2017年4月29日土曜日

「むかわ竜」全身骨格

「むかわ竜」全身骨格の化石公開 国内最大、体長8メートル
*北大と穂別博物館が公開した国内最大の恐竜化石全身骨格=27日、むかわ町
 【むかわ】胆振管内むかわ町穂別地区で発掘されたハドロサウルス科恐竜化石(通称・むかわ竜)について、北大と同町穂別博物館は27日、体長約8メートルの国内最大の全身骨格と判明したと発表し、標本を同町内で公開した。頭部から尾部まで各部位がそろい、北大は「日本の恐竜研究史で最大級の発見」としている。

 化石は2003年、穂別地区市街地から北へ10キロの道有林で、町内の化石収集家が尾の部分を発見し、穂別博物館に寄贈。11年に恐竜化石の一部と分かり、北大などが13、14年に本格的に発掘した。その後の分析で、頭や脚、尾まで計190点を同一個体のものと特定。この日、同町内で実際の形に並べ、公開した。


 国内の全身骨格化石はこれまで、福井県勝山市で発見された肉食獣恐竜のフクイベナトール(体長2・5メートル)が唯一だったが、むかわ竜は3倍の大きさ。恐竜が最も繁栄した白亜紀後期の恐竜の全身骨格では国内初で、ハドロサウルス科の全身骨格としても世界的に珍しいという。04/28 07:56 北海道新聞

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