2015年5月5日火曜日

ネパール地震:義援金呼び掛け

ネパール地震:救援物資行き届かず 義援金呼び掛け /北海道
地図を指さしながら被害状況を説明する在田一則さん(左)=道庁で
 ネパールで発生した巨大地震を受け、日本ネパール協会(東京都)が義援金の受け付けを始めた。同協会北海道支部の在田(ありた)一則支部長(73)や道内在住のネパール人は1日、道庁で記者会見し、支援を呼び掛けた。
 「ネパール政府は力が弱くて何もできない。田舎の方には食べ物や水などの支援物資が全く届いておらず、医者もいない。とても心配だ」。会見に同席した札幌市北区のカレー店のシェフ、ブサン・ラジ・シュレスタさん(34)は、顔をこわ張らせながら訴えた。

 在田さんらによると山岳地帯が多いネパールでは水を確保するのが難しく、集落の住民は自分たちで川の上流から塩化ビニール製のパイプを引いて水を手に入れている。地震で多くのパイプが壊れたが、資材がないため修理ができないでいる。また、震災で親を失った孤児が中国やインドに人身売買される恐れもあるという。同支部は「受け取った義援金は、現場で活用することを確認した団体に寄付する」としている。

 振込先は「みずほ銀行 五反田支店」(口座番号・普通2394624)。口座名義は「公益社団法人日本ネパール協会災害募金」。所得税控除の対象となるため、振り込みの際、住所、氏名を明記すれば後日、領収書が発行される。【小川祐希】毎日新聞 20150502日 地方版

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