2015年1月30日金曜日

南極の氷床下に半透明の魚

南極の厚さ700mの氷の下にすむ半透明の魚を発見
南極の氷床下に生息しているのが見つかった半透明の魚。脳と背骨が透けて見える。海を覆う氷の融解に伴い、落ちてくる岩石を避けながら生きることを余儀なくされている。(Photograph by Deep-SCINI UNL-Andrill SMO
 
 厚さ約740メートルにもなる南極大陸のロス棚氷。科学者たちはこの氷を掘削し、氷の下の水中から微生物や甲殻類を発見してきたが、このほど数種の珍しい魚が新たに確認された。
 ほんの10年前まで、南極大陸の巨大な氷床の下で生存できる生物などいないと思われていた。氷床下には深さ約10メートルの海水があるが、水温は氷点下という過酷な条件だ。
 生息場所が暗いためか、発見された数種の魚はどれも大きな目をしている。色はオレンジ色、黒などだが、見つかった中で最大の魚は皮膚が半透明で、内臓が外から透けて見える。

「生物学上の成果として、地球上で5番目に大きな大陸とつながる氷の下にすむ生物を初めて垣間見ることができました。良質な氷の塊以上の物ではないと従来考えられていた大陸で、です」と語るのは、研究チームの一員でモンタナ州立大学の生態学教授ジョン・プリスク氏だ。

なぜ半透明に?
 研究チームは、熱水ドリルを使って厚さ740メートルの氷を掘削。次いで、遠隔操作が可能な潜水装置を穴に入れて水中へと下ろした。
 新たに見つかった透明な魚が新種なのかどうかはまだ明らかではないが、ノトテニア亜目に属する可能性が高いとみられる。 スズキ目に属するノトテニア亜目は、南極海の動物の大半を占める。ドイツにあるヨハン・ハインリヒ・フォン・チューネン研究所の生物学者ラインホルト・ハネル氏によれば、南極海の動物の総重量(バイオマス)の91%、種の77%に相当するという。

 地熱に加え、海を覆う棚氷の圧力と動きがあるため、これらの魚が生息する水中は摂氏マイナス2℃に保たれている。つまり魚たちは、生存のためにいくつもの手段でこの水温に適応する必要があったのだ。
 WISSARDプロジェクトには関わってないハネル氏は、「この魚たちがうまく進化を遂げられたのは、不凍糖タンパク質などの主要な適応手段と関係があります。これにより、氷点下の水中でも体液の凍結が防げるのです」と説明する。 内臓が透けて見えることについては、ハネル氏は「おそらく、血液を赤くするタンパク質のヘモグロビンが進化の過程で失われた結果、体が半透明になったのでしょう」とみている。

南極の微生物とヒトとの関係は?
 ギョロ目の魚たちの発見が、うれしいサプライズだったのは間違いない。だが、プリスク氏がより強い関心を寄せているのは微生物だ。
 20148月、プリスク氏はWISSARDプロジェクトの同僚たちとともに科学誌「ネイチャー」に論文を発表。西南極のウィランズ湖にある氷床下に微生物が存在していることを初めて証明した。
 今回の調査で得られたサンプルはまだ分析を待っている状況だ。プリスク氏は「ロス棚氷の下にいる微生物の生物多様性が、ウィランズ湖や北極で採取したサンプルと比べてどう違うのかを見るのが非常に楽しみです」と話す。

 さらにプリスク氏は、泥の中にすんでいると分かったこれらの微生物が、メタンや二酸化炭素といった温室効果ガスを出しているのか否かについても関心を寄せている。「もしそうなら、氷床の融解に伴い、こうしたガスが大量に放出されることが予想されます」とプリスク氏。

 しかし、プリスク氏が南極の微生物に興味を抱く理由は気候変動だけではない。研究チームによる調査は、冷たく暗い宇宙のどこかにいるかもしれない生命探索や、地球上の生態系についての理解にも影響を与える可能性がある。「10年前、南極大陸は地球の生物圏には含まれないとさえ考えられていました」とプリスク氏は振り返る。「その地球観が今、変化しているのです」 2015.01.30 ナショジオ

2015年1月29日木曜日

自然

自然
自然は人間の施す教育以上の影響力をそのうちに抱いている。「ヴォルテール:モリエールの生涯」 

自然を見よ。そして自然が教える道をたどっていけ。自然は絶えず子供をきたえる。「ルソー:エミール」

自然はやさしい案内者である。賢明かつ、公正で、しかもやさしい。「モンテーニュ:随想録」


自然の巻物は知識の本である。「ゴールドスミス:世界市民」

自然は絶えずわれわれと語るが、その秘密を打ち明けはしない。われわれはつねに自然に働きかけ、しかも、それを支配するなんらの力もない。「ゲーテ:自然に関する断片」

自然現象の不思議には、自分自身の眼で驚異しなければならぬ。「寺田寅彦:随筆集」

雑草とは何か? その美点がまだ発見されていない植物である。「エマーソン:共和国の繁栄」

小型核融合炉、10年以内に実用化

小型核融合炉、10年以内に実用化 ロッキードが特許取得
 航空宇宙大手の米Lockheed Martin(ロッキード・マーチン)は、大型トラックに積載できるほど小型の核融合炉(CFRcompact fusion reactor)で100MWの電力を発電する技術を開発しており、10年以内の実用化にメドを付けたと20141015日に発表した。
 同社によると、化石燃料やジェット燃料が不要な航空機や船舶、あるいは小型または移動可能な高出力の発電所が実現可能になるとする。

 小型であることで「設計は3カ月、建造は1年以下で済むため、5世代分の開発を5年で終えられる」(Lockheed Skunk Works Compact Fusion Project LeaderThomas McGuire氏)と、ITERなどとは逆に、正の循環が回り出すという。

 ただし、現時点でLockheedは学術論文などを発表しておらず、技術をどこまで実証したかも明確にはしていない。このため、日本を含む世界中の専門家から「発表したのがLockheedでなければ一笑に付される」「開発は全くの基礎段階にすぎない」という声が聞かれるのも事実である。(日経エレクトロニクス 野澤哲生)2015/1/28 7:00日経  http://www.nikkei.com/article/DGXMZO82002690W5A110C1000000/  より抜粋  

青色LEDの光に殺虫効果

青色LEDの光に殺虫効果! 東北大が発見
 青色発光ダイオード(LED)の光を当てると昆虫が死ぬことを、東北大の研究チームが発見した。波長がより短い紫外線の毒性は知られていたが、可視光の殺虫効果を確認したのは初めてという。薬剤を使わない害虫防除装置などへの応用が期待される。

 研究チームはLEDを使ってさまざまな波長の光を昆虫のさなぎに照射し、羽化できずに死ぬ割合を調べた。その結果、波長が467ナノメートル(ナノは10億分の1)などの青色光は、ショウジョウバエに対して紫外線より高い殺虫効果があり、直射日光に含まれる青色光の約3分の1の強さで7~9割超が死んだ。卵や幼虫、成虫も死んだ。

 殺虫効果を示す青色光の波長や強さは昆虫の種類によって異なる。蚊は全てを殺すには直射日光の1・5倍の強さを要したが、小麦粉などに付く害虫のヒラタコクヌストモドキは、直射日光の約5分の1の強さで全て死んだ。

 メカニズムは不明だが、青色光のエネルギーによって体内で有害な活性酸素が発生し、細胞を傷付けるためと推測。光が生物に与える影響の研究にも応用できる。

 チームの堀雅敏准教授(応用昆虫学)は「害虫の発生を抑えながら植物を育てる人工照明などに役立てたい」と話している。(黒田悠希)2015.1.26 09:00 産経ニュース

2015年1月28日水曜日

台湾で新たな原人化石

台湾で新たな原人化石 アジア4例目、顎部分
 
(左から)ジャワ原人、台湾沖で見つかった原人、北京原人の顎の化石。台湾の原人は骨の幅が広く頑丈で、歯が大きい(海部陽介・国立科学博物館人類史研究グループ長提供)


 台湾沖の海底で見つかった人の顎の化石が、19万年前~1万年前の新たなタイプの原人と分かったと、日本の国立科学博物館などの国際チームが27日付の英科学誌電子版に発表した。チームは北京原人やジャワ原人、インドネシアのフロレス原人に並ぶアジア4例目の原人とみている。
 いずれも現生人類の祖先ではないが、古代の人類がアジア各地で多様に進化していたことを裏付ける成果という。過去に陸地だったとみられ、動物の化石が大量に産出する澎湖諸島近くの海域で、漁網にかかって見つかった由来から「澎湖人」と名付けられた。2015128 0154分 東京新聞

2015年1月27日火曜日

iPS心筋、心臓に同化

「スプリング8」で解明 iPS心筋、心臓に同化 阪大、再生医療実現へ確認
iPS細胞から作った「心筋シート」が心臓に同化するイメージ
 人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った心筋細胞のシートをラットに移植すると、心臓の一部となり同化して動くことを、大阪大のチームが大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県佐用町)を使った分子レベルの分析で確かめた。

 大阪大はiPS細胞から作った「心筋シート」で重い心不全の患者を治療する再生医療研究を進めており、治療の実現に重要な成果としている。
 チームは、心筋梗塞を起こしたラットに心筋細胞のシートを移植後、エックス線を利用した特殊な観察をスプリング8で実施。移植した心筋細胞にあり、心臓の収縮をつかさどるアクチンとミオシンというタンパク質が、心臓の収縮に合わせて働いていることが分かった。

 これまで、iPS細胞から作った心筋シートが心機能を改善することは動物実験で分かっていたが、心臓と同化して動くメカニズムは詳しく証明されていなかった。2015.1.26 11:01 産経


戯言再び

戯言再び
Q: Why does it take longer to run from second base to third base than it takes to run from first to second?
A: Because you have a short stop between second and third.
Q: 野球では一塁から二塁に走るよりも、二塁から三塁に走るほうが長くかかるのはどうして? 
A: 二塁と三塁のあいだには、ショート・ストップがあるから。

Last night the local Peeping Tom knocked on my mother-in- law’s door, and asked her to shut her blinds.
昨夜、近所の覗き魔が義母の家にやってきた。その男は、義母にブラインドを閉じるように頼んだんだ。

Laughter・・the most civilized music in the world.
笑い・・世界で一番文明的な音楽。
 
Q: What do the English call a well-dressed, very attractive man?
A: A tourist.
Q: 身なりが良くて魅力的な男性をイギリスでは何と呼ぶか? 
A: 観光客

Experience is what you get when you didn’t get what you wanted.
経験とは、欲しかったものが手に入らなかったとき、代わりに手に入るもの。

People without a sense of humour shouldn’t be put in charge of anything.
ユーモアのない人は、責任ある職に就くべきではない。

When the blue collar workers go out together on a weekend they talk about football. When middle management are together, they talk about tennis. Top management discusses golf. Conclusion: The higher up you are in management, the smaller your balls.
  肉体労働者たちが週末一緒に出掛けると、話題はサッカーである。中間管理職の人たちが寄り合うと、話題はテニスである。企業の幹部たちはゴルフを話題にする。
  結論:会社での地位が上がるほど、自分のタマは小さくなる。

2015年1月26日月曜日

日本の百年

日本の百年
キング・コングが札幌に出現!
 雪と氷の「白いキング・コング」がお目見えしたのは、1968(昭和43)年2月のさっぽろ雪まつり。背中が展望台、腕の部分は通路になっている。滑らないように、おっかなびっくり降りてきた観光客をわしづかみにしそうな大迫力だ。

 雪まつりを取り上げた英語版の特集記事で、札幌は「1972年の冬季オリンピック開催地」として紹介されている。五輪開催が正式に決定してから、雪まつりを訪れる外国人観光客の数は大幅に増えたが、この記事も、そんな動きに一役買ったのかもしれない。

 1950年に雪像6基から始まった雪まつりは年々規模が拡大し、今や雪像の数は200基以上。今年も25日から開催される。- FEBRUARY 2014 - ナショナル ジオグラフィック協会 写真資料室から 写真=EIJI MIYAZAWA/BLACK STAR/NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE

世界の百年

世界の百年
一番乗りは逃したけれど
 19121月、ロバート・ファルコン・スコット率いる英国の探検隊が南極点に到達した。だが、そこで目にしたものは、ライバルだったロアール・アムンセン隊のノルウェー国旗。史上初の偉業はひと足早く、アムンセンが成し遂げていたのだ。それでも自分達の成果を記録に残そうと、スコットたちは英国の国旗を立て(写真左奥)、記念撮影をした。左からエドワード・ウィルソン、スコット、エドガー・エバンズ、ローレンス・オーツ、ヘンリー・バワーズの5人。ルーペでのぞくと、ウィルソンがひもを握っているのがわかる。これでシャッターを切り、全員フレームに収まることができたのだ。


 だが、このとき撮影されたものが、彼らの最後の写真となった。ひと月もたたないうちにエバンズが死亡。その1カ月後には、凍傷に苦しんでいたオーツが自ら隊を離れ、二度と戻ることはなかった。残りの3人の遺体がテントの中で発見されたのは、同年11月のこと。傍らには、この写真のフィルムが残されていた。- JANUARY 2015 - ―マーガレット・G・ザコウィッツ 写真=HERBERT G. PONTING, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE

ウミガメが生まれ故郷に戻れる理由

ウミガメが生まれ故郷に戻れる理由
地磁気の変化に応じて、営巣地も微妙に変化することが明らかに
リトルセントサイモンズ島(米国ジョージア州)で海をめざして進むアカウミガメの子ガメ。(PHOTOGRAPH BY MICHAEL MELFORD, NATIONAL GEOGRAPHIC

 ウミガメは、世界各地の浜で孵化した後、何年間も広大な海を回遊する。それから自分の生まれ故郷に戻ってきて交尾し、産卵する。
 長距離移動に正確な位置情報が必要なのは、人間もほかの動物も同じ。渡りや回遊をする動物の多くは、目に見えない地磁気を感じとって位置情報を得ている。ウミガメもこの方法で位置情報を感知していることは以前からわかっていたが、生まれ故郷の浜に正しく戻ってくる仕組みについてはよくわかっていなかった。

 最新の研究により、その答えが明らかになった。ウミガメはここでも地磁気を利用して故郷を見つけていたのだ。海岸線の各地点には固有の磁気特性があり、ウミガメはこれを刷り込みによって覚え、故郷に帰るための体内コンパスにするのだ。
 2015115日に『カレント・バイオロジー』誌に発表された論文によると、地磁気が時間とともにゆっくりと変化するのに合わせて、ウミガメの営巣地も移動していくことが明らかになった。「なんの目印もない広大な海で故郷への道を見つけることができるのですから、非常におもしろい機構です」と、この論文を執筆した米ノースカロライナ大学のJ・ロジャー・ブラザーズは語る。 

ボランティアの営巣地調査が裏付け
 ブラザーズらが調査の対象にしたのはアカウミガメ。
 アカウミガメは肉食で、体重は110kg以上になる。分布範囲は広く、極寒の水域を除き、地球上のあらゆる海に生息している。米国で見られるウミガメのなかでは個体数が最も多く、毎年、数千人のボランティアがフロリダ州の砂浜を歩いてアカウミガメの営巣地の数を数えている。この活動が重要な研究データとなった。

 一方、研究者は、地磁気の強さやその他の特性の経時変化を観測して、フロリダ沿岸の地磁気の微妙な変化を追跡してきた。アカウミガメが本当に地磁気を利用して生まれ故郷の浜に戻ってくるなら、地磁気の変化により営巣地も移動するはずだ。
 ブラザーズらは、ボランティアが収集したウミガメの営巣地のデータと、公式の地磁気データを組み合わせて、それぞれの変数が時間とともにどのように変化するかを示す動的地図を作成した。できあがった地図は、彼らの仮説を裏づけていた。アカウミガメの営巣地は、地磁気の変化とともに移動していたのだ。

 ウミガメの生息数は、海洋汚染や底引き網漁、あるいは営巣地周辺の開発などにより減少していて、現在は絶滅の危機に瀕している。今回の研究成果は、ウミガメの保護戦略にも影響を及ぼすだろうとブラザーズは言う。

 例えば、多くの環境保護活動家がアカウミガメの巣の周囲を金網で囲っているが、金網は金属でできているため、故郷をめざすウミガメの地磁気の探知能力に影響を及ぼすおそれがある。2015.01.20 ナショジオ

戯言

戯言
Q: What’s the difference between God and von Karajan?
A: God knows He’s not a conductor.
Q: 神とカラヤンの違いは?
A: 神は自分が指揮者ではないと分かっている。 

Man: What is a million years like to you?
God: Like one second.
Man: What is a million dollars like to you?
God: Like one penny.
Man: Can I have a penny?
God: Just a second.
男:神様にとって1万年とはどんなものですか? 
神:一瞬です。 
男:それでは1万ドルはどんなものですか? 
神:取るに足らない1ペニーのようなものです。 
男:それでは1ペニー下さいませんか? 
  神:一瞬待ってください。

Taro saw Pak trying to shin up a huge flagpole without success. “What’s the problem?” asked Taro.
“The boss wants me to measure this pole,” said Pak.
“Well, why don’t you lay the pole down then measure it?” asked Taro.
“No good,” answered Pak, “He wants the height not the length.”
高い旗竿によじ登ろうとするがうまくいかないパクを見かけて、太郎は尋ねた。「どうしたんだい?」
パク「上司に旗竿を測るように言われたんだよ」
太郎「ふーん、旗竿を地面に下ろしてから測れば?」 
パク「それじゃダメなんだ。長さじゃなくて高さを測るように言われたんだから」

Q: What’s the difference between a Japanese zoo and a Chinese zoo? 
A: In a Japanese zoo you have the name of the animal and the Latin name underneath. In a Chinese zoo you have the name of animal and a recipe underneath.
Q: 日本の動物園と中国の動物園の違いは?
A: 日本では、動物の名前の下にラテン名が書かれている。中国では、動物の名前の下に調理法が書かれている。 

Q: Did you hear about the blonde who got an AM radio? 
A: It took her a month to realize she could play it at night.
Q: AMラジオを買った金髪の人の話を聞きましたか?
  A: AMラジオは午後でも聴けるのだと気づくまでに一か月かかったそうです。

2015年1月23日金曜日

古代の黒焦げ巻物

古代の黒焦げ巻物、著者は快楽を追う哲学者
紀元79年火山噴火の遺物、X線最新技術で解明へ
最新のX線技術で一部が解読されたパピルスの巻物。紀元79年の火山噴火でローマの都市ヘルクラネウムは壊滅し、炭化した巻物が残された。(Lexington Herald-Leader
 紀元79年のベスビオ火山噴火の高熱で黒焦げになったパピルスの巻物が、X線技術の活用により、解読できる可能性が出てきた。

 この巻物は、古代ローマの都市ヘルクラネウム(現在のイタリア、エルコラーノ)で書かれたもの。20日に発表されたX線分析の結果によれば、これまで内容が分からなかった一部の巻物に関し、その秘密が明らかになるかもしれないという。
 ヘルクラネウムは、紀元79年のベスビオ火山噴火により、有名なポンペイの街とともに壊滅した。炭化した巻物およそ800巻が探検家によって発見されたのは260年前のことだ。通称「パピリの館」(Villa de Papyri)と呼ばれるその建物の書庫は、噴火によって15メートルを超す厚さの火山灰に埋もれていた。

 以後、多くの巻物が苦心して広げられたが、一部は作業中に壊れてしまい、大半はあまりにももろいために開かれないままになっていた。しかし、ナポリにあるイタリア学術研究会議(CNR)マイクロエレクトロニクス・マイクロシステムズ研究所のビト・モチェラ(Vito Mocella)氏らのチームによると、新たなX線技術で木炭インクと炭化したパピルスを区別することにより、巻物の状態のまま中の文字を読めるという。

 研究チームは科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に発表した論文で、「巻かれたままのパピルス文書だけでなく、まだ発見されずに眠っている文書に対しても新たな可能性を開く先駆的な研究だ」と報告した。
 今回使用されたX線技術は位相差断層撮影法といい、町を埋め尽くした火山灰により320℃もの高熱にさらされた巻物の断片から文字を読み取ることができる。解読された文字は、町が壊滅する前の100年ほどの間に書かれた可能性が高い。

「甘い生活」を唱えた哲学者
 新たな方法では、医療用CTスキャンのように、押しつぶされてゆがんだ炭化した巻物の3D画像を生成する。この方法は通常のX線と違い、炭化したパピルスの表面と木炭インクを識別できる。

 研究チームは巻物の内側を精査し、はるか昔にパピルスに記された厚さ数ミクロンの文字を読めたと発表した。初の試みで判読できたのは、24字の古代ギリシャ文字だった。古代ローマでも哲学を論じるのに使われていた文字だ。

 今回調査されたパピルスのうち研究チームが判読できた文字から、この巻物は他の多くの巻と同じく、哲学者フィロデモス(紀元前110ごろ~紀元前35ごろ)によって書かれた可能性が高いことが分かった。エピクロス派の思想家だったフィロデモスは、よき人生のために快楽の追求を奨励し、厳格な生き方を目指したストア派の対極にあった。

 研究チームは分析に基づき、巻物の内容として最も可能性が高いのは、友人同士の誠実さを説いたフィロデモスの随筆「率直な批判について」(On Frank Criticism)としている。

 モチェラ氏らは、この方法により、ヘルクラネウムの炭化した巻物を損傷せずに調査が進められ、ひいては「パピリの館」のさらなる発掘が再び検討されることを期待している。研究者の間では長年、建物の奥深くに書庫がもう一つあり、埋まったままになっている可能性が考えられているからだ。2015.01.22 ナショジオ

2015年1月22日木曜日

まさに「大根足」

まさに「大根足」…指の大きさや形もリアル
人の足の形をした大根(香川県綾川町で)
 香川県綾川町陶の産直市「ふれあいセンター綾南店」に、人の足そっくりな大根が展示されている。
 長さ約30センチ、重さ約1.5キロ。同町畑田の農業男性(55)の畑で、18日に収穫された。最初は土に覆われていて形がわからなかったが、出荷に備えて水で洗っていると、指の大きさや形もリアルな〈足〉が姿を現した。男性は「こんな形は初めてで、びっくり」。

 買い物客らは「本当に珍しい」「面白いね」などと話しながら、スマートフォンで撮影。同店はしばらくの間、展示する。20150122 1505分 読売
  
     「本ブログ 2014年12月26日金曜日「愛し合う大根」もご覧ください」

情報生む照明光

情報生む照明光、規制なし どこでも通信可能に
 身の回りの光があらゆる情報発信の源になる――。照明の光を使ってデータなどの情報をやりとりする新技術の開発が始まっている。水の中や病院などこれまで無線通信が使えなかった場所にとどまらず、大規模な通信設備がなくても情報の伝達が可能になる。日本のメーカーが世界に先駆けて研究を進めており、通信手段の新たな扉を開こうとしている。

 「お薬をお持ちしました」。総合病院の一室で自立走行するロボットが患者のもとを訪れた。医療機器で囲まれる病院内は電子機器類の使用が禁じられている。電波で制御するロボットはなぜ動くのか。廊下や病室を照らす照明の光を利用してロボットを動かしているからだ。

■毎秒1億回点滅してデータ届ける
 近い将来、日本の病院でこうした光景は当たり前になるかもしれない。このほか、地方の店先の看板にスマートフォン(スマホ)をかざしてクーポン情報を得たり、山頂で天候を確認したりできるサービスも登場。通信が名実ともに至る所に広がる社会が近づく。

 その仕掛けは可視光通信と呼ばれる技術にある。わかりやすくいえば、看板が発した光や展示物にあたっている照明の光をスマホなどで受けることで動画や音楽など様々な情報を得ることができるようになるのだ。 可視光通信はその名の通り、人間が認識できる光を使った通信技術。照明や車のライト、誘導灯など、ありとあらゆる光で情報を送信する。
 仕組みはこうだ。発光ダイオード(LED)などの照明に取り付けた通信モジュールが照明の光のオンとオフを制御する機能を持つ。これが光を点滅させて「0」「1」のデジタル情報で表現する。スマホやパソコン、テレビなどが光を受けることでデータを受信し、情報を閲覧できる。蛍光灯や白熱電球に比べ、高速で点滅が可能なLED照明の普及により実用化の動きが一気に進んできた。
 光は1秒間に1億回程度点滅するという。人間が気づかない速さのため、見た目は通常の照明と何ら変わらない。富士通やカシオ計算機、パナソニックなどは企業向けの広告や販売促進のツールなどとして可視光通信を活用しようと研究開発を進める。
 用途はそれだけではない。特に通常の無線LAN(構内情報通信網)など無線通信ができない場所での利用が見込めるのが特徴だ。電子部品メーカーの太陽誘電は電波が届かない水中で、データ通信速度が毎秒50メガ(メガは100万)ビット程度と、携帯電話会社が提供する高速データ通信「LTE」の半分程度の水準にこぎつけた。

 太陽誘電は電子機器製造の東洋電機と協力し、水中で使える無線伝送装置を開発した。昨年5月にはNHKと協力して、水深数メートルあるプールの水中での実験に成功。水中での映像撮影や養殖漁業、海洋土木など様々な場面での使い方を練る。これにより、水中でのデータやりとりに必要な長いケーブルなどは不要になる。これまで水中ケーブルを使う場合は水の抵抗を受けたり、ケーブルが損傷したりする恐れがあった。

 太陽誘電は国内で数少ないCD-Rなど記録メディアのメーカーでもある。記録メディアは光によって情報を書き込んだり、読み出したりする技術を使う。砂川次長は「我々が長年培ってきた光を制御する技術を水平展開できる」として、可視光通信を事業の新たな柱にしようと意気込む。エレベーターやトンネルなど電波が届かない場所は数多い。砂川さんは「実は技術は確立していて、あとは用途開発だけだ」と打ち明ける。

■研究・開発は日本が主導
 信州大学は昨年、地上から約400キロメートル離れた上空を飛行する超小型人工衛星が発するLEDの光を地上でキャッチし、データを受信する実験をした。スマホなどの普及で電波は混雑するばかり。電波規制の対象外である可視光通信が宇宙でも使えれば、通信の利便性は飛躍的に高まる。
砂川次長は、CD-Rなど記録メディアの研究開発に30年近く携わってきた「光のスペシャリスト」だ。 「電波法の規制がないので自由に使える」。可視光通信の研究を進める慶応大学春山教授はメリットをこう説明する。通常の電波は使用する際に総務省の免許が必要だ。しかも許可される帯域に制限がある。光が届く範囲にだけデータが送られるため、傍受される心配が少なく、セキュリティー面でも優れているとされる。

 可視光通信は慶大の中川正雄名誉教授が90年代に世界に先駆けて提唱した技術。これまで慶大が中心となって、様々な企業と研究開発を進めてきた。昨年5月には日本の産学が中心になって可視光通信の標準化を進めようと可視光通信協会を設立。カシオ計算機やパナソニックなどが参加しており、実用化に向けた動きが活発になっている。特に日本企業は光を受信するデバイスにイメージセンサーを用いており「精度が高い通信ができることが強み」(春山教授)という。

■海外が追い上げ

想定される可視光通信のサービス(用途 内容・特徴)
店舗、看板:デジタルサイネージ(電子看板)や店先の看板にスマホをかざすとクーポンやセール情報が見られる
美術館、博物館:展示物にスマホをかざすと詳細情報が見られる。展示物を照らす照明がデータを送信
駅、公共施設、大型商業施設:視覚障害者の誘導。天井の照明がスマホにデータを送信
病院:ほかの電子機器に影響を及ぼさない。人体にも安全
水中、トンネル、下水道管:通常の電波は通りにくい水中で高速データ通信
海上:灯台が発する光を航行中の船舶が受信し位置を正確に把握

 海外勢も攻勢を強めている。中国は昨年8月に可視光通信の業界団体を設立。スマホで知られるZTE)やファーウェイなどの通信機器メーカーなども参加し、国を挙げての研究開発に本腰を入れ始めた。狙いはこれまでのインターネットの無線通信の置き換えとみられる。
 すでに論文の上では毎秒数ギガ(ギガは10億)ビットの通信が可能だとしており、日本を技術面で追い上げる。春山教授は「中国では街灯にLED照明を採用する動きが活発になっているが、これを使ってインターネットなどの無線通信サービスを提供するかもしれない」とみる。

 日本でも可視光通信を利用したブロードバンドサービスの開発に取り組んでいる企業がある。通信ベンチャーのランプサーブは昨年、横浜市内で実証実験を実施。屋外の建物の外壁に光源を設置して提供したところ、最大で毎秒200メガビットのデータ通信速度が得られたという。同社はIT先進国の北欧エストニアと東欧アゼルバイジャンの両政府との間で覚書を交わし、15度中にも通信技術を売り込む考えだ。

 可視光通信は大雨や台風、降雪にも強く、東日本大震災のような災害時に通信を維持するための補完機能としても期待されている。可視光通信を用いた高速データ通信の研究が日本でも進む可能性がある。

 「技術で勝っても市場で負ける」。これまで日本は技術面で世界をリードしても、標準化や規格化といった作業で欧米などに遅れることが多かった。今度こそは「ガラパゴス」になってはならない。(電子整理部 鈴木洋介) 2015/1/22 7:00 日経

「真空チューブリニア」

東京-大阪「10分」 「マッハ2・5」戦闘機並み「真空チューブリニア」開発に取り組む「中国」「米国」の“本気”
中国・西南交通大学の●(=登におおざと)自剛博士の研究チームが試作した「真空チューブリニアモーターカー」の実験プラットフォーム(動画投稿サイト「ユーチューブ」より)

 戦闘機並みの時速3000キロ(マッハ約2.5)で疾走する「真空チューブ式」のスーパーリニアモーターカーの開発に、中国が真剣に取り組んでいるのをご存じだろうか。同様の開発計画は、高級電気自動車(EV)の米テスラ・モーターズを創業し、米スペースXを設立して民間宇宙船「ドラゴン」の打ち上げに成功した大富豪のイーロン・マスク氏も提唱しており、「SFの世界で描かれる絵空事」と一笑に付すことはできない。一足飛びに未来を先取りする中国や米国の構想が実現すれば、「夢の超特急」として期待を集める時速500キロ超のリニア中央新幹線は時代遅れの産物になりかねず、日本の企業や技術者、起業家たちの奮起が促されそうだ。

東京-大阪間ならわずか10分
 中国の四川省にある西南交通大学は昨年、小規模ながらも世界初という試作機の実験プラットホームを設置し、真空チューブリニアという「夢の乗り物」を形にしてみせた。あくまで理論上の最高スピードとされるものの、時速3000キロでの移動を東海道新幹線に当てはめると東京-新大阪間(約515キロ)を約10分で結んでしまうという信じ難いシステムだ。
 理論的には、外気から遮断して真空状態にしたチューブの内部では摩擦力や空気抵抗がゼロとなり、わずかなエネルギーで列車などの物体が高速で移動できるようになる。宇宙空間に放り出された乗組員が、速度を緩めず漆黒の闇を漂流する姿が印象的な米映画「ゼロ・グラビティ」を思い浮かべれば分かりやすい。

 西南交通大の実験プラットホームはドーナツ状に造られ、中国共産党系のメディア「人民網日本語版」によれば円軌道の半径は6メートルと規模は遊園地の遊具のように小さい。さらにチューブ内の気圧は外気の10分の1に設定され、試作機の最高時速は50キロにとどまっているという。中国科学院の研究者は「レールや車体の材料には厳しい要求が突きつけられ、真空チューブの建設費と維持費は莫大(ばくだい)な規模になる」と課題を挙げながらも、「超高速リニアモーターカーは未来の交通輸送の重要な方向」と強調する。

中国は小規模ながら実験設備設置
 また、中国・上海で発行されている「新聞晨報」によると、真空チューブの概念を中国に最初にもたらしたのは、西南交通大を卒業した張耀平氏。張氏は「中国の研究スピードは各国の中で最も早い。必要とする技術は既に熟しており、国家的重要度が高まって資金・技術が集まるなら、21世紀の運輸革命の先陣を切ることができる」と意欲満々のコメントを寄せている。
 真空チューブの発想そのものは目新しくない。英国で1800年代半ばに実験に取り組んだものの成功せず、米国でも1900年代初めに構想が提唱されたといい、決して中国が先駆的なわけではない。

 日本でも、旧陸軍の爆撃機を設計した小澤久之丞氏が名城大学(名古屋市)の理工学部教授に就いた1949年に「音速滑走体」の構想を発表し、研究が進められたことがある。2012年6月に発行された名城大後援会の会報誌によると、全長1メートル、直径8センチ、重さ6.7キロの滑走体を真空状態のチューブ内を走らせる最初の実験が1959年に行われたという。
 70年に行われた5回目の実験では、先端部分の内部にカメとカエルを乗せた滑走体が約1.6キロの距離を3秒で駆け抜けた。あまりの猛スピードのため安全に停止できず、ストッパーに激突。カメとカエルはあえなく死んでしまった。

 改良を重ね、マッハ2に相当する時速2500キロを達成するとともに、72年の実験ではカメとカエルを無事生還させることにも成功した。ただ、人間だと内臓破裂の恐れもある30Gという想像を絶する重力が加速時と減速時にかかる。安全対策が大きな壁となり、小澤氏の死去とともに研究は途絶えてしまったという。

米国ではすご腕起業家が構想発表
 ここに来て、真空チューブが再び脚光を浴びるようになったのは、中国の動きだけではない。すご腕起業家のマスク氏が2013年8月に「ハイパーループ」と名付けた真空チューブ方式の新交通システム構想を発表したことで「夢が現実になるのでは」という期待が、いや応なしに高まったからだ。
 マスク氏の構想によると、チューブ内は建造費や維持費がかかりすぎる真空とはせず、標準気圧(約10万パスカル)の1000分の1程度に当たる100パスカル程度に設定。それでも空気抵抗を大幅に低減できるため、マッハ1に当たる時速1220キロの速度で列車を運行させ、サンフランシスコ-ロサンゼルス間(約600キロ)を35分で結ぶとしている。加速時などにかかる重力は最大で0.5Gにとどまるという。

 建設費は75億ドル(約8800億円)を見積もる。1車両当たりの想定乗車人数は28人ほどと少ないものの、東京-大阪間で総額9兆円余りとされるリニア中央新幹線の建設費と比べれば、10分の1以下で済む計算だ。
 マスク氏が打ち出した構想の実現に向け、一般から資金を募ってベンチャー企業のハイパーループ・トランスポーテーション・テクノロジーが立ち上げられたほか、コロラド州にあるET3という企業も真空チューブ輸送技術の実用化に以前から取り組んでいる。米国では、真空チューブリニアを実現可能な技術と判断し、事業化を目指す動きが活発になっているのだ。

 もっとも、現状の構想ではチューブの中を走る「ポッド」の内部空間は狭く、車両内では自由な移動が難しい。トイレに立つのを我慢しなければならないなど、一般人が利用する交通手段とするには克服すべき課題は少なくない。もちろん、大前提となるシステムの安全性が確認されたわけでもなく、真空チューブの夢が現実になるまでにはまだ時間がかかりそうだ。

実現までにはまだ時間
 とはいえ、かつてSFの世界にとどまっていた出来事がいま、科学技術の急速な進歩で次々と現実化している。手が届かないと思われるような夢をたぐり寄せるため、起業家たちが自由に挑戦できるような環境を少しでも早く日本に醸成しないと、アメリカンドリームの米国のみならず、国家ぐるみのプロジェクトを得意とする中国の背中を追うことになりかねない。かつては真空チューブで世界の先端を走った小澤氏の努力を無駄にし続ければ、実験の犠牲となったカメやカエルも浮かばれないだろう。2015.1.22 06:00 産経ニュース

2015年1月21日水曜日

チャーチルとドゴール

チャーチルとドゴール
チャーチルとイギリスに亡命してきたドゴールとの会話。
チャーチル「シンガポールの英国軍は非常に強い。日本軍が10倍の戦力で掛かってきてもシンガポールは落ちないだろう」
ドゴール「それは頼もしい」
ところがシンガポールはあっけなく陥落。
ドゴール「言ってたことと違うじゃありませんか」
チャーチル「日本軍は11倍の戦力で攻めてきたんだよ」

国家主席と大統領
アメリカが北朝鮮のサイバー攻撃にあった翌日、中国の国家主席が米大統領に電話でお見舞いを言った。
「いろいろお困りでしょう。わが国にできることがあれば何でも言って下さい」
「はい、ありがとうございます」
「対策ソフトが足りないなら、こちらにはたくさんあります」
「はい、ありがとうございます」
「ハッカー人材が不足なら、こちらには沢山の用意があります」
「はい、ありがとうございます」
「ステルス戦闘機の機密書類が見つからないなら、こちらにはコピーもあります」

将軍様と大統領
北朝鮮の将軍様がアメリカで極秘に首脳会談をおこなった
大統領「アメリカには、なんでもあるよ!地獄とのホットラインまであるくらいだ」
将軍「そんなの嘘だ!」
大統領「では電話してみよう」
 そこで大統領が地獄の状況を聞くと、地獄の人たちは食料もなく、飢えと寒さで耐え難い毎日だと報告があった。30分間話をして料金が表示された(500ドル)
それを見た将軍は早速お国に帰り、自国で地獄とのホットラインを開通させた!北朝鮮のの技術の高さに、自信を深め喜んで、地獄とのホットラインを30分間使用した。料金は3ドルだった。
将軍「どうしてこんなに安い料金なんだ?」
部下「将軍様、これはローカルコールです」

教師と生徒
教師「今日はモーセの話をしよう」
生徒「先生!彼ってとんだ失敗をやらかしたんですよね」
教師「何てことを言うのだ。モーセはヘブライ人をエジプトから脱出させ、パレスチナに定住させた偉大な人物だぞ」
生徒「パレスチナへ行かずに南下するべきでした。巨大な油田があったのに……」

ナショジオから3

カマキリ万歳!  ナショジオから3
前肢を振り、羽を広げて、鮮やかな目玉模様を見せるカマキリの仲間(学名Iris oratoria)。これは驚いたときのしぐさだ。2匹とも雌の成虫で、体長は8センチほど。キプロス首都のニコシアに近い牧草地で撮影した。写真=HASAN BAGLAR

崖からダイブする世界大会
29メートルの高さからダイブ! これはポルトガルで行われた、崖から飛び込む競技「クリフ・ダイビング」の2012年世界大会で、コロンビアのオルランド・デュケが見せた演技だ。彼は同大会で9回優勝しているが、この年は2位に終わった。写真=Dean Treml, AFP/Getty Images

アイスランドの高原
アイスランド南部に位置するランドマンナロイガルの高原。火山岩の一種である流紋岩が露出し、さまざまな色彩を見せる。ハイカーに人気のスポットだが、ここまでたどり着くのは大変だ。四輪駆動車で川を越え、悪路をひたすら走ってこなければならない。写真=Hans Strand

地球上でダークマターの初観測なるか?
カナダのオンタリオ州にある鉱山の地下2キロに設置された、ダークマター検出器「DEAP-3600」。球形に並んだ光センサーは液化アルゴンで満たされた中心部を向いている。アルゴンの原子にぶつかったダークマターが発する、かすかな閃光を観測する。PHOTOGRAPH BY ROBERT CLARK


 ナショジオから

2015年1月20日火曜日

わが身を正せ

わが身を正せ
韓国大統領が欧州の小国を訪れ、閣僚一人一人に挨拶をしていた。
韓国大統領は国防長官の前に来て首を傾けた「失礼ですが、どうしておたくのような小さな国にそんなポストがあるのですか?」
国防長官は答えた「何をおっしゃるんです。あなたの国にも裁判所があるじゃないですか」

お偉いヒトがいるもんだ
中国には二種類の人間がいる
世界は中国を中心に回っていると思っている輩と
中国だけが世界だと思っている輩

新規乗っ取り策
ついに中国とアメリカの戦争が勃発した。
開始一週間で、アメリカは圧倒的な戦力で中国人の兵士20万人を捕虜とした。
それから一週間後、さらに50万人の兵士を捕虜とした。
アメリカは中国に通告した「降伏せよ」
中国から返答があった
「降伏せよ。さもなくば来週中に少なくとも1億人の捕虜を送り込む」 

Cash Dispenser 国外専用
国連が財政難になったら「日本の首相を呼んで10分間演説させろ」
ギリシャが財政難になったら「日本の首相を呼んで国会で演説させろ」
中東が財政難になったら「日本の首相を呼んでスピーチさせろ」
グアム移転経費が必要なら「日本の首相を呼んで中国の脅威を力説せよ」 
アルゼンチンが財政難になったら「日本の首相を呼んでスピーチさせろ」
日本国民が不満を漏らしたら、首相に人生はカネよりココロだと国会演説させろ」
  (21日追記:心配が現実のものとなってしまった;[イスラム国]の標的に)
 

2015年1月18日日曜日

「シミズ・ドリーム」の仰天構想

海底レアアース供給“海中未来都市”プロジェクトは実現するか…清水建設「シミズ・ドリーム」の仰天構想
シミズ・ドリーム第3弾の深海未来都市構想「オーシャンスパイラル」のイメージ。海面付近に直径500メートルの球体に居住地区があり、海底にある工場を結ぶ螺旋状の通路を人や電気、海底資源が往来する
 地球温暖化や食糧不足など、人類が直面する難題を最新技術で解決する都市づくりのアイデアを大手ゼネコンの清水建設が世界に発信している。「シミズ・ドリーム」と銘打った未来都市構想だ。昨年11月に打ち出した第3弾の最新構想「オーシャンスパイラル」は、豊富な資源が眠る深海を都市基盤に取り込むという斬新なコンセプトで、国内の研究機関などで反響を呼んでいる。構想の開発には、バブル崩壊後の低成長時代に社内で語られなくなった「夢」を、再び取り戻そうという思いがあった。

環境、食料、エネルギー問題の「解答」
 「深海にはあらゆる問題を解決できる可能性があり、ビジネスチャンスがある」。平成24年秋から始まったオーシャンスパイラルのプロジェクトリーダー、竹内真幸氏はこう強調する。
 オーシャンスパイラルは、海面付近に浮ぶ直径500メートルの球体構造物にホテルやオフィス、居住地区を備える。球体と、3000~4000メートルの海底にあるレアアース(希土類)などの資源開発を行う工場を全長15キロのらせん状通路で結び、人や電気、資源を往来させる。いわば高さ4000メートルのビルを水中に建設するというものだ。

 構想では、海水の温度差発電や、深海の温度と栄養を生かした世界初の沖合養殖漁業、二酸化炭素(CO2)を海底メタン生成菌でメタンガスに転換する設備などの最新技術の活用を想定。環境、食料、エネルギーの各問題への課題解決の答えがちりばめられている。目標の建設コストは3兆円という。
 植物プランクトンが光合成できる限界とされる水深200メートルを超える深海。地上での建築にはノウハウのある清水建設だが、海の中は素人だ。
 構想づくりの最初の1年間、竹内氏らは独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)に協力を仰ぎ、有人潜水調査船「しんかい6500」の内部を視察したり、深海で長時間滞在した人に話を聴いたりして、どうしたら高い水圧に耐えられるか、など深海利用の課題について研究。そして将来の産業技術の進歩も踏まえ、「漫画ではなく、現実性の高い」(竹内氏)都市づくりの詳細を詰めていった。

バブル崩壊で一時中断
 平成の初めごろまで、清水建設は宇宙ホテルや2000メートル級の「ピラミッドシティ」など、夢のある建築コンセプトを披露してきた。
 だがバブル景気が弾け、公共工事の減少などで冬の時代に入ると、業績重視となった社内に夢を語れる雰囲気はなくなった。
 流れが変わったのは、19年に就任した宮本洋一社長を中心にテレビCMや研究所を公開するなどして、一般の人に会社を知ってもらおうという取り組みがきっかけ。その一環で地球規模の問題解決への貢献を目指し、再び夢に挑むことになった。

 第1弾は20年11月に発表した環境未来都市構想「グリーンフロート」。赤道直下の海上に直径3000メートルの巨大な浮体構造物(人工島)を造り、その上に高さ1000メートルの塔を建設。自然エネルギー利用の発電など、環境技術を駆使してCO2排出量をゼロにするのが目標だ。この構想には、温暖化による海水面上昇で水没が懸念されるキリバス共和国の大統領から、「魅力を感じている」と問い合わせを受けた。具体化へ22年5月には産官学連携の研究会が発足し、さまざまな切り口から技術的な課題の検討が進んでいる。
 いま構想づくりメンバー最年少で入社4年目の女性社員、西野安香さんは「近未来の女性にふさわしい視点を都市構想に盛り込みたい」と意気込む。シミズ・ドリームが、ヒット商品として世界の注目を集める日は意外に近いかもしれない。(鈴木正行)
                ◇

 シミズ・ドリーム 清水建設が平成20年からスタートした都市構想シリーズ。第1弾の環境未来都市構想「グリーンフロート」は、赤道直下の太平洋上に浮ぶ海上都市を提案。第2弾の月面太陽発電構想「ルナリング」は、月の赤道面に沿って設置した太陽電池で発電し、マイクロ波に変換して地球に送るアイデアだ。第3弾のオーシャンスパイラルを含めて産学連携や企業連携プロジェクトを創出し、技術革新に取り組む考えだ。2015.1.18 18:00 産経ニュース

ナショジオから2

谷底に落ちる稲妻 ナショジオから2
米国アリゾナ州北部のグランドキャニオン国立公園では、年間26000回ほど雷が発生する。その多くは峡谷の縁に落ちるが、この写真(25秒の露光で撮影)のように、雲から谷底に向かって落ちる稲妻もある。写真=SCOTT STULBERG

うずまく魚の大群
パプアニューギニア東部のミルン湾で、サンゴに覆われた波止場の杭を、魚の群れがぐるりと取り囲んだ。温暖なこの一帯は「コーラル・トライアングル」と呼ばれ、何千種もの魚を育む生物多様性の豊かな海域だ。写真=JULIAN COHEN

緑色に光るキノコ
満月の明かりの下で緑色の光を放つのは、クヌギタケ属のキノコ(学名 Mycenalucentipes)。ブラジルとプエルトリコの熱帯雨林に育つが、食べられるかどうかは不明。写真=TAYLOR F. LOCKWOOD

 ナショジオから

2003年に消息絶った火星探査機

2003年に消息絶った火星探査機、火星表面で発見 英宇宙庁
AFP=時事】英宇宙庁(UK Space Agency)は16日、同国で作られ10年以上前に消息を絶った無人火星探査機「ビーグル2Beagle 2)」が火星の表面で見つかったと発表した。

 米航空宇宙局(NASA)の火星探査機マーズ・リコネサンス・オービター(Mars Reconnaissance OrbiterMRO)が撮影した画像に、部分的に展開したパラシュートが付いたままのビーグル2が写っていた。
 進化論を提唱したチャールズ・ダーウィン(Charles Darwin)も乗った英海軍の測量船ビーグル号(HMS Beagle)にちなんで名付けられたビーグル2は、巨大な懐中時計のような形をしていて、中からソーラーパネルとロボットアーム、化学探査機器が出てくる仕組みになっており、火星着陸後に生命の痕跡を探索する予定だった。

欧州宇宙機関(European Space Agency)が2002年に提供した、火星に着陸した探査機「ビーグル2Beagle 2)」の想像図(2004824日配信)。(c)AFP=時事/AFPBB News© AFPBB News

 ビーグル22003年、欧州初の惑星探査ミッションとしてロシアのバイコヌール宇宙基地(Baikonur Cosmodrome)から打ち上げられた欧州宇宙機関(European Space Agency)の火星探査機マーズ・エクスプレス(Mars Express)に相乗りする形で火星に向けて出発した。
 しかし同年1226日、マーズ・エクスプレスから切り離された後行方がわからなくなり、科学者たちは火星の大気圏内で燃え尽きたのではないかと予測していた。


 英宇宙庁の声明によると、ビーグル2の誘導パラシュートは探査機に付いたままだったが、メインパラシュートは着陸予定地の火星表面のイシディス平原(Isidis Planitia)にあった。英宇宙庁は「残念ながらパラシュートが部分的な展開で終わったため、ビーグル2を再起動させてデータを回収することはできないだろう」としている。AFPBB News MSNニュース

ちょっと不可思議なこと

ちょっと不可思議なこと 日本の場合2
*毎日の満員電車での通勤
*サラリーマンや大学生が電車の中でマンガを読む
*ヌードグラビアが掲載されている週刊誌
*書店での立ち読みを不思議に思う文化もある

*本屋で書籍を買ったときのブックカバーのサービス
*買わない客にも親切
*買い物での暗算力:瞬時にお釣りを計算できる
*マスク文化?:マスクを着用する人が多い

*ウォシュレット:先端技術を実感した外国人も多いとか
*ティッシュペーパー配り:街頭でタダでもらえる
*お冷がタダ:ワインの方が安い国・場合もありますから
*おしぼりが無料:飲食店での無料のおしぼりに驚きます

*海草を食べる:昆布・ワカメ・海苔などを食べる国は少ないらしい(健康的なのに)
*生卵を食す習慣
*和食で器を持って食べる
*街中至るところに自販機が設置

2015年1月17日土曜日

白川郷

白川郷:雪の夜に浮かぶ合掌造り…世界遺産ライトアップ
ライトアップで幻想的に照らし出された合掌集落=岐阜県白川村で2015年1月17日午後5時23分、兵藤公治撮影
 岐阜県白川村にある世界文化遺産の合掌造り集落で17日、冬の風物詩「白川郷ライトアップ」が始まった。雪に覆われた国の重要文化財「和田家」などの合掌家屋36棟が闇に照らし出され、観光客を魅了した。


 午後5時半、117基のライトが点灯され、雪が舞う集落に合掌家屋が幻想的に浮かび上がった。冬場の観光対策として始まったライトアップは今年で29回目。【宮田正和】毎日新聞 20150117日 2034

不可思議?

欧米人には不可思議なことらしい 日本の場合1
以下、ネタ元はネットサーフ

*お辞儀:人に頭を下げるのは日本だけ?
*すぐ謝る:「すいません」というのは必ずしも謝っているわけではないですが・・
*抗議を嫌う:察する文化で?正面切って抗議をしない(外交では通じない)
*休暇の短さ:勤勉さゆえ長期休暇を取りづらい(効率の問題は? 年間の祝祭日数は多い)

*宗教に対する寛容さ:冠婚葬祭、宗教:無宗教は日本人の利点?
*カロウシ:世界共通語になるのは好ましくないな
*明細をチェックしない:性善説?平和ボケ?
*尊敬語、謙譲語、丁寧語、同じ言語なのに相手によって表現が変わる

*お金のやり取りを忌み嫌う割には冠婚葬祭で頻繁にお金が登場する
*タクシーの自動ドア(海外旅行では要注意)
*ミニスカートにハイヒール:心しよう、国によってはコールガールのファッション

*優先席で若者や学生のタヌキ寝入り:みんな疲れてる?席を譲る人も見かける

ナショジオから

雲の上の綱渡り
プロの綱渡り師カイオ・アフェトが、ブラジル・リオデジャネイロの二つの崖をつなぐロープを渡る。眼下では標高およそ850メートルのペドラ・ダ・ガービア山が霧に包まれ、まるで雲の上にいるようだ。写真=KEITH LADZINSKI

砂漠を越えて目指すのは・・・
夕暮れ時、アラブ首長国連邦の内陸にあるリワ地方で、地元の住民がラクダを連れて砂漠を歩く。目指すのは、隣国サウジアラビアにある牧草地だ。三日月形の大きな砂丘は高さが150メートルを超えることもあり、ゆっくりと移動し続ける。写真=KARIM SAHIB,AFP/GETTY IMAGES

食肉処理場に並ぶヘビ
インドネシア・ジャワ島北部ケルタスラの食肉処理場にずらりと並んだヘビの死体。副収入を得るために村人たちが捕まえたもので、食用にされるか、伝統的な薬として使われる。こうしたヘビ取引で動くお金は、世界中で10億ドル規模に達するという。写真=NURCHOLIS ANHARI LUBIS, GETTY IMAGES

自然が生み出した凸凹
ロシア・カムチャッカ半島の氷河にできた「洞窟」が、トーチの明かりで照らされる。厚さ6メートルを超える氷は、ムトノフスキー火山から湧き出た温泉によって解け、不思議な凸凹を見せている。写真=DENIS BUDKOV


以上ナショジオから

2015年1月16日金曜日

冥王星の観測開始

NASA探査機、冥王星の観測開始 7月に最接近
 【ワシントン=川合智之】米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「ニューホライズンズ」は15日、9年にわたる飛行を終え、冥王星の観測を始めた。探査機が冥王星に近づいて観測するのは初めて。7月に最接近する計画で、大気や地形などの様子のほか、最大の衛星「カロン」などについて詳しく調べる。
冥王星に近づく無人探査機「ニューホライズンズ」のイラスト(NASA提供)
 探査機は2006年の打ち上げから9年かけて、地球から48億キロメートル離れた太陽系の端にたどり着いた。これまで18回にわたって動作を停止する「冬眠」状態で飛行し、部品の劣化を防いできた。

 冥王星は直径2300キロメートルで、月の3分の2ほどの大きさ。高性能なハッブル宇宙望遠鏡でも観測は難しく、詳しい状態は分かっていなかった。探査機に積んだ赤外線や紫外線などを捉える7種類の観測機器で調査する計画で、ハッブル望遠鏡より鮮明な写真が撮れるのは5月になる見通し。
 冥王星は1930年に発見され、太陽系の9番目の惑星とされてきた。ただ冥王星より大きい小惑星などが発見され、国際天文学連合は06年、冥王星を惑星から準惑星に降格した。探査機は冥王星を発見した天文学者クライド・トンボー氏の遺灰を積んでいる。

 「太陽系の冷たい未踏の地を接近して観察する人類初の試みになる」とNASAのジム・グリーン惑星科学部長は話す。2015/1/16 11:30 日経