4キロ・メートル。東京都の面積の3倍程度の大きさがある。そ の巨大さから、まるで海底にいる怪獣のようだとして、海外でも有名な日本の特撮映画から「ゴジラ・メガムリオン(巨大な棒状の岩)」と命名された。

 海底の地殻は通常、溶岩が冷えて固まった玄武岩でできているが、ゴジラはマントルの成分であるかんらん岩などでできていた。約1000万~500 万年前の海底の変動で地殻の一部が引きずられるように破れ、内部が露出した場所と考えられている。いわば、「地球の皮がむけた状態」(海上保安庁・小原泰 彦上席研究官)。ずれた痕跡とみられる断層も確認した。

 ゴジラの名前は論文にも使用された。これまでに頭、首、尾などと呼ばれる14個の丘が確認されている。(2014年1月11日15時59分  読売新聞)

180種の魚が海中で「発光」



180種の魚が海中で「発光」 識別や目くらましに利用か
(CNN) 海の中では蛍光色の緑や赤、オレンジが輝く「光のショー」が展開しているが、残念ながら、魚には見えるのに人間には見えない――。米自然史博物館が中心となった研究チームは8日、魚における生物発光に関する論文をオンライン誌「プロス・ワン」に発表した。
論文の共著者の1人で同博物館のジョン・スパークス学芸員は「多くの魚に生物発光がみられることについての初めての研究だ」と指摘する。
これまでに発光することが確認された魚は約180種類に上る。魚は体内にある器官で青い光を「吸収」し、別の色に変えて放出させることで発光するという。
スパークス学芸員によれば、研究の端緒となったのはケイマン諸島で緑色に発光するウナギを発見したことだった。
その後、バハマ諸島やカリブ海、ソロモン諸島のサンゴ礁で調査を行ったところ、サメやエイ、ウナギにエソといったさまざまな魚で発光が見られたという。
「水深の浅いサンゴ礁には、蛍光を感知する能力をもつ生物や魚が少なくない。他の動物と同じように、仲間を見つけたり、敵から逃れるための目くらましとしたりするために生物発光を利用しているのかもしれない」とスパークス学芸員は語る。
だが理由の解明は今後の研究を待たなければならないという。
魚が生物発光を感知できるのは、眼球に「黄色のフィルター」がついているためとみられる。
「海に潜っても人間には普通、蛍光模様のついたハゼやカレイ、ウナギ、カサゴは見えない」とスパークス学芸員と説明。
「人間の目には、周囲の環境にすっかり溶け込んでいるように映るからだ。だが眼球内に黄色のフィルターを持つ魚には、ものすごく目立って見えているはずだ」2014.01.09 Thu posted at 16:45 JST

2014年1月10日金曜日

細胞の内部、生きたまま観察



細胞の内部、生きたまま観察 北大チームが成功
 最先端のエックス線装置を使って、生きた細胞の内部をナノメートル(ナノは10億分の1)のレベルで観察することに、北海道大の西野吉則教授らの研究チームが初めて成功した。7日付の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに掲載された。
 従来の装置では、エックス線などをあてると細胞が壊れてしまい、電子顕微鏡でも細胞を樹脂で固めて染色するなどの処理が必要で、生きたままでは見られなかった。
 研究チームは理化学研究所などが約390億円かけて開発した施設「SACLA」(兵庫県)を使い、体長600ナノメートルほどの細菌に100兆分の1秒という短い時間、エックス線を照射。エックス線で細菌が死ぬ前の姿をとらえた。細菌内部のデオキシリボ核酸(DNA)とみられる物質が集まっている様子も観察できた。細菌が分裂する様子など、微生物の生態の解明に役立つと期待される。
 西野教授は「性能をさらに向上することで、より小さなものを見たり、もっと詳細に観察したりできるようになる」としている。(西川迅)2014年1月9日11時10分 朝日

2014年1月9日木曜日

宇宙と行き来するエレベーター



宇宙と行き来するエレベーター、中高生ら熱視線
 海外旅行に行く気軽さで、宇宙に出かけたい――。
 これまで絵空事で片づけられていた宇宙エレベーターが思わぬ広がりを見せている。小型模型を使った実験競争が熱を帯び、教科書の題材にも登場。「理系人気」に乗って、中高生らを引きつけている。
 千葉県船橋市の日大習志野高校で昨年12月に開かれた宇宙エレベーターの開発イベントに参加したのは、高校生3チームと大学生1チーム。高度50 メートルの高さに浮かべた気球からロープを垂らし、エレベーターに見立てた車輪付きの小型模型を上下させる性能を競った。成功したのは三重県の工業高校 チームで、イベントを開いた「宇宙エレベーター協会」の大野修一会長(45)は「子供たちの熱意がすごい」と目を細めた。

 宇宙エレベーターは「宇宙旅行の父」として知られるロシアの科学者ツィオルコフスキーが19世紀末にまとめた理論に基づいている。アーサー・C・ クラークのSF小説などにも登場し、ロケットより安全で低コストという利点はあるが、課題は軽くて丈夫なケーブルの実現。1990年代に「カーボンナノ チューブ」が開発され現実味が増し、東京スカイツリーを建設した大手ゼネコン「大林組」が2012年に構想を打ち出すと一気に注目が集まった。
 中でも熱い視線を向けるのが中高生たちだ。理系人気の高まりを背景に、昨年11月には東京都北区で、中学、高校の理数系教員らが中心となって中高生向けのイベントが行われた。14年からは神奈川県と神奈川大が共催で、県内の高校生向けイベントを開く予定だ。

 学校教材にもお目見えし、新興出版社啓林館(大阪)が高校英語の教科書で「Space Elevator(宇宙エレベーター)」を取り上げると、 三省堂(東京)も来年度の教科書で題材に使用を決めた。同社の担当者は「生徒たちが宇宙に目を向けるきっかけになれば」と語る。
 日米両国で開発競争も進み、昨年8月に静岡県富士宮市で開かれた競技会では、高度1100メートルの世界記録も生まれたが、それでも実現にはまだ 数十年かかる見通しだ。大林組で構想をまとめた石川洋二・上級主席技師(58)は、「若い世代が中心となって開発を担ってほしい」と期待を寄せる。
 研究を進める日大理工学部の青木義男教授(56)は、「実用化を目指す過程で、社会に役立つ新技術も生まれるはず。日本の技術革新を支えるためにも、挑戦する若者を育てていかなければ」と語った。

 【宇宙エレベーター】 静止軌道上までいけることから「軌道エレベーター」と呼ばれることも。大林組の構想では、エレベーターの「かご」に当たる 部分は約30人乗りで列車程度の大きさ。時速200キロで上昇し、高度3万6000キロの静止軌道ステーションに1週間かけて到達する。(2014年1月8日19時36分  読売新聞)