2013年9月24日火曜日

1秒で英語に


日本語吹き込むと1秒で英語に 自動同時通訳の技術開発
 【小堀龍之】日本語をコンピューターに吹き込むと、ほぼ時間差なく英語に翻訳してくれる「自動同時通訳」の技術を、奈良先端科学技術大学院大の中村哲教授(情報科学)らが開発した。東京五輪がある20年までの実用化を目指す。25日から愛知県豊橋市で始まる日本音響学会で発表する。
 日本語は述語が最後の方に来るため、文末まで聞かないと意味がわからない。同時通訳者は、意味をある程度予測しながら会話の途中で文を区切って訳し始めるが、既存の翻訳ソフトでは文末を待つ必要があり、話が長いほど時間差が大きくなる問題があった。

 中村教授らは、日英対訳の文章50万対と単語240万対の情報をコンピューターにあらかじめ入力し、単語の並び順のパターンを分析。ある単語が来た時 に、そこで区切って翻訳できるかどうかを見極める方法を考案し、翻訳の精度を落とさず、遅れを従来の5秒から1~2秒まで縮めることに成功した。実際に講 演を翻訳させると、速さと正確さは経験1年ほどの同時通訳者と同程度だった。
 研究は2年前に開始。英語から日本語への同時通訳技術も研究中。日本語や英語を正しく聞き取る音声認識の精度を高め、より早く正確に訳せるようさらに改良に取り組んでいる。中村教授は「長いスピーチやニュースなどもこの技術で同時通訳できるようにしたい」と話している。 2013年09月24日09時24分 朝日

2013年9月20日金曜日

やはり火星にメタンなし


やはり火星にメタンなし 微生物生息は望み薄 NASA探査車
 米航空宇宙局(NASA)は19日、無人探査車「キュリオシティー」で6回にわたって火星の大気成分を分析した結果、生命活動の証拠となるメタンは検出できなかったと発表した。
 昨年11月に発表した初期分析を裏付ける結果。NASAは「地球にいるようなメタンを放出する微生物が、現在の火星に生息している可能性は低い」としている。
  NASAは昨年8月に火星に着陸したキュリオシティーで大気を直接分析してこれを否定した。一方で、岩石の分析からは太古の火星が温暖で水にあふれた環境 だったことが確認されており、NASAはかつて微生物が生息していた可能性は残されているとして今後も探査を続ける。(共同)2013.9.20 10:31 産経ニュース

中秋の空に「幻月」


中秋の空に「幻月」 北海道、満月の左右に
北海道陸別町で観察された、満月(中央)の左右に光が浮かんで見える「幻月」=19日(銀河の森天文台提供)

 中秋の名月となる19日、満月からやや離れた空に幻の月のような光がみえる珍しい「幻月」という現象が北海道陸別町で観察された。
 幻月は、上空にある冷たい大気中の氷の結晶が月明かりで光る現象。
 撮影した同町の「銀河の森天文台」の筧伸浩主任によると、午後6時25分ごろ、満月の左右に明るい小さな二つの光がふわっと浮かび、約30分で消えたという。
 同天文台では、名月を観賞するために約80人が集まり双眼鏡などで空を見ていたが、突然浮かんだ光を珍しがる声が上がった。名月と並んだ格好のタイミングに喜んでいたという。
(共同)2013年9月20日 00時10分 東京新聞

2013年9月16日月曜日

2億年前、直径8キロの巨大隕石


2億年前、直径8キロの巨大隕石 岐阜、大分の地層に成分
隕石の痕跡が見つかった岐阜県坂祝町の地層(研究チーム提供)

 約2億1500万年前に最大で直径7・8キロの巨大隕石が地球に衝突したとの研究結果を、九州大と熊本大などのチームが16日付の英科学誌に発表 した。岐阜県と大分県の地層で隕石の成分を見つけ、地球の広い範囲に降り積もったとみて大きさを推定した。生物の大量絶滅につながった可能性があるとい う。
 約6500万年前に直径10キロ程度の隕石が地球に衝突、恐竜絶滅の原因とみられており、今回はそれに次ぐ規模。カナダ・ケベック州に2億1500万年前ごろできた直径90キロのクレーターがあり、このクレーター形成の原因になったとチームは推定している。(共同)2013年9月16日 18時18分 東京新聞

信念のひと


信念のひと

日本にも「命のビザ」で7000名の命を救った杉原千畝がいた。ユダヤ系の米国人が日本に親しみを持ってくれているのはスギハラの影響が大きいとされる。



このたび、「日系人を救った政治家ラルフ・カー」(アダム・シュレイガー著)で、信念の政治家ラルフ・カー(Ralph Carr)コロラド州知事を知った。


「合衆国民を差別することは憲法に反する」という確固とした信念から、第二次大戦中、各州が嫌がった日系人(市民権を持つものは自由に、持たぬ者は詳細聴取)を引き受け、収容にも反対した。政治的には多大のツケを支払わねばならなかったが、自分の信念を貫いた偉人の存在があった。


 日系人との特別な繋がりがあったわけではない、贔屓にしたわけではない。殊のほかリンカーンを敬愛する彼の人間性の現われだった。YouTubeからもいくつか辿れる。 http://www.youtube.com/watch?v=SyTss6f7ffI

敬老の日スペシャル第二段


シルバー川柳2 敬老の日スペシャル第二段
振り返り犬が気遣う散歩道 森内奈穂子(北海道/44/アルバイト)
歩こう会アルコール会と聞き違え 本田満(大阪府/66/無職)
少ないが満額払う散髪代 林善隣(東京都/66/自営業)
厚化粧笑う亭主は薄毛症 北川康宏(大阪府/58/音楽家)

聴力の検査で測れぬ地獄耳 大沢紀恵(新潟県/71/主婦)
万歩計半分以上探しもの 工藤光司(大阪府/68/無職)
ボランティア するもされるも 高齢者 合田杉朗(神奈川県/49/会社員)
飲み代が酒から薬にかわる年 岡武祐史(滋賀県/72/会社役員)

「アーンして」むかしラブラブいま介護 山口松雄(愛知県/63/無職)
持病には医者顔負けの知識あり 玉井一郎(香川県/77/教員)
日本語に通訳の要る三世代 久光サダ子(福岡県/78/農業)
辞世の句なかなか出来ぬと長生きし 北川賢二(大阪府/54/自営業)

(全国有料老人ホームセンター協会)

65歳以上、総人口の25%


65歳以上、総人口の25% 80歳以上は930万人
 総務省が「敬老の日」に合わせて行った人口推計で、65歳以上の高齢者人口が15日時点で3186万人となり、総人口に占める割合が初めて25%に達したことがわかった。4人に1人が高齢者となる計算だ。
 同省によると、第1次ベビーブームに当たる1948年生まれの人が65歳になったのが要因という。
 男女別にみると男性が1369万人、女性が1818万人。年齢別では70歳以上が2317万人、75歳以上が1560万人、80歳以上が930万人だった。国立社会保障・人口問題研究所の推計では、高齢者の割合は35年に33・4%となり、総人口の3人に1人が高齢者になる見込みだ。 (2013年9月16日7時9分 朝日)

シルバー川柳


シルバー川柳

症状を言えば言う程薬増え 須藤貞子(奈良県/85/無職)

「先寝るぞ」「安らかにね」と返す妻 朝倉道子(埼玉県/71/主婦)

延命は不要と書いて医者通い 賣市髙光(70/宮城県/無職)

三時間待って病名「加齢です」 大原志津子(65/新潟県/無職)

メイドカフェ?冥土もカフェがあるんかえ? 竹村友子(三重県/36/パート)



お迎へと言うなよケアの送迎車 安永富男(福岡県/84/無職)

骨が減り知人も減るが口減らず 上川康介(広島県/53/公務員)

欲しい物今じゃ優しさだけになり 宮沢淑子(大分県/74/主婦)

本性が出ると言うからボケられぬ 阿部浩(神奈川県/53/会社員)

耳遠くオレオレ詐欺も困り果て 岩間康之(兵庫県/60/公務員)



検査あと妻のやさしさ気にかかり 細野理(岐阜県/63/自営業)

目覚ましのベルはまだかと起きて待つ 山田宏昌(71/神奈川県/経営コンサルタント)

味のない煮ものも嫁のおもいやり 海老原順子(57/茨城県/主婦)

ガガよりもハデだぞウチのレディーババ 葵春樹(31/千葉県/無職)

女子会と言って出掛けるデイケアー 中原政人(74/千葉県/無職)

忘れ物口で唱えて取りに行き 角佐智恵(77/福岡県/無職)


(全国有料老人ホームセンター協会)

2013年9月15日日曜日

高性能・低コストを実現


最新・既存技術を併用、高性能・低コストを実現
 イプシロンの最大の特徴は、人工知能による点検の自動化やパソコン2台で可能な管制など、前例のない大胆な試みで、省力化を徹底したことだ。
 打ち上げの作業期間と費用を大幅に削減できる。
 こうした革新的技術を導入する一方で、既存のロケット技術を活用し、開発費を抑えた。最も大きな推力が要る第1段エンジンに使ったのは、H2Aの固体補助ロケット。第2、第3段には、先代にあたるM5の第3、4段エンジンを改良して使った。
 安価と高性能を両立させたイプシロンの技術は、政府が来年度から開発に着手する次世代ロケットにも応用が期待される。(2013年9月15日10時45分  読売新聞)

2013年9月13日金曜日

米探査機ボイジャーついに太陽系外へ


米探査機ボイジャーついに太陽系外へ 打ち上げから36年、人工物で初
太陽系外に広がる星間空間を飛行する米探査機「ボイジャー1号」の想像図(NASA提供・共同)

 米航空宇宙局(NASA)は36年前に打ち上げられた米探査機「ボイジャー1号」が太陽系の端の領域を越え、人工物体として初めて太陽系外に広がる星間空間に旅立ったことが確認されたと、米科学誌サイエンス電子版に発表した。
ボイジャーに搭載された世界のあいさつなどを記録した銅製のレコード。金張りでゴールデンレコードと呼ばれる(NASA提供)

 太陽系の最も端に達したことは分かっていたが、データ分析の結果、出ていたことが判明した。NASAの研究者は「星間空間に人類が踏み出した歴史的な出来事だ」としている。
  NASAのチームは、ボイジャー1号が今年春に観測したデータを使い、太陽から送り出される「太陽風」と呼ばれる粒子の流れと太陽系外から飛来する宇宙線 の変化を分析。太陽風が衰える一方で、宇宙線に由来する電子の密度が高くなっていることから、星間空間にあると結論付けた。太陽系を出た時期は昨年8月 25日ごろとみられる。
 ボイジャー1号は1977年に打ち上げられ木星や土星に接近、写真を撮影。現在は太陽から約190億キロ離れたところを時速約6万キロで飛行中。(共同)2013.9.13 09:11 産経ニュース

2013年9月8日日曜日

東京五輪決定


東京五輪決定、決選投票でイスタンブール破る

2020年夏季五輪・パラリンピックの開催都市が東京に決まり、喜ぶ人たち(8日午前5時20分、東京都世田谷区の駒沢体育館で)=青山謙太郎撮影
 2020年夏季五輪・パラリンピックの開催都市を選ぶ国際オリンピック委員会(IOC)総会が7日(日本時間8日)、アルゼンチン・ブエノスアイレスで開かれ、IOC委員による投票の結果、東京に決まった。
 20年夏季五輪の招致レースは、東京とイスタンブール(トルコ)、マドリード(スペイン)の3都市が横一線のまま最終選考に突入。最後は「安全、 安心」「確実な運営」を訴えた東京が、イスタンブールとの決選投票を制し、16年招致に続く挑戦で、1964年以来、56年ぶりとなる夏季五輪の開催を勝 ち取った。
 日本で五輪が開催されるのは、72年札幌、98年長野の冬季五輪と合わせて、4回目。
 東京はこれまで、選手村から半径8キロ以内に競技会場の85%を配置するコンパクトな開催計画のほか、1日2500万人を時間通りに輸送できる鉄 道網や、4000億円の開催基金の積み立てなど、高い開催能力をアピール。懸案だった国内支持率も70%まで向上させ、「イスラム圏初の五輪」を目指した イスタンブールなどを退けた。(2013年9月8日05時21分  読売新聞)

2013年9月6日金曜日

性別決定に新たな遺伝子


性別決定に新たな遺伝子…京大、理化学研が確認
哺乳類の性別は「X」と「Y」という二つの性染色体の組み合わせによって決まるが、これら以外の染色体にも、性別の決定に欠かせない遺伝子があることを確認したと、京都大や理化学研究所などの研究チームが発表した。6日の米科学誌サイエンスに論文が掲載された。

 動物の性別が決まる仕組みは多種多様で、魚類では成長に伴って性転換する種類もある。これに対し、哺乳類の性別は厳密であり、受精の段階で細胞核にXとYの染色体が1本ずつあれば雄に、X染色体2本だと雌になる。

 ところが立花誠・京大准教授らは、発生過程のマウスの実験で、XでもYでもない第6染色体にある遺伝子「Jmjd1a」を働かないようにすると、Y染色体を持っていても約6割が雌になり、子どもも産むことを確認した。この遺伝子は人でもX、Y以外の第2染色体にある。
 性別を決める遺伝子としては、Y染色体にある「SRY」が知られており、雄の生殖器官を形成するよう指令を出す。
 今回の研究では、Jmjd1aが、SRYに活動を始めるように促しており、雄になるのに欠かせない遺伝子であることがわかったとしている。(2013年9月6日18時36分  読売新聞)

太陽系最大の超巨大火山か、日本東方沖に発見


太陽系最大の超巨大火山か、日本東方沖に発見


(CNN) 米大学の研究者らは6日までに、太陽系最大級とみられる火山を日本東方沖に発見したと発表した。

研究チームを率いる米ヒューストン大学のウィリアム・セーガー教授によると、「タム山塊」と呼ばれる火山は日本の東約1600キロの太平洋海底に位置する。

面積は約31万平方キロで、米ニューメキシコ州とほぼ同じ大きさだという。活発な活動を繰り返す火山のうち最大級のハワイ州のマウナロア山(約5180平方キロ)と比較してもその大きさが際立つ。

セーガー氏は「他の海底火山と比べて形状が異なる。巨大火山がどのように形成されるのかを解き明かす鍵になるかもしれない」と語った。
タム山塊は約1億4500万年前に形成され、それから数百万年以内に活動が不活発になったとみられている。2013.09.06 Fri posted at 16:45 JST CNN

福島第一原発 米専門家が語る現状と対策


福島第一原発 米専門家が語る現状と対策

(CNN) 東京電力福島第一原子力発電所の事故発生から約2年半。汚染水漏れの発覚など深刻な状況が続き、東電の対応に「場当たり的」との批判が集まるなか、日本政府はこのほど対策に国費を投入する方針を明らかにした。福島第一原発で何が起き、対策の見通しはどうなっているのか。米国で原発の操業に関わった経験を持つ専門家、マイケル・フリードランダー氏が見解を語った。

2011年の東日本大震災後の津波で外部電源を喪失し、3基の原子炉で炉心溶融が起きた福島第一原発。1986年の旧ソ連・チェルノブイリ原発事故以来、最大規模の原発事故となった。

原子炉の冷却に使われる水や、原子炉建屋に流れ込む地下水など大量の汚染水は、敷地内に設けられた約1000基のタンクに貯蔵され、毎日約400トンずつ増加している。



東電は先月、このうちの1基から約300トンの汚染水が漏れ出したと発表。原子力規制委員会はトラブルの深刻さを示すINES(国際原子力事故評価尺度)をレベル3(重大な異常事象)に引き上げた。その後さらに、別のタンクや配管からも高い放射線量が検出されている。

水漏れが見つかったのは、汚染水の増加に対応するため短期間で増設されたタンクのひとつだった。同じ型のタンクは350基あり、同じように劣化が懸念される。



「急ごしらえのタンクが何年かたってだめになるという流れは、東電の場当たり的な対応を象徴している」とフリードランダー氏は語る。同氏は「当時の状況を考えればほかに選択肢はなかった。その点で東電を責めようとは思わない」と話す一方、「毎日400トンの水をあてもなくくみ上げ続けるわけにはいかない。東電の対応には持続性がない」と指摘する。

タンクからの水漏れとは別に、東電は7月、建屋に流れ込んで汚染された地下水が海へ流出していることを認めた。東電は流出を防ぐため地中に遮水壁を設置したが、それでは食い止められないことが分かった。

漏れている汚染水の放射線量について、フリードランダー氏は「周辺地域や東京に危険が及ぶレベルかといえば、正直言って答えはノーだ。一方で再び地震が起きてタンクのひとつが破裂でもした場合、大変な事態になることは確かだ」と話す。

さらに現場では作業員の被ばくリスクも懸念される。汚染水はいずれ海へ放出するしかないとの見方を示す専門家もいる。「その場合、汚染水は短期間のうちに検出できないほどまで拡散するだろう。ただし、放出前に現在の技術で可能な限り浄化するのが良心的なやり方だ」と、フリードランダー氏は話す。同氏によると、トリチウムを除くほとんどの放射性物質は、一般的な浄化技術で検知できないレベルまで減らすことができる。

原子炉建屋へ新たに流れ込む地下水を止めるため、東電が検討を進めてきたのが「凍土遮水壁」という工法だ。建屋周辺の地中にパイプを埋め、その中で冷却液を循環させる。トンネル工事などに使われる技術だが、これほど大規模な工事の前例はない。

フリードランダー氏は、同工法が工事期間中など一時的な対策向けで、長期的解決にはならないとの見方を示す。唯一の現実的な対策は汚染水を放出できるレベルまで浄化することだと、同氏は主張する。
現場の事故処理作業にはこの後40年もかかるといわれる。その期間中、外部から地下水が流れ込まないようにすることは、住宅の地下室の浸水防止と同じ技術で可能なはずだと同氏は話している。2013.09.06 Fri posted at 17:59 JST CNN

老化遅らせる遺伝子の仕組み解明


老化遅らせる遺伝子の仕組み解明 米でマウス実験
 【瀬川茂子】老化を遅らせると注目されている「サーチュイン」と呼ばれる遺伝子が働く仕組みを米ワシントン大の今井真一郎准教授らのグループが明らかにした。脳の一部でこの遺伝子が働き、老化現象を左右していることをマウスの実験で確かめた。哺乳類の老化や寿命の仕組みの解明につながる成果で、米専門誌に発表した。
 サーチュイン遺伝子は老化を遅らせ寿命を延ばす働きがあるとされ、働きを強めるサプリメントが開発されるなど注目されている。ただ、その仕組みは不明で、効果を否定する論文も出て議論になっていた。

 グループは、脳の視床下部とよばれる部分でだけサーチュインの働きを強めたマウスを遺伝子操作で作った。このマウスは人の70歳にあたる18カ月になっても、行動量の減少、体温や酸素消費量の低下、筋肉組織の乱れなど老化に伴う現象がみられなかった。
 平均寿命も普通のマウスに比べ、メスで131日(16%)、オスで77日(9%)延びた。視床下部で遺伝子が働くと特定の神経を通じて筋肉に信号が届き、筋肉が若く保たれることで老化が妨げられるという。今井さんは「長い論争に決着をつけることができたと思う」と話している。2013年9月6日15時5分 朝日

コメディアン


コメディアン

コメディアン、グー・チョキ・パーのところに客が招かれた。
客は夕食を楽しみ、パー宅から帰る時間になり、挨拶をしようとこういった。
「君の奥さんにさよならを言いたいんだが」
するとグーはこう答えた。
「わしもだよ」



凡人と偉人

第一次大戦のさなか、ロンドンの往来で中年の夫人が若い男に向かって言った。
「あなたと同じ年の若者は文明を守るために戦っているのに、あなたは軍隊にも入らずに恥ずかしくないんですか!」
「奥様」と、その青年、バートランド・ラッセルは言った。
「私こそが、皆が守ろうとしている文明なのです」


  *下記の貴重なご指摘を頂きました。誠にありがとうございます。参考までに http://russell-j.com/index.htm を紹介します。



負け惜しみ

日本人技師が中国の工場視察のため訪中した。
工場は郊外にあり、そこまで現地の中国人技師が運転した。
車の性能が悪い上にでこぼこ道で、生まれつき舗装道路しか走った事のない日本人技師は、すっかり面食らって聞いた。
「この車は、いつもこんなに揺れるのかい?」
中国人技師は、言った。
「冗談じゃない!走ってる時だけですよ」



浅知恵
白人がアメリカ大陸を発見したとき、その土地はインディアンが支配していた。
そこは税金が無く、負債も無く、バッファローやビーバーが沢山いて、医療は無料、女は相応の仕事をし、男はいつも狩りや魚釣りをしていた。
「親切」なことに、このような社会システムを改善できると白人は過信していた。

2013年9月5日木曜日

竜巻生み出した積乱雲をCGに


竜巻生み出した積乱雲をCGに…防災科研
高性能レーダーで観測した竜巻発生中(午後2時10分)の積乱雲の解析画像。色の違いは降水量を表し、白、青、紫の順に雨粒の量が多い(防災科学技術研究所提供)

 防災科学技術研究所(茨城県つくば市)は4日、2日に埼玉県内で竜巻を生み出した積乱雲の観測結果を発表した。
 高性能レーダーによる観測データを基に描いた3次元コンピューターグラフィックスの画像では、午後1時40分、強い雨をもたらす部分が高さ10キロ・メートルを超えた。竜巻が発生中の午後2時10分の時点では、積乱雲の高さは約15キロに達した。
 積乱雲の高さが、わずか30分のうちに約1・5倍に発達した様子がわかる。竜巻発生メカニズム解明に役立つという。
 
 この積乱雲を観測したのは、神奈川県海老名市と千葉県木更津市にある「XバンドMPレーダー」。電波を発し、はね返って戻ってくる電波を受信することで雨粒の量などがわかる装置で、同研究所は2台で竜巻発生地域を重点的に観測した。(2013年9月4日20時41分  読売新聞)

空気中の水分を飲み水に


空気中の水分を飲み水に変えるシステム 1平方mから1日数リットル
 空気中の水分を飲み水に変える高効率なシステムが開発された。雨はほとんどないが海からの濃霧が発生するチリの地方で大型施設をつくれば、そこに住む人々の需要を満たせると計算されている。
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 マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームが、チリの研究者の協力を得て、空気中の水分を集めて飲み水に変えるシステムを開発した。このシステムは、従来の同様のシステムと比べて最大で5倍効率がいい。
 空気中の水分を集めて水に変える技術は、新しいものではない。17カ国以上ですでに、飲み水を空気から作り出すのに利用されている。こうしたシステム は、通常、テニス用の大型ネットに少し似た網(ポリオレフィン製の不織布でできた網)を使用する。世界で最も乾燥した地域で空気中の水分を集めて生き延び ている特殊な植物や昆虫からヒントを得た技術だ。

 しかし、既存のシステムでは、網目が大きすぎて、薄い霧に含まれる水分の約2%しか集められない。MITの研究チームは、網目の細かい網なら、同様 の霧から10%以上の水分を引き出すことができること、さらに、複数のネットを重ねればもっと多くの水分を集められることを示した。さらに、水滴を落ちや すくするコーティング剤も工夫された。試験用の網のなかで最もよい結果を出したのは、太さが髪の毛の約4倍のステンレス製繊維で作られたものだった。

  さまざまな素材でできた試験用の網は、サンティアゴにあるチリ・カトリック大学のチリ人研究者の協力を得て設置された。設置場所に選ばれたのは、サンティ アゴの北側に広がる半乾燥地帯の丘の上だった。この場所は、雨はほとんど降らないが、太平洋から内陸に流れ込む濃霧「カマンチャカ」が発生する。

 アタカマ砂漠にある海岸沿いの山で現在使用されている網状システムは、だいたい、1平方メートルにつき1日数Lの飲み水を作り出す。研究チームの計算では、理論的には、風の強い日なら、濃霧から1日最大12Lの飲み水を作り出せるという。
 研究チームは、数百平方メートルの網を使用する大型システムは、非常に安上がりに設置でき、運用費用はほとんどかからず、時々ブラシをかけて昆虫や汚れを取り除く必要はあるもののエネルギーは不要だと考えている。

 研究チームの計算によれば、カマンチャカに含まれる水分の4%を集めるだけで、チリの最北4地域で必要な水を供給できる。これら4地域は、アタカマ砂漠と同じ広さを占めている。
 ※雨はほとんど降らないが、海からの霧が流れ込むアフリカのナミブ砂漠に生きる甲虫をヒントにして、これまでにもさまざまな「大気から吸水する装置(日本語版記事)」が開発されている(日本語版記事)。2013.9.5 07:00 産経ニュース